放射性物質トリチウム放出問題で東京電力に申入れ

今日11月18日、双葉郡大熊町の東京電力福島第一原発のサービスホールで、脱原発福島ネットワークが、10月28日に東京電力が公表した、福島第二原発1号機での放射性物質トリチウム放出問題について、東京電力に対する抗議と再発防止の申し入れを行った。

東京電力の発表によると、原因は、配管の誤接続とされ、同原発の1号機5カ所、2号機3カ所、4号機2カ所、廃棄物処理建屋6カ所で合計16カ所。いずれも原発施設建設当時に接続を誤ったものとされている。
本件は、運転・保守管理上、重要な事象にあたる「公表区分II」の事象であり、福島第二原発1号機の建設時の誤接続が1982年の運転開始時以来27年間も放置されてきた。極めて、ずさんな管理体制には驚くばかり。海水に放射性物質トリチウムを垂れ流し続けてきたことは、住民無視も甚だしく、由々しき事態であり、見過ごせないと、この抗議と再発防止の申し入れとなった。

●以下は、 脱原発福島ネットワークの申し入れ書。

2009年11月18日
東京電力株式会社  社長  清水 正孝  殿 

放射性物質トリチウム放出に抗議し安全確保を求める申し入れ書
 
 10月28日、貴社は福島第二原発1号機で「配管の誤接続によりトリチウムを含む水を放水口より海に放出した」と、放射性物質トリチウムを海に放出していたことを公表しました。
 発表によると、配管の誤接続は、同原発の1号機5カ所、2号機3カ所、4号機2カ所、廃棄物処理建屋6カ所で合計16カ所を確認。放出は今年4月、2004年10月、2001年8月の3回で計3,440リットルといい、本来は廃液処理系統につなぐべき「再生水補給水系」などの排水管を、放射性物質を含まない水をためるタンクにつないだというもので、いずれも原発施設建設当時に接続を誤ったといいます。
 福島第2原発で発覚したため、柏崎刈羽原発も調べた結果、11月5日に、柏崎刈羽原発1号機でも1985年の運転開始時以来24年間、海に放出していたと公表しました。
 福島第二原発1号機の誤接続箇所は、いずれも通常運転時には使わず、定期検査で関係配管を修理した場合にのみ使う系統だったという説明ですが、なぜ今までわからなかったのか不明です。驚くべき、ずさんな管理体制です。
 運転・保守管理上、重要な事象にあたる「公表区分II」の事象のため、貴社は、経済産業省原子力安全・保安院と県に報告しました。これを受けて、同保安院は、同じ原因でトリチウム垂れ流しが続発したことを重視し、貴社に全原発を調査するよう文書で指示。貴社は、この指示により、11月30日までに全原発で調査を行い、12月中旬を目途に、経済産業省原子力安全・保安院に報告書を提出するとしています。
 しかし、福島第二原発1号機の建設時の誤接続が1982年の運転開始時以来27年間も放置されてきた、ずさんな管理体制には驚きます。海水に放射性物質のトリチウムを垂れ流し続けてきたことは、住民無視も甚だしく、由々しき事態であり、抗議するものです。貴社は、まず地元住民と県民に対して明確な説明と謝罪を行うべきです。その上で、徹底した調査とこのずさんな管理体制の改善、再発防止対策を講じなければ、住民と県民の信頼をうることはできません。
この際、県民の安全・安心の確保のため、私たちは、貴社に対し、下記の通り申し入れます。貴社の速やかな回答を求めます。


1、海水に放射性物質トリチウムを垂れ流し続けてきたことについて、住民県民に謝罪すること。
2、徹底した調査を行い、ずさんな管理体制を改善すること。
3、安全を確保し、再発防止対策を住民県民に説明すること。
以上

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by kazu1206k | 2009-11-18 18:07 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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