説明会と県民の声を聴く会

運転開始34年の老朽原子炉、福島第一原発3号機でのプルサーマル計画が「ブルドーザーのように」進められ、8月中旬から下旬にかけてMOX燃料の原子炉装荷が目論まれている中、8月1日午後、いわき市文化センターで「福島を核のごみ捨て場にするな!やめよう!プルサーマル市民集会」が開催された。
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集会では、「原発の耐震安全性と使用済み燃料のゆくえ」をテーマに作家の広瀬隆さんが講演。「福島県の受け入れ3条件確認の問題点」を福島老朽原発を考える会の阪上武さんが報告した。
質疑応答のあとの意見交換では、4日からの県知事へのプルサーマル反対アピールアクションが訴えられ、5日のケビンさん来福と県庁や立地町などへの申入れや使用済燃料プール漏えい事故報告講演会、プルサーマル受け入れとMOX燃料の原子炉装荷に対する市民行動が提案された。集会は決議を確認して、大詰めを迎えたプルサーマル計画に対して、反対の声を更に大きくしていくことを誓った。

●決議は以下の通り。

福島を核のごみ捨て場にするな やめよう!プルサーマル市民集会 決議

 いま福島原発では、外部の電源が同時に遮断した電源喪失事故や原子炉の中に重りを落として制御棒を傷つける事故などが相次ぎ、安全上問題となっています。
 しかし、東京電力と経済産業省は、運転開始34年の老朽原子炉である福島第一原発3号機で、プルトニウム・ウラン混合酸化物燃料(MOX燃料)を燃やすプルサーマル計画を「ブルドーザーのように」進めており、9月23日までの定期点検中、8月中旬から下旬にかけてMOX燃料を原子炉に入れる準備をしています。

 福島県のプルサーマル受け入れ3条件の耐震安全性、高経年化対策、長期保管MOX燃料の健全性について、東京電力は「安全確保上支障がない」と報告、経済産業省原子力安全・保安院も「おおむね妥当」と判断しており、県も県原子力発電所安全確保技術連絡会の審議などで、「東電の説明には具体的な根拠があり問題点は確認されなかった」として、8月中旬までに受け入れ表明の見通しと報じられています。

 しかし、プルサーマルが始まると、使用済みMOX燃料は「燃料プールでの保管を基本に考えている」(第一原発所長)とされ、行き場のない使用済みMOX燃料が福島に残り続けます。また、燃料プールは漏水事故も起きており放射能汚染も懸念されるのです。福島県のプルサーマル受け入れは、将来に禍根を残します。福島を核のごみ捨て場にしてはなりません。

 わたしたちは、6月22日、市民のプルサーマル反対署名6,941筆を提出して「安全審査想定外の長期保管MOX燃料を使い、原発敷地内に使用済MOX燃料を貯蔵するプルサーマルを進めないこと」を福島県議会に請願しましたが、6月30日、請願は賛成少数で不採択となりました。あまりにも拙速な採決は安全・安心を願う県民の心を踏みにじるものでした。

 この際、わたしたちは、国、福島県、東京電力に対し、拙速なプルサーマル計画の中止を求めるとともに、以下の点を強く求めるものです。

 1、プルサーマル受け入れ3条件の福島県民に対する説明会ついて
   福島県は、経済産業省原子力安全・保安院と東京電力が説明責任を的確に果たすよう、プルサーマル受け入れ3条件についての説明会の開催を求めること。経済産業省原子力安全・保安院と東京電力は、説明会を開催し説明責任を果たすこと。

 2、「県民の声を聴く会」について
   福島県は、プルサーマル受け入れの正式決定前に、福島県エネルギー政策検討会の「中間とりまとめ」以降のプルサーマルはじめ核燃料サイクルや使用済み核燃料対策について、福島県民の声を広く聴くため、「県民の声を聴く会」を開催すること。

2010年8月1日

福島を核のごみ捨て場にするな やめよう!プルサーマル市民集会


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by kazu1206k | 2010-08-02 19:02 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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