5737人が東京検察審査会に第2次申立て

 福島原発告訴団は、東京電力福島第一原発事故の責任を問い、勝俣恒久前会長ら6人の東電元幹部に対する起訴を求め、11月22日、5737人分の委任状を添えて、東京検察審査会に対し第2次の審査申し立てを行いました。
 福島県からはバス2台、60名が駆けつけ、日比谷コンベンションホールで行われた報告集会には、平日昼間にもかかわらず、通路までを埋め尽くす会場溢れる250人以上の方が参加しました。
 集会は二部構成で行われ、第1部では「検察審査会への取り組みに学ぶ」として、海渡雄一弁護士が「JAL墜落事故について」、さらに藤崎光子さんが「 JR福知山線脱線事故の遺族から」と題し、加害者を起訴に持ち込んだ貴重な体験に基づく、検察審査会での闘い方が話されました。
 第2部では「検察審査会に向けてやれることはなにか」として、河合弘之弁護士から「申立書のポイント説明」、保田行雄弁護士から「公害裁判について」説明があり、講談師の神田香織さんや全国各地から参加した告訴人が心からの決意表明を行いました。
 新しい闘いが始まりました。福島原発告訴団は、心一つに、東電旧経営陣の責任を問い、「起訴相当」を強く求めていきます。審査の行方は東京都民から選ばれた11人の審査員のみなさんに託されました。東京首都圏のみなさまの参加が決定的です。
 講談師の神田香織さんは、「みなさま、呆れ果てても諦めず、しぶとく歩み続けましょう。」「闘いは、明るく、楽しく、しつっこく!」と檄を飛ばしました。

<・武藤類子団長のあいさつ>
私たち福島原発告訴団は、本日、東京検察審査会に第二次の申し立てを行いました。
5737人の方が委任状を送ってくれました。
検察の全員不起訴、そして東京地検への移送と言う、信じがたい処分に一時はがっかりしましたが、また、新たなステージがここ東京で始まります。
1300万人の東京都民から選ばれるたった11人の検察審査員に、私たちの「真実を明らかにしてほしい、二度と福島の悲劇を繰り返えさせないために責任を問いただしてほしい」と言う思いを届けるには、大きな世論を喚起して行かなければならないと思います。
どうしたらよいのか、おひとりおひとりが是非真剣に考えてみて下さい。
例えば、告訴団のブックレット「これでも罪を問えないのですか」を自分が住んでいる町の図書館にリクエストして蔵書にしてもらう。こうすれば、沢山の人々の目にふれます。これを広めて下さい。
また、新聞に投書して下さい。「これほどの大きな被害がありながら、誰ひとり罪を問われない理不尽さを。
そして、必ず「起訴相当」導き出し、裁判の場で罪を問いましょう。
今日は、第一部でゲストをお迎えしています。JR福知山線脱線事故 被害者遺族の藤崎光子さんが遠く大阪から駆けつけてくださいました。
そして、日航機事故被災者遺族会の西井さん、美谷島さんからメッセージを頂いています。
どちらも検察審査会を闘ってこられました。
私たちにたくさんの学びを下さることと思います。
甲状腺検査で増え続ける甲状腺癌と疑い、進まない正当な賠償、原発や除染作業で増え続ける被曝、漏れ続ける汚染水、一方的な帰還政策の中で被曝地帯に留め置かれる子どもたち、福島県環境創造センターに於いてIAEAと共同で行われる放射能の安全教育。昨年結ばれたIAEAと福島県立医大との協定には、既に秘密指定されたものは、公表されないと言う項目が含まれています。
そして、今、特定秘密保護法が成立するかどうかの瀬戸際にあります。原発事故の真実と情報は今まで以上に隠されてしまうのではないかと危惧しています。東電は⒋号機の使用済核燃料取り出しの情報を⒉回目からは核物質防護の名目で公表しないと言っています。
さまざまな困難の中にはありますが、昨日の秘密保護法反対の集会に、寒い中一万人の市民が集まったと聞きました。今日もこのように、たくさんの皆さんとともにあります。
真実を明らかにするために、二度と悲劇を繰り返さないために、今なお続く被害の拡大を一刻も早く、食い止めるために、つないだ手を決して離さず力を合わせていきましょう。
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 撮影:今井明
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by kazu1206k | 2013-12-03 20:16 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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