保安院と東電に説明会開催の申入れ

脱原発福島ネットワークから「保安院と東電に対する福島第一原発3号機のプルサーマルに関する県民説明会の開催申入れ及びプルサーマル等に関する東電交渉」のお知らせを転載します。

8月21日にMOX燃料を装荷した福島第一原発3号機では、作業員の放射線内部被曝はじめ残留熱除去系の放射能汚染水の水漏れ等次々に安全に係る事故が続発しております。こんな状態でプルサーマルを始めていいはずはありません。下記の通り、県民説明会を行うよう東京電力と原子力安全・保安院に申入れを行います。あわせて東電交渉を行いますのでお知らせします。

● 8月31日(火)午後14時〜16時、楢葉町 福島第二原発ビジターホール
   午後16時30分〜、大熊町 原子力安全・保安院福島第一検査官事務所
●内容:
 *東京電力
 1.福島第一原発3号機のプルサーマルに関する説明会開催の申し入れ
 2.福島第一原発2号機の外部電源全喪失事故の原因究明と再発防止対策の説明
 3.福島第一原発3号機のプルサーマル、使用済みMOX燃料、燃料プール等への事前質問の回答
 *原子力安全・保安院
 1.福島第一原発3号機のプルサーマルに関する説明会開催の申し入れ
__________________________________________
*8月31日の事前質問項目は以下の通りです。
A、
1.福島第一原発の不適合管理委員会に2010年8月16日報告された「伝送信号異常」が発生した3号機の炉心監視装置について
 1)具体的には炉心の何を監視するものか。
 2)監視装置のセンサーはどこにあるのか。
 3)この装置から得られたデータはどのような指標にまとめられるのか。
 4)その指標はどのくらいの期間保存されるのか。

2.福島県が8月4日に公表した「東京電力(株)福島第一原子力発電所3号機の耐震安全性、高経年化対策及び長期保管MOX燃料の健全性について」の25頁に、
 県) 平成11年に32体のMOX燃料を装荷した場合と比較し、ウラン新燃料装荷予定本数はどの程度異なるのか。
 東電)長期保管MOX燃料32体を装荷した場合の炉心全体へ反応度の低下を補うのに必要なウラン新燃料(9×9燃料(A型))の体数は4体程度である。
 とのやり取りがある。しかし、長期保管MOX燃料の装荷に伴う炉心全体への反応度の低下を補うため現実に装荷されたウラン新燃料は12体であった。

 1)長期保管MOX燃料32体を装荷した場合の炉心全体への反応度の低下を補うのに必要なウラン新燃料(9×9燃料(A型))の体数は4体程度であるにもかかわらず、12体も装荷した理由はなにか。

 2)東京電力が5月27日に福島県に提出した「福島第一原子力発電所3号機の長期保管MOX燃料の健全性について」において、燃料の組成変化による影響に係る確認に用いたパラメータのうち、反応度の低下を補うのに必要なウラン新燃料(9×9燃料(A型))の体数は、4体なのか、12体なのか。

 3)前問で、パラメータに4体を用いた場合、9×9燃料12体を装荷した際には、炉心の核設計、炉心の熱水力設計、動特性および安全評価に関する各確認項目の数値はどのように変化するのか。

3.原子力安全・保安院が8月4日の福島県技術連絡会で配布した「東京電力(株)福島第一原子力発電所3号機において長期保管したMOX新燃料の健全性に係る確認結果について(平成22年8月4日説明)」の10頁に、第27サイクルに装荷されるMOX新燃料のプルトニウム各核種の含有率およびPu同位体組成割合が掲載されている。この新燃料はPu240の割合が高く、Pu241の割合が低いと感じる。また、すでに東京電力が英仏と契約した再処理は終了しており、Am241のPu同位体組成割合が1%程に過ぎない新鮮なプルトニウムを東京電力が新たに入手することは、六ヶ所再処理工場で再処理したプルトニウムをメロックス工場に輸送しない限り不可能である。

 この表にある第27サイクルのプルトニウムはどこで入手したものなのか。

B、
1、事前了解について
1)今回のプルサーマル実施に際しては、1月20日に東電から県に正式な要請を行ったとされるが、安全協定に基づく事前了解願いで義務付けられている文書での要請ではないというのは事実か。
2)プルサーマル計画は白紙撤回されているのに、事前了解について正式な手続きを踏まないのはなぜか。このままプルサーマルを実施すれば安全協定に違反するのではないか。

2、使用済MOX燃料について
1)再処理の相手先はどこか。具体的に明らかにできないということでよいか。
2)使用済MOX燃料の貯蔵計画を明らかにされたい。むつの中間貯蔵施設に搬出する予定はあるのか。
3)使用済MOX燃料を県外に搬出するために東電が行ったことを挙げていただきたい。
4)第二再処理工場の積立(内部留保)が始まっているが、40年先に六ヶ所再処理工場と同規模の工場を建てることが前提になっている。六ヶ所再処理工場の規模ではウランの使用済燃料の発生量の半数しか処理できず、使用済MOX燃料の処理などとてもできないのではないか。そのつもりはないことを事実上示しているのではないか。

3、使用済み燃料プールについて
1)プールからの漏えいが見つかった場合の具体的な対応について明らかにされたい。漏えいが見つかったら直ちに修理を行うのか。監視強化や修理の判断基準は何か。
2)使用済み燃料プールの高経年化技術評価について、具体的にどのような評価、対策を行っているのか明らかにされたい。
3)燃料の保管が60年を超える可能性があるが、その場合にどのような保全措置をとるのか。

C、
1、8月23日、第一原発3号機の原子炉建屋内の圧力抑制室エリアでの協力企業作業員1名の内部被曝について          


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by kazu1206k | 2010-08-29 22:31 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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