「脱原発、年輪は冴えていま フクシマ後の原発現地」

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 反原発運動全国連絡会:編『脱原発、年輪は冴えていま フクシマ後の原発現地』が今月七つ森書館から発刊されました。
 内容は、「フクシマ後、脱原発は国民の願いとなった。地方自治体や地方議会も、次々と声を上げるようになってきた。本書は、日本全国各地で脱原発運動を担う人々による、3・11以降の原発現地のレポートである。いま、運動はどうなっているのか。原発現地からの声と現在の状況をここにお届けする」ものです。
 わたくしも、冒頭の1章、福島からのレポート『福島原発震災の悪夢 未来はここを超えた先にある』を担当させて頂きました。
 反原発運動全国連絡会の西尾漠さんが、つぎのように書いています。
「フクシマ後、脱原発が国民の願いとなり、世論であることは誰にも否定できません。そして多くの人々が、地方自治体や地方議会が声を上げ、脱原発をさまざまな場でさまざまなスタイルで求めるようになりました。
 しかし電力会社や大手金融機関が実権を握る経済団体をはじめとする「原子力群(ムラ)」の抵抗は激しいものがあります。自らの利権がかかっているのですから当たり前です。「綱引き」はこれからが正念場です。
 本書は読者のみなさんの脱原発の一助となれば幸いです。
 最後に本書が「はんげんぱつ新聞」のネットワークがさらに拡がる御縁となればと願っております。」

●もくじ
はじめに 狭い原発立地だけでない 全体状況を大いに利用しよう
       ──佐伯昌和(反原発運動全国連絡会世話人)

Ⅰ フクシマから
  福島原発震災の悪夢 未来はここを超えた先にある
    ──佐藤和良(脱原発福島ネットワーク世話人/福島県いわき市議会議員)

Ⅱ 全国津々浦々の脱原発運動
 ○泊原発
  原発紙芝居で北海道を駆け巡る——体験的「トマリ」序論
    ──斉藤武一(岩内原発問題研究会代表/泊廃炉訴訟原告団長)
 ○大間原発
  大間原発大まちがい フルMOXなんてとんでもない
    ──竹田とし子(大間原発訴訟の会代表)
 ○六ヶ所核燃基地
  「国策」が推し進める再処理工場って何?
    ──荒木茂信(核燃から海と大地を守る隣接農・漁業者の会代表)
 ○女川原発
  大津波に襲われた町と原発
    ──篠原弘典(みやぎ脱原発・風の会代表)
 ○柏崎原発
  施設直下を活断層が走る
    ──武本和幸(原発反対刈羽村を守る会)
 ○東海原発
  動き出した首長・市町村議会
    ──相沢正一(脱原発とうかい塾代表)
 ○浜岡原発
  東海地震震源域の真上に立つ原発
    ──白鳥良香(浜岡原発を考える静岡ネットワーク代表)
 ○志賀原発
  原子力帝国と対峙し原発廃炉へ
    ──多名賀哲也(志賀原発・命のネットワーク代表)
 ○福井原発銀座
  大飯原発再稼働反対を通じて見えてきた新たな福井の運動
    ──石地優(原子力発電に反対する福井県民会議事務局次長)
 ○島根原発
  10㎞圏内に県庁や市役所が……
    ──土光均(さよなら島根原発ネットワーク共同代表)
 ○上関原発計画
  3・11以後、「最後の新設計画」!
    ──木原省治(上関原発止めよう! 広島ネットワーク共同代表) 
 ○伊方原発
  迫る再稼働と空からの脅威
    ──近藤誠(伊方原発反対八西連絡協議会会員/伊方1〜3号炉運転差止請求訴訟原告) 
 ○玄海・川内原発
  原発の廃炉に向けた九州の闘い
    ──深江守(脱原発ネットワーク・九州代表)
  
Ⅲ 3・11後の防災計画
    ──末田一秀(自治労脱原発ネットワークアドバイザー)

Ⅳ 日本の反原発運動史の現在——「はんげんぱつ新聞」の歩みから
    ──西尾漠(「はんげんぱつ新聞」編集長)


●反原発運動全国連絡会(ハンゲンパツセンコクレンラクカイ)
全国各地の反原発・脱原発の住民運動・市民運動をつなぐネットワーク。1978年3月に結成され、同年5月より「はんげんぱつ新聞」を毎月1回発行。2002年に『知ればなっとく脱原発』『原発事故隠しの本質』、2003年に「はんげんぱつ新聞」通巻241号から300号を収録した『はんげんぱつ新聞縮刷版』第Ⅳ集、2011年に『福島・柏崎刈羽の原発震災』(以上、七つ森書館)、301号から400号収録の『はんげんぱつ新聞縮刷版』第Ⅴ集(せいうん)を編集・出版した。

*反原発運動全国連絡会:編
 定価:1,900円+税/発行年月:2012年10月
 四六判/並製/312ページ
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by kazu1206k | 2012-10-24 13:22 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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