ひだんれん、統一要求づくりへ

 福島第一原発事故による損害の賠償や責任の明確化を求めて、訴訟などを起こしている被害者団体が結成した全国組織、原発事故被害者団体連絡会(略称:ひだんれん、21団体・約2万5千人)は、11月28日・29日の両日、福島県の自由民権運動発祥の地の一つである三春町で合宿を実施した。
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 この合宿は、国や福島県が2017年3月の区域指定の解除や区域外避難者の住宅支援の打ち切り、2018年3月賠償の打ち切りなど、原発事故被害者を切り捨てようとする状況下で、損害賠償裁判、ADR、行政訴訟などの行動を起こしている被害者団体が、ともに手を携えて闘う共通の要求を整理し、練り上げるために開催したもの。
 合宿では、参加団体から課題と要求が提示され協議の結果、これをとりまとめ、統一要求づくりを進めることを確認。福島原発事故から5年となる2016年3月には、東京・日比谷野外音楽堂で「被害者を切り捨てるな!全国集会」を開催するとともに、統一要求をもって政府交渉に臨む方針を固めた。
 また、合宿では、三春城址で土壌汚染調査のワークショップも実施。放射能汚染の実態を把握するには、空間線量だけではなく、土壌汚染調査を含めた重層的な把握が必要という認識を深めた。
 終了後、福島県が三春町に建設中の「環境創造センター」を視察。建設中の同施設が、国・県の帰還政策を補完し、新たな「放射能安全神話」構築の拠点となる可能性を危惧する声が上がった。
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 「原発事故被害者団体連絡会」
略称「ひだんれん」、2015年5月24日設立。21団体・約2万5千人が参加。

◆設立趣旨◆
参加団体間の連携により東京電力と国への要求実現のための取り組みを行う。
参加団体間の情報交換、情報ツールの提供、共同の研究・研修活動を行う。

◆活動目標◆
東京電力と国による被害者への謝罪
被害の完全賠償、暮らしと生業の回復
被害者の詳細な健康診断と医療保障、被ばく低減策の実施
事故の責任追及

◆連絡先◆
原発事故被害者団体連絡会
(電話)080-5739-7279
(Email) hidanren@gmail.com
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by kazu1206k | 2015-12-09 22:06 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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