原子力政策の破綻、プルサーマル計画見直しへ

現在の原子力政策は破綻している。
6月2日国の原子力委員会で、近藤駿介委員長は、電気事業連合会(電事連)が今年3月に示したプルトニウム利用計画について「公知の事実とのズレを修正し、納得感のあるものにすみやかに改訂するべき」と計画内容の修正を求めたのを受けて、電事連は、プルサーマル計画も含め電力各社に計画見直しを要請した。

これは、原子力委員会、電事連も破綻した核燃料サイクル計画にしがみついているものの、六ケ所再処理工場が溶融炉の欠陥によりガラス固化体の製造不能で完全に行き詰まり、工場の竣工延期が続いている現状を無視することができなくなった結果だ。

電事連のプルトニウム利用計画は、09年度に六ケ所再処理工場で分離するプルトニウムを、原則としてMOX燃料に加工して12年度以降に電力各社の所有する原子力発電所でプルサーマル利用するとしていたが、完全にこの計画は吹っ飛んでしまった。
他方、海外製造のMOX燃料を利用し10年度までに国内16〜18基でプルサーマルを実施する計画も、現状では実現できるものではない。

電事連のプルトニウム利用計画で、東京電力は3~4基。
福島第一原発3号機でのプルサーマル計画をめぐっては、今年1月、原発立地町の県原子力発電所所在町協議会が計画を容認、2月に県と県議会に受け入れ議論の再開を要望。
6月2日、県議会最大会派の自民が6月議会に向けた知事申し入れの中で、議論再開を佐藤雄平知事に対して求めたものの、福島県は耐震安全性の確立などが先決とし「県民の安全・安心を大前提に慎重に対応したい」との姿勢を崩していない。
翻って、1999年搬入のMOX燃料は、製造後10年も貯蔵しているため核崩壊が進み健全性が問題となっており、市民は、老朽炉・福島第一原発3号機でのプルサーマル計画は中止、製造後10年貯蔵のMOX燃料の破棄を求めている。


_______以下は、転載。

【これは見逃せない! 至急パブリックコメントに応募を】
◆何と意見募集期間はたったの3週間、5月19〜6月8日(月)17時

★原子力政策大綱の中核である「エネルギー利用」に関する意見募集中★
★現在の原子力政策の破綻について、ドド〜〜〜ッと指摘するチャンス!!★

   〜〜〜〜〜政策転換を訴えましょう!〜〜〜〜〜

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=095090590&OBJ
CD=&GROUP=

◆対象は政策大綱全体ではなく、第3章のエネルギー利用に関する部分です。
しかし次の目次に見るとおり、再処理、もんじゅなど核燃サイクルそしてプルサーマル、中間貯蔵が含まれます。(核廃棄物は対象外)

パブコメは、原子力委員会内の報告書案に対して求めていますがこの報告書案は、政策評価を行っている部会のまとめたものです。
政策評価部会は、2006年4月に設置されました。
2005年10月策定の原子力政策大綱に対して実施状況を評価するためです。

○以下が報告書案のメインである現状報告部分の目次です。

第3章 エネルギー利用に関する取組の進捗状況と評価........................... 4
3.1 原子力発電........................................................................... 4
3.2 核燃料サイクル....................................................................16
3.2.1 天然ウランの確保...........................................................16
3.2.2 ウラン濃縮....................................................................17
3.2.3 使用済燃料の取扱い(核燃料サイクルの基本的考え方)........ 19
3.2.4 軽水炉によるMOX燃料利用(プルサーマル).................... 21
3.2.5 中間貯蔵及びその後の処理の方策...................................... 23
3.2.6 不確実性への対応...........................................................24

◆何と意見募集期間はたったの3週間、5月19〜6月8日(月)17時
任意のパブリックコメントとはいえ、短かすぎます。
原子力関係者だけが、翼賛意見を提出できるようにしたとしか考えられません。
所管が原子力委員会で、保安院や安全委では広報していません。
これまでどこからも情報が入った記憶はありません。

◎まずは、期間延長をという大合唱を、意見として出してはいかがでしょう?
ハガキでもFAXでも、PCのない知人にもお願いして。(郵便は8日消印まで有効)

◆提出先等は以下の通り。募集要項は上記URLをご覧ください。
(1)郵送の場合 → 8日消印まで
○住所:〒100−8970 東京都千代田区霞が関3−1−1
○内閣府 原子力政策担当室 政策評価部会意見募集担当 あて
(2)FAXの場合  → 8日17時まで
○FAX番号:03−3581−9828
○内閣府 原子力政策担当室 政策評価部会意見募集担当 あて
(3)ホームページ入力の場合  → 8日17時まで
○ホームページアドレス:https://form.cao.go.jp/aec/opinion-0003.html
※ホームページのフォームに従い、入力ください。

◆報告書案の該当頁については、上記目次を参考に(なくてもOK)
たとえば、<p12 プルサーマルについて> とか 12頁 だけでもOK

時間がありません。大至急周りにお知らせして、たくさん送りましょう!
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by kazu1206k | 2009-06-06 09:38 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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