イオンモール小名浜出店に要望書

 10月23日、小名浜まちづくり市民会議は、イオンモール株式会社に対して、「小名浜出店に対しての要望書」を提出した。
 小名浜地区のまちづくり市民団体である、小名浜まちづくり市民会議は、これまで生活者・商業者・事業者等様々な立場の会員による意見交換を行い、要望の取りまとめを行った。
 要望事項は、「共存共栄に向けた具体的作業」「駐車場及び交通対策」「雇用対策」「治安対策」「防災対策」「まちと商業への対策」「地産地消」「地域貢献対策」「景観形成対策」など大きく10項目。イオンモールは、東北開発本部の加藤氏が受け取り、来年1月の回答を約束した。また、市民会議は、同様の要望書をいわき市と福島県にも近く提出する予定だ。
 以下に、要望書を掲載。

●小名浜出店に対しての要望書

平成26年10月23日
イオンモール株式会社 様
             小名浜まちづくり市民会議
                会長  佐藤  毅

 この度の御社の出店に際しましては、いわき市との共同開発者の立場から、いわき市小名浜を始め、福島県浜通り沿岸地域の復興にご支援とご協力をいただくことを期待をいたしております。
 当小名浜まちづくり市民会議は、平成12年に小名浜の港とまちとが一体となったまちづくりをテーマに、個人会員、地域の28の各種団体、地元企業の多くの参加を得て発足しました。以後、まちの将来像を描いた「みなとまち小名浜のグランドデザイン」のとりまとめを機に、いわき市と「まちづくりパートナーシップ協定」を締結し、ハード事業計画、種々の意見集約、港やまちの賑わいづくりのソフト事業展開など様々な側面でまちづくりを進めております。
 小名浜地域においては震災と原発事故から復興へと歩みを進めておりますが、現在の環境はというと、漁業は依然厳しい状況に置かれている上、復興需要は一段落し観光客入込数は昨年より減少して来ております。また製造業でも震災以前の状態には戻っておらず、消費税増税と相まって消費購買全体が落ち込んでいる状況にあります。
 更に、全市的に慢性的な人手不足が深刻化しており、地域経済に大きな打撃を与えております。
 他方、まちに目を向けると、震災により多くの家屋が取り壊され、空き地が点在する状況にあり、今後は秩序あるまちの整備と開発が必要とされております。
 このような状況の中、過日、御社の出店に当たり、県条例に基づく地元説明会を開催されたことから、当会では、地域のよりよい発展を進めて行くことと、御社との良好な関係を構築したいという観点から、生活者・商業者・事業者等様々な立場の会員による意見交換を行い、意見・要望の取りまとめを行いました。
 更に当会といたしましては、御社の出店を機に「改定中心市街地活性化法」の認定を受け、まちの機能的な再開発を進めコンパクトシティによるまちづくりを進めていくべく勉強会や様々な活動を進めております。
 つきましては、別紙のとおりご要望させていただきますので、ご査収いただきご対応いただきますと共に、小名浜の良好な未来構築へ向けて取り組んでいる中心市街地活性化法の認定についてもご支援とご協力いただきますようお願いいたします。

○要望事項

1.共存共栄へ向けた具体的作業
 「港~イオンモール~中心市街地」を基軸とした、港とまちとが一体となったまちづくりへ向けて『中心市街地活性化法』の認定へ向けて、力を合わせた推進
 ・認定へ向けた共通理解と共同歩調
 ・まちづくり会社等推進母体への協力(将来的に…)
2.駐車場及び交通対策 
 駐車場の確保と、渋滞の緩和へ向けた対策
 ・駐車場循環バス等の運行(中心市街地活性化法の認定により運行可能)
 ・満車に備えた来店者駐車場確保対策
 ・イオンモール従業員の駐車場確保対策
 ・アクアマリンパーク駐車場との連携策、イベント来場者の対応策
 ・車線規制の時間帯等を設けるなど渋滞緩和へ向けた行政への働きかけ
3.雇用対策
 地域において深刻な人材人手不足であるため、域外からの雇用も視野に入れ、小名浜地域の人口増への取り組み
 ・他地区からの積極的雇用
 ・地域と格差を少しでも解消するための時給相場協定等
4.治安対策
 多くの人が集まることや、営業時間が長いことから、安全安心なまちづくりの取り組みとご協力
 ・イオンモール内、周辺への交番誘致(地域と歩調を合わせた行政への働きかけ)
 ・防犯カメラ、街路灯の設置
 ・夜間営業時の未成年の入店規制
5.防災対策
 いわき市の防災対策を踏まえ、イオンモール小名浜店での対応について具体的な提示
6.まちと商業への対策
 古くから小名浜を支えてきた地域商業者との共生を図ることへのご協力
 ・小名浜中心市街地との連携を図るため竹町通りの賑わいづくりへの協力
 ・地元テナントが積極的に出店できる環境の構築とご支援
 ・地域商業者と連携したWAONの地域通貨としての普及やスタンプクラブとの連携協議
7.地産地消
 福島の復興へ向けて全国へ地域ブランドのPRと流通について
 ・地元の野菜、魚、加工品等の地域ブランド品の全国流通
 ・地元業者の積極活用と地元取引の拡大
8.地域貢献対策
 地域の一員として、地域の諸活動へのご理解とご協力をお願いしますと共に具体的貢献策の開示
 ・エブリア、リスポ、ららミュウ、美食ホテルと同様に、イベント、地域のまつり等
への資金だけではない協力体制の構築
 ・図書館、文化、交流空間等の地域に開かれたスペースの店内設置
 ・花火大会時の営業の在り方についての検討
 ・地域行事等の案内ボード等の設置
・地域のイベント、交流スペースの設置
9.景観形成対策
 港の空間やまちなみと調和のとれた建物による景観形成への協力
10.地域の窓口
 御社における地域の窓口を小名浜店内へ設置することの検討
・イオンゼネラルマネジャー(現場責任者)の早期任命と現地着任

 以上の内容をご要望させていただきますので、ご査収いただきご回答願います。
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by kazu1206k | 2014-10-23 23:23 | 地域 | Comments(0)

佐藤かずよし


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