いわき市立美術館、観覧料の値上げ案

いわき市立美術館は、現代美術コレクションを柱とした国内初の公立美術館として、今年、開館25周年を迎えた。12月定例会には、いわき市立美術館の観覧料の値上げ案も提出されている。
「いわき市立美術館条例の改正」案だ。
これは、来年4月より、常設展観覧料の一般個人150円を210円に、企画展観覧料の一般個人を上限1,050円から上限1,500円に値上げするもの。
いわき市の「第5次市行財政改革行動計画」の「全庁的な使用料・手数料の見直し」により、「受益者負担の原則」を基本に提案された。

教育委員会の説明によると、美術館運営に当たって、サービス水準を維持しながら、経費の節減に努めてきたが、県内及び近隣公立美術館と比較し低い受益者負担となっている現状を踏まえ、値上げが必要と判断したという。

そもそも、美術館の観覧料については、博物館法第二十三条によって「公立博物館は、入館料その他博物館資料の利用に対する対価を徴収してはならない。但し、博物館の維持運営のためにやむを得ない事情のある場合は、必要な対価を徴収することができる。」と規定されている。
このため、市立美術館は、博物館法の趣旨を踏まえ、観覧料は維持運営にやむを得ない必要な対価として、低料金としてきた経緯がある。
いわき市立美術館は、市民の地道な美術運動と市民からの強い要望を受けて生まれた美術館だ。
もともと、スタートのときから、一般市民が日常感覚で気軽に安い値段で入場できるということでスタートしてきたのだ。

教育委員会は、県内及び近隣公立美術館と比較し低い受益者負担であることを値上げの理由にしているが、市民の芸術文化振興、良質な作品鑑賞の提供施設として、低い受益者負担であることは、開館25周年を迎え、むしろ大いに誇るべきことではないのか。
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by kazu1206k | 2009-12-16 16:20 | 議会 | Comments(0)

佐藤かずよし


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