原発電源喪失の情報公開と原因究明

福島第一原発2号機の電源喪失・水位低下事故の情報公開と原因究明を求める申し入れを、県内の市民グループが6月23日東京電力に行った。以下は、申入れ書の内容。

2010年6月23日
東京電力株式会社  社長  清水 正孝  殿 

福島第一原発2号機の電源喪失・水位低下事故の情報公開と原因究明、再発防止を求める申入れ書
 
 6月17日午後、貴社福島第一原発2号機で電源喪失・水位低下事故が発生しました。発端は、外部電源を取り入れる遮断機がバックアップを含め全4台が停止したこととされ、これにより外部電源遮断、発電機停止、原子炉自動停止、制御室停電、電源喪失で給水ポンプ停止、原子炉内水位約2m低下、隔離時冷却系ポンプによる注水で水位回復、急冷したとされ、あと40センチで高圧注水系ECCSが作動する事態で、非常用ディーゼル発電機が十数分間起動しなかったかの報道もありました。
 貴社は事実経過を時系列に公表にしておらず、真相はまだ闇の中です。外部電源を取り入れる遮断機がなぜ全4台停止したのか、独立の系統で交流電源を確保するはずの2系統が同時に遮断ということは、一体何があったのか。原因は未だに不明で明らかにされていません。
 原子炉緊急停止後、電源喪失が長引けば冷却水が給水されず、さらなる水位低下、燃料棒が崩壊熱により炉心溶融=メルトダウンという事態に至る可能性があり、深刻な事態と言わざるを得ません。
 保安規定上、外部電源の喪失信号を受けた非常用ディーゼル発電機は10秒以内で自動起動し、緊急炉心冷却装置ポンプへ電源を供給するとされ、柏崎刈羽1号機系統機能試験データでは発電機起動7,6秒とされています。報道のような遅延があれば由々しき事態です。
 今回の電源喪失事故は、原子炉自動停止により法律に基づき10日以内に再度報告しなければならない報告対象事故です。貴社は、遅滞なく事実と原因を明らかにすべきであり、隠蔽的対応は許されるものではありません。福島県も事態を厳しく受け止め、県民を不安に陥れたとして原因究明と再発防止を求めています。この際、私どもは以下申入れ貴社の速やかな回答を求めます。


1、福島第一原発2号機電源喪失・水位低下事故について、事実経過を時系列に明らかにするなど情報を早期に公開すること。
2、事故の原因究明を図り、関係法令に照らして適切な処置を行い再発防止対策を明らかにして、第一原発3号機などに水平展開するまで、福島第一原発2号機は再起動しないこと。
以上

ストップ!プルトニウム・キャンペーン  脱原発ネットワーク・会津  脱原発福島ネットワーク とめようプルサーマル!三春ネット  福島原発30キロ圏ひとの会   双葉地方原発反対同盟


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by kazu1206k | 2010-06-23 23:22 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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