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放射性焼却灰埋立で要望

2月8日、いわき市廃棄物埋立施設「いわき市クリンピーの森」がある、いわき市渡辺町区長会の代表4名がいわき市役所を訪れ、いわき市生活環境部長に市長宛の要望書を提出しました。
要望書提出は、昨年8月、放射能に汚染された廃棄物の焼却灰の埋立について、いわき市長宛に「埋立している焼却灰、及び施設排水などについて、放射線量測定を行ない結果を速やかに報告すること」「測定結果が報告されるまでは、焼却灰の埋立や保管を停止すること」という要望書を提出して以来半年ぶりで2度目。
現在、放射線量測定の結果は報告されていますが、今回は、「渡辺町に放射性焼却灰埋立処分を行なわないで」「既に埋設した焼却灰については早期に移動を」求めた上で、「土壌や生産物の放射能濃度を、町民が自由に測定できる装置を町内に設置する」「埋立する放射性焼却灰及び施設の高級安全管理容量を報告する」ことなどを求めました。いわき市は早めの回答を約束しました。

以下は、その内容です。

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いわき市長 渡辺敬夫様               平成24年2月8日
                             渡辺町区長会
要望書  

 日頃より、渡辺町の諸事業に特段のご理解とご支援を賜り厚く感謝申し上げます。
 さて、東北地方大震災に伴い、東京電力第一原子力発電所で発生した放射性物質の飛散により、渡辺町も以前の10〜100倍の放射線量が確認されています。このような時期に、北部清掃センター、南部清掃センターからは、渡辺町の”クリンピーの森”に数千ベクレル/kgの焼却灰が、渡辺町の承諾を得ないで廃棄され続けています。
 このような状況下、焼却灰の放射線量や土壌の放射線濃度の測定を行なっていただきましたが、高濃度の焼却灰の埋立が継続していることから、生活環境や米・野菜などの生産物の放射能濃度、更には風評被害など、極めて深刻な状況が続いています。
 つきましては、つぎの要望を致しますので、早急にお取りはからい下さいますようお願い申し上げます。

「要望する事項」
1、渡辺町に放射性焼却灰埋立処分を行なわないで下さい。既に埋設した焼却灰については、早期に移動をお願い致します。なお、その間はつぎのことを実施及び公表願います。
 1)”クリンピーの森”に「放射性焼却灰臨時埋立施設」等の標識を設置する。
 2)焼却灰輸送ルート図の搬出及びその周辺の放射能濃度測定値を継続公表する。
 3)焼却灰輸送は密閉容器を用い飛散防止措置を徹底する。
 4)土壌や生産物の放射能濃度を、町民が自由に測定できる装置を町内に設置する。
   尚、機種・性能、維持管理方法、測定値の証明書発行は協議とする。
 5)焼却灰搬入量ごとに量、放射能濃度、及び8,000ベクレル/kg相当量を報告する。
 6)埋立する放射性焼却灰及び施設の恒久安全管理容量を報告する。

「要望者代表名」
区長会長
上釜戸区長   館山区長
中釜戸区長   洞 区長
松小屋区長   昼野区長
下町 区長   泉田区長
by kazu1206k | 2012-02-08 16:38 | 環境保護 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k