福島県の責任と脱原発宣言

原発震災を巡って、福島県の対応には大きな問題があります。
福島県は、これまで「原発の安全・安心を最優先」と繰り返しながら、耐震安全性やプルサーマル導入、老朽原発の長期運転などについて、東京電力と国の「安全対策」「事故防止対策」を追認してきました。
特に、佐藤雄平知事が就任して以来、前知事の原子力政策見直し路線を転換し、東京電力と国の原子力推進体制に追従してしまいました。
その結果が、今回の福島原発の冷却剤喪失ー炉心溶融事故とそれによる放射性物質の環境への大量放出、県民の放射線被曝の長期化、深刻な県民生活への打撃、住民の難民化と地域社会の崩壊、失業と産業の破壊を招きました。福島県当局は、原発震災を招いたことを真摯に総括し、県民に謝罪しなければなりません。
震災後、県民のいのちとくらしは危機に瀕してきました。ところが、福島県の対応は後手後手にまわり、特に、県民の放射線被ばくをより低く抑える対策は、許しがたいことに全く逆の施策をとり続けてきました。福島県は、山下県放射線健康リスク管理アドバイザーらによる「100ミリシーベルトまで安全」という悪宣伝を継続し、国のSPEEDIによる放射性物質の拡散予測を事故日の3月11日から受け取っていながら県民に公表せず、さらに、福島県内の学校の放射線基準で国が示した児童生徒への年間20mシーベルトの強制も手放しで受け入れました。
福島原発10基の廃炉についても、第一原発6基の廃炉は明言しても、第二原発の4基については「現状では再稼動は認められない」として、将来の再稼動を認めるかの如き発言を繰り返しています。
福島県民が東京電力と国に多大な犠牲を強いられている時、福島県は、どちらの立場に立っているのか。多くの県民が疑問を持っています。
今、佐藤雄平知事は、原発震災3ケ月を前に、プルサーマル導入はじめ原発震災を招いたことを、県民に率直に謝罪すべきだと思います。その上で、福島県は、福島原発10基の廃炉を明確に表明し、「フクシマ」から「脱原発宣言」を全世界に発信すべき時です。
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Commented by かんな at 2011-06-10 16:03 x
全く同感です。
Commented by MIKE at 2011-06-10 17:04 x
いわき市議会で原発10基廃炉の決議をされてはいかがでしょうか。
Commented by ひで at 2011-06-10 19:35 x
同感です。許せません。
微力ながら応援しております。
Commented by mako at 2011-06-10 22:35 x
原発を推進してきた佐藤雄平知事には事故に対する責任の一端があるのではないでしょうか。事故発生後の知事の行動はすべて県民が福島県から流出するのを阻止するためのものと思われます。その結果、多くの県民に不要な放射線被ばくをさせてしまった。佐藤雄平知事は謝罪後、これらの責任を取って辞任すべきではないでしょうか。
Commented by いわき市民 at 2011-06-11 20:54 x
福島県知事といわき市長は、子供や市民の声を無視して、
農業と産業だけを守る考えの様ですから、
子供を持つ市民は、今後どんどん出て行くでしょうね。


私の周りの父兄は、子供達の義務教育が終わったら…と考えています。
Commented by MIKE at 2011-06-12 09:44 x
asahi.comの記事によると、いわき市長は第2原発について、廃止とも縮小とも存続とも答えず、態度保留のようです。
ぜひ市議会で市長の考えを明確にするよう質問してください。
by kazu1206k | 2011-06-10 07:10 | 脱原発 | Comments(6)

佐藤かずよし


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