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クラゲ被害対策、福島県といわき市など各自治体

2000年頃から日本海側で問題になってきた大型のエチゼンクラゲによる漁業被害。今年は、2004年に続き、津軽海峡を超えて太平洋を南下、9月末にはいわき沖にもエチゼンクラゲ集団の来遊が確認された。

被害の内容は、漁網の破損、漁網にかかったクラゲの除去による漁獲効率と漁獲量自体の低下、出漁不能、などだ。漁網の修繕費の負担も大きく、これらによって、漁業経営を圧迫しはじめている。いわき市議会の11月定例会でも取り上げられ、事態の深刻さに行政としての対応が求められていた。

このため、今回、福島県が「クラゲ被害対策事業」を立ち上げることとなり、いわき市も漁業振興の一環として、この事業に取り組むことになった。

●クラゲ被害対策事業の概要
⑴ 助成対象:被害を受けた漁業者の漁具資材の共同購入に対する助成
⑵ 対象漁業種類:底引き網、船引き網、さし網
⑶ 助成限度:修繕、補充に必要な漁具資材として、上限を設定。
 ・底引き網 50千円/隻 大型ゴミ用仕切り網資材
 ・船引き網 30千円/隻 魚捕り部資材
 ・さし網  50千円/隻 補充用網地資材
⑷ 補助の仕組み:
 ・事業主体:漁協
 ・補助率:県1/3、市町1/3


*いわき市の事務担当は、農林水産部水産振興室 電話0246−22−7487


by kazu1206k | 2009-12-11 17:09 | 農水商工業 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k