まるでブルドーザーのように…

「まるでブルドーザーのように」。佐藤栄佐久前福島県知事が国の原子力政策を批判した時と同じような光景が今また眼前で繰り広げられている。福島第一原発3号機でのプルサーマルをめぐる、国と事業者の動きのことだ。繰り返されるフラッシュバック。
6月19日から9月23日までの定期点検でMOX燃料を装荷するために、福島県の受け入れ3条件に関する報告と確認作業を、異例のスピードで積み上げている。保安院の耐震安全性の検証などは、「超法規的」ともいいたくなるような特別扱い。

東京電力が5月26日福島第一原発3号機の耐震安全性、高経年化対策、長期保管MOX燃料の健全性について、点検・評価の結果、原発の安全確保上支障がないとの報告したのをうけ、国は、5月26日、原子力安全・保安院が「長期保管したMOX新燃料の健全性に係る意見聴取会」の第1回を肝心の検査部分の会議を非公開にして開催、さらに5月27日、保安院で耐震構造WGが「新耐震指針に照らした既設発電用原子炉施設等の耐震安全性について(福島第一3号機)」福島県知事の要望に基づいて特別に評価作業を開始している。

福島県も5月31日に福島県原子力発電所安全確保技術連絡会を開催して、3条件の検証に入り、県と立地4町と東京電力の他、専門家として会津大教授や原子力機構の研究員など5名も参加。東京電力は、3条件に対する報告書を報告し議論したが委員からは、もっとわかりやすくとの注文が相次ぎ、県は10項目の論点に整理し、次回以降東電や国に説明を求める。

こうした動きに市民たちも力をあわせようとしている。6月13日、大熊町で「やめよう!プルサーマル共同集会と東京電力申入れ」を行う。多くの市民の現地への結集、行動への参加を訴えている。
さらに、6月15日からが始まる福島県議会に、10年以上貯蔵し安全審査の想定期限が切れているMOX燃料の装荷を認めない県議会請願を提出しようと、命を守る!プルサーマル反対の署名が続いている。命の叫び!を県と県議会に届けるため、もうひとまわり声をかけてと署名を呼びかけている。署名の第1次締め切りは、この請願提出前の6月12日だ。


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by kazu1206k | 2010-06-07 21:28 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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