告訴団、検察審査会に意見陳述求め上申

 福島原発告訴団弁護団は、東京電力福島第一原発事故について勝俣恒久前会長ら6人の不起訴処分を不服として、東京検察審査会に10月16日審査を申し立てた事件で、10月22日、この事件の審査に当たり、審査委員に直接意見を陳述し、委員から質問を受けて答弁する機会を設けるよう、東京第5検察審査会に上申書を提出しました。
 上申書は、「1 過去に前例のない苛酷な事故とその被害」「2 福島県民の気持ちを東京都民に理解してもらいたい」「3 過去に先例がある」「4 結論」からなっています。
 まず「日本の国の歴史に残る大事故であり,十数万人がふるさとを失い,1000人を超える人々がこの災害に関連して病死や自殺などのかたちで亡くなっています」として「福島原発で発電された電気の大半を消費していたのは,東京都民です。 東京電力は,危険な原発を関東地方以外の福島と新潟に押しつけ,この事故が発生しました。すなわち福島の人々は,東京都民のエネルギーの ために犠牲にされたと言えます。」「東京都民である委員の皆さんには,福島の被害者の痛みを自らの痛みとして受け止めて,本件の審査に当たってほしいのです。」「事故から2年半が経過し,多くの東京都民にとって事故は過去のできごととなってしまったのではないでしょうか。しかし, 福島の人々にとっては,事故は未だに終わっていません。避難生活が続 き,故郷に帰るめどの立たない人々もいます。事故は現在進行形なのです。このような被害者の生の声を聞かずしては,本件の適切な審理は不可能であると考えます。」と訴え、日航ジャンボ機御巣鷹山墜落事故についての告訴告発事件やJR西日本福知山線脱線事故についての告訴事件において、遺族が審議に出席して審査委員に対して遺族の意見を述べる機会が設けらたことを説明、「すみやかに意見を陳述し,委員の皆さんとの質疑と対話の機会を設けていただくよう切望する次第です」としています。
 福島原発告訴団は、団長ら3人の申し立てに引き続き、11月22日(金)午後1時に、東京検察審査会に第2次申し立てを行います。また、同日午後2時30分から、日比谷コンベンションホールにて、検察審査会第2次申し立て報告集会を開催し、JR西日本福知山線脱線事故の遺族の方からのお話も伺います。

●10月22日上申書は以下の通りです。
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by kazu1206k | 2013-11-04 10:36 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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