議会基本条例の調査

いわき市議会の議会改革推進検討委員会は、1月11日・12日の両日、昨年に引き続き議会基本条例の調査のため、静岡県島田市議会と愛知県岡崎市議会の行政視察を行い調査しました。

議会基本条例は、北海道栗山町が2006年に全国ではじめて制定して以来、従来の地方議会のあり方を見直し、活発な論議を促すのを目的に、地方議会運営の基本原則を定めた条例です。
議会の現状に不満を持つ市民が多い中で、これまで議会改革と言えば、議員定数の削減や議員報酬の減額などの議会コストの削減が、わかりやすい改革として評価されてきましたが、議会基本条例の制定は、市民に開かれた議会をめざした、新たな議会改革の動きとして広がってきました。1月10日現在で、全国の自治体のうち163自治体で議会基本条例が制定されています。昨年の同月は84自治体でしたから、倍近い伸びになっていす。

静岡県島田市議会の議会基本条例は、政務調査費の不適切な使用がきっかけとなって、平成18年、議員27名中21名の有志による研究会が発足し、条例の素案まで作成。平成19年に調査特別委員会を議会に設置、調査・研究を開始して、三重県議会や伊賀市議会などの先進地視察や、市民との意見交換会、パブリックコメント、27回の委員会開催などを実施して議員提案として本会議に上程され、平成21年3月に可決成立したものです。

島田市議会の議会基本条例の概要は、以下のようなものです。
1、会議の公開
2、議会活動に関する資料の公開
3、議案に対する議員の賛否の公開
4、議会報告会等の開催
5、事務執行の監視
6、市長が立案する政策の調査
7、議員による資料要求
8、議員相互の討議
9、政務調査費の活用及び公開

このうち、「3、議案に対する議員の賛否の公開」では、「議会だより」に賛否の分かれた議案の採決を掲載しており、ホームページには全議案の賛否を掲載しているとのことです。
「4、議会報告会等の開催」では、議会での審議状況を報告し、市政について市民と意見交換を、平成22年度は5月と11月の年2回、それぞれ6箇所で開催したとのことでした。

わたしの所属するいわき市議会創世会は、2008年改選後初の議会改革推進検討委員会で、議会基本条例の制定に向けた調査検討を提案して、昨年と今回の議会改革推進検討委員会としての調査となってきました。今回の調査も踏まえ、いわき市議会として議会基本条例の制定にむけ、議会改革推進検討委員会の具体的取り組みを進めていくべき時です。


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by kazu1206k | 2011-01-13 16:46 | 議会 | Comments(0)

佐藤かずよし


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