東京ガス、小名浜で天然ガス供給開始

 1月5日、東京ガス株式会社(本社:東京都港区)は、いわき市泉町に建設を進めていた、天然ガス製造・供給施設「小名浜サテライト」から、1月1日から、周辺の工場へ天然ガスの供給を開始したと発表した。年間5,000万㎥の供給を見込んでいる。
 小名浜サテライトは、小名浜臨海工業団地内、いわき市泉町下川の堺化学工業小名浜事業所(本社:大阪府堺市)の敷地内に建設費約10億円をかけて建設された。2014年9月に施設建設に着手、敷地面積は約約3,430㎡、LNG貯槽タンクは縦置円筒型 1,000kL×1基。供給能力は1時間当たり最大8,000㎥で、小名浜中圧ライン(新たに建設した総延長3.9kmのパイプライン)のガス中圧導管により、周辺の化学工場数カ所に供給している。
 サテライトは、既存ガス導管からの延伸が困難な地域に天然ガスを供給するためのガス製造所。東京ガスは、袖ケ浦LNG基地からLNGを出荷・輸送、小名浜サテライトで気化した天然ガスを小名浜中圧ラインに送出している。3月以降は、営業運転を開始する日立LNG基地の出荷に切り替える。東京ガスが福島県において、自社運営するサテライトを建設し天然ガスを供給するのは初めてという。
 東京ガスは、「天然ガスは、石油や石炭に比べて燃焼時の二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)の排出量が最も少なく、硫黄酸化物(SOx)の排出もほとんどない環境負荷の小さい化石燃料であり、『エネルギー基本計画』においても『役割を拡大していく重要なエネルギー源』と位置付けられてい」るとして、中期経営計画「チャレンジ2020ビジョン」において、日立LNG基地から小名浜に向かう高圧幹線「日立〜小名浜幹線」(仮称)の20年代建設をめざした整備方針を掲げている。今後も首都圏における天然ガスの普及・拡大を地域密着で進めていくとともに、LNG供給を全国へ拡大して行く方針だ。
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 サテライト設備概要
◆設置場所福島県いわき市泉町下川字大剣1-142
堺化学工業株式会社 小名浜事業所内
◆敷地面積約3,430m2
◆主要設備
ローリー受入口:フレキシブルホース×3口
LNG貯槽:縦置円筒型 1,000kL×1基
LNG気化器:縦型温水式 6.4t/h×2基
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by kazu1206k | 2016-01-12 19:35 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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