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チェルノブイリ被害の全貌ーヤブロコフ博士講演会

チェルノブイリ被害実態レポート翻訳プロジェクトの西岡さんからのご案内です。
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当プロジェクトが取り組んできた翻訳が、去る4月26日、『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』として岩波書店から刊行されました。

この本の著者のひとり、ロシアのアレクセイ・ヤブロコフ博士が今月(2013年5月)来日します。この機会を利用し、博士の講演が、18日に東京で、19日に盛岡で、20日に郡山で、22日に京都で開催されます(このメール末尾にリンクをはりつけました)。また、21日には、外国特派員協会で会見が行われます。

ヤブロコフ博士の東京での講演は、当プロジェクトが主催します。以下に詳細を掲げます。ぜひご来場ください。

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『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』刊行記念
アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会@東京(5/18)
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●日時:2013年5月18日(土) 18:30~20:30(開場18:00)
●会場: 星陵会館(東京都千代田区永田町2-16-2、参議院議員会館裏)
     有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町」6番出口から3分
     千代田線「国会議事堂前」5番出口から5分
     銀座線・丸の内線「赤坂見附」11番出口から7分、
     地図 http://www.seiryokai.org/kaikan.html

●講師:アレクセイ・ヤブロコフ博士
    (講演はロシア語で行われ、日本語への通訳がつきます)
●解説:崎山比早子(高木学校、福島原発国会事故調査委員会、
    元放射線医学総合研究所)
●司会:おしどりマコ

●定員:400人(予約は承っておりません。当日先着順に入場頂きます)
●主催:チェルノブイリ被害実態レポート翻訳プロジェクト
    (http://chernobyl25.blogspot.jp/)
●共催:ピースボート、FoE Japan、グリーンピース・ジャパン、
    グリーン・アクション、原子力市民委員会
●協賛:岩波書店
 *当日『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』の販売があります。

●参加費:1,000円(邦訳書持参の方は無料)

●チラシ:http://goo.gl/s7j6p (pdfです)
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郡山での講演
n 日 時  2013年5月20日(月)午後6時30分~
n 会 場  郡山市総合福祉センター5階集会室
         郡山市役所裏 TEL 024-924-2950
n 参加費  無料
n 講 師  アレクセイ・V・ヤブロコフ博士
     (岩波書店『チェルノブイリ被害の全貌』編著者)
n 主 催  「ふくしま集団疎開裁判」の会
n 共 催  チェルノブイリ被害実態レポート翻訳チーム
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1986年のチェルノブイリ原発事故で飛散した膨大な放射性物質は、人間と生態系に即時から中長期にわたる放射線被曝をもたらしました。とりわけ近距離にあるベラルーシ、ウクライナ、ロシアの被害は深刻で、汚染地では健康な子どもの割合が20%以下になったと伝えられるほどです。しかし、IAEA(国際原子力機関)やWHO(世界保健機関)の “公式” 報告は事故の影響を過小評価し続けてきたため、被害の実態を知る医師や研究者たちが強く異議を唱えるようになりました。それらの声とデータを徹底的に拾い上げたのが、ゴルバチョフの科学顧問を務めたヤブロコフ博士とベルラド研究所を創設したネステレンコ博士らがまとめ、ニューヨーク科学アカデミーから2009年に英訳版が刊行された『チェルノブイリ--大惨事が及ぼした人と環境への影響』です。

その邦訳刊行を受けて、主著者であるヤブロコフ博士に同書の内容と、東京電力福島第一原発事故による放射能汚染に対処する上でチェルノブイリから学ぶべきものをお話しいただきます。教訓の一つは、大規模かつ継続的な被曝の影響が甲状腺がんにとどまらず、幅広い疾病や症状として表れることであり、それらに対する適切な監視と手当てを行うには国内外の英知と資源を結集しなければならないことです。

なお今回、東京・盛岡・郡山・京都での講演会開催にともなう主な経費は翻訳印税でまかなわれています。
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◆アレクセイ・V・ヤブロコフ博士
1933年、モスクワ生まれ。ロシア科学アカデミー評議員、ロシア環境政策局創設者。アメリカ芸術科学アカデミー名誉会員、国際海洋哺乳類協会名誉会員、環境政党連合グリーン・ロシア代表。動物学、核問題、農薬問題などの分野で著作多数。

Алексей Владимирович Яблоков 
生物学博士。ロシア科学アカデミー評議員。欧州放射線リスク委員会(ECRR)協議委員会委員。チェルノブイリ事故当時、ゴルバチョフ書記長のアドバイザーを務め、被曝者のその後について25年以上追跡調査。下記書籍を編著、同事故による死者数は1986年から2004年の間で少なくとも98万5000人に達するとの推計を発表。福島事故後、被曝による健康への影響の過小評価を警告。
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【新刊案内】~「フクシマ後」を生きるすべての人びとのために

『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』(岩波書店、定価5,250円)
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/7/0238780.html

アレクセイ・V・ヤブロコフ、ヴァシリー・B・ネステレンコ、アレクセイ・V・ネステレンコ、ナタリヤ・E・プレオブラジェンスカヤ〈著〉/チェルノブイリ被害実態レポート翻訳チーム〈訳〉/崎山比早子〈日本語版序〉/星川淳〈監訳〉

大惨事から27年、北半球全域を覆った放射能による死者数は約百万にのぼり、その環境被害は今も進行中である--。多年にわたる調査と5,000以上の文献に基づき、衝撃的な被害の全貌を報告した決定版データ集、待望の翻訳。
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東京以外で開催される講演については以下のリンクをご覧ください。
○19日の盛岡での講演の詳細 http://goo.gl/OlRLm
○20日の郡山での講演の詳細
 http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2013/04/blog-post_19.html
○22日の京都での講演の詳細
 http://www.greenaction-japan.org/modules/wordpress/index.php?p=649
by kazu1206k | 2013-05-10 10:05 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k