陸上養殖、京大原子炉実験所など視察

いわき市議会創世会の行政視察の報告です。視察先と調査事項は、以下の通りです。
1.山口県宇部市 国際バルク戦略港湾について
2.岡山県岡山市 フィシュプラントについて 真水で海水魚を育てる好適環境水について
3.大阪府熊取町 放射性廃棄物安全管理について
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 9月26日は、いわき市の小名浜港と同様、国際バルク戦略港湾に選定された.山口県宇部市の宇部港。船舶の大型化に対応するため、港を水深-13mまで浚渫し、発生する土砂を隣接地区に埋め立て地として有効活用している現況を、国土交通省宇部港湾・空港整備事務所にご案内頂きました。
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 その後、宇部港背後地の宇部興産㈱本社へ。1897年山口県宇部の海底炭田「沖ノ山炭鉱」から始まり、「いずれは掘りつくす有限の石炭を、工業の無限の価値に展開し、地域に末永く繁栄をもたらす」という意気込みで、次々に新規事業を興してきた歴史を宇部興産渉外部の皆さんにご紹介頂きました。 宇部興産は財閥に組みしないで、会社の基本モットーを地域との共存共栄をはかり「手前主義」で、なんでも独自で開発してきたと力説されました。従業員は約6,500人。
 宇部地区を中心とする産業観光バスツアーも展開されています。工場見学を中心とする18種類から選べるツアーで、地元のレストランや食堂と提携した食事つきで、1人7,000円の旅行代金とのことでした。
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 翌27日は、岡山県岡山市へ。フィシュプラント・真水で海水魚を育てる好適環境水について、岡山理科大学の生物動物教育センターを訪問。好適環境水により海の魚の養殖に成功した山本俊政准教授から研究成果を伺いました。
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 好適環境水は水道水にナトリウム・カルシウム等の4種類の成分を加え、浸透調節を可能にした機能水で、海水魚も淡水魚も同じ水槽で飼育することが可能となっています。
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 同センターではトラフグ・ウナギ・クエが養殖され、味も天然魚と変わず出荷がされています。この養殖業のメリットは、①安心安全②成長が早い③病気が発生しにくい④場所を選ばない⑤水のリサイクルができる、というもの。食糧危機への切り札とも期待されています。
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 いわき市の漁業も、好適環境水を利用しての養殖を検討する時期にきている、本格的取り組むべき現実的可能性を目の当たりに見ることができました。
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27日、さらに大阪府熊取町の京都大学原子炉実験所へ。今中哲二助教のご案内で原子炉と放射性廃棄物処理設備を視察。
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研究内容及び汚染水対策についての見解をお聴きました。
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 今中助教は「原子力を扱うものは、常に最悪の事態を考えて対応することが必要で、バックアップ体制を常に考慮しなければならない。国と東電の対応はお粗末である。汚染水対策はALPSで放射能を除去した後に、コンクリート固化し、ピラミッド状で100年間保管すればトリチウムの放射線も減衰し自然界への影響も少なくできる」と話されました。正鵠を得た見解でした。





 
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by kazu1206k | 2013-10-03 20:32 | 議会 | Comments(0)

佐藤かずよし


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