熱気溢れ力強い出発、福島原発刑事訴訟支援団が発足のつどい

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 1月30日午後2時から、「福島原発刑事訴訟支援団 1.30発足のつどい」が東京の目黒区民センターホールで開かれ、大雪の中バスで駆けつけた福島の住民はじめ、悪天候にもかかわらず400人を超える人々が集まった。
 勝俣恒久元会長ら旧経営陣3人が業務上過失致死傷罪で強制起訴されるのを前に、東京電力福島第一原発事故の真実と責任の所在を明らかにする刑事裁判の行方を見守り支える福島原発刑事訴訟支援団は、事故被害者と心をつなぎ、原発社会に終止符を打とうする決意に燃え、会場は熱気に包まれた。つどいは、力強い出発の第一歩をしるすものとなった。
 つどいでは、はじめに2012年の告訴から強制起訴による刑事訴訟にいたる「福島原発告訴団の4年間の歩み」が上映された。続いて、武藤類子告訴団団長が「告訴団から支援団発足に至る経緯」を報告した。
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 福島原発告訴団の武藤類子団長や河合弘之弁護士、ルポライターの鎌田慧さんやサンエンスライターの添田孝史さん、作家の広瀬隆さん、講談師の神田香織さんら12人が福島原発刑事訴訟支援団を呼びかけ、呼びかけ会議で、佐藤和良団長、武藤類子副団長、地脇美和事務局長を選び、「津波対策を怠るなどして福島第一原発事故を発生させ、多くの死傷者を出したとして起訴されることになった被告人らの刑事裁判について、公正な裁判が行われ、真実が明らかになり、被告人らの問われるべき罪がきちんと追及されること」を目的に、「公判の傍聴と記録を行う。公判の内容について社会に広く発信する。証拠の収集・分析を行う」などの活動を行うことを報告した。その後、支援団の入会申し込みについて地脇事務局長が説明した。
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 佐藤和良団長が挨拶と報告。「国策としての原発推進『国家総動員』体制の下で、福島原発事故は起きた。 政府・東京電力・福島県の原発被害者切り捨てが強まる現状で、 放射能汚染と被曝による被害の受忍強制に抗う」「 人災としての福島原発事故の原因究明と責任の解明を行い、原発過酷事故の再発の防止する」「裁判の傍聴と内容の可視化、市民、法律家、ジャーナリストなど広範なネットワークで国内外へ発信しよう、支援団として、地球市民にたいして国際的に発信していこう。長期化も予想されるが、一日でも長く生きて、裁判を見届けよう。何としても有罪に持ち込むためスクラムを組もう」と訴えた。
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 海渡雄一弁護士は、明らかになってきた福島原発事故の責任と強制起訴による刑事訴訟について講演した。「この裁判には、事故を忘れさせずきちっと責任を取らせるという意味がある」と強調した。
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 福島からバスを出すカンパのお願いや海渡雄一弁護士著、告訴団監修の最新作『市民が明らかにした福島原発事故の真実』の活用の訴えに続いて、福島原発刑事訴訟支援団の呼びかけ人がスピーチを行った。
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 *鎌田慧さん「経営者が金を優先して間違いをおかしたら、処罰されるのだというルールを打ちたてよう」
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 *河合弘之弁護士「自然エネルギーによる脱原発を戦略的に実現するのが最終目標。第一に刑事責任、第二に民事責任、第三に被害者補償。脱原発の確信を広めるためにあらゆる屁理屈を論破し、映画を作った。傍聴に押し掛け正義感を示そう」 
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 *添田孝史さん「 国会事故調として、電事連の調査をしていた。すぐ捜査に入れるような資料が山積みされていたが、いまだに踏み込んでいない。先日のバス事故と大違い。データがどんどん消されている。プレッシャーをかけていこう」 
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 *広瀬隆さん「悪人トリオを10年間晒し者にできる。甘利大臣が辞任したが、肝心なことが何も書かれていない。彼は原発再稼働の親分。電力九社がパティー券を買っていた。1970年に、大阪万博をやって公害なんか大したことないと言っていた。そのとき立ち上がって翌年、翌翌年と世論を作り続け、暗黒時代に公害裁判で次々に勝てた」
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 *満田夏花さん「私は国の責任も問いたい。昨日、地元の声も聞かず高浜原発を動かした。知事の抗議にたいして、総理は「国が責任をとる」と言ったが、福島で責任を取っているのか。彼らに責任をとらせることで、次に繋げていこう」 
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 *水戸喜世子さん「高浜ゲート前から来た。猛吹雪の日から400人も集まって来た。昨日は40人集まり、十倍以上の警官が妨害し閉じ込めた。無言の国家権力の壁。その暴力を許したのは、関西全域に影響を及ぼす若狭の原発。琵琶湖が汚染されたら死活問題。向こうはもう論理がない。あらゆることをして戦っていこう。まずは一番悪い東電をこらしめたい」 
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 *保田行雄弁護士「一番忘れてならないのは、福島の被害の現実である。2017年に住民を返し、2018年にはすべての慰謝料支払いを終わらせたいと思っている。満足に調査もせず、政策的に避難解除を画策している。福島では責任の所在と追及の主体が曖昧になっている。被害というのは政策的な曖昧なものではない。責任の自覚がないのがすべての原因。主客転倒の事態を脱却するための鍵になる裁判。怒った市民の運動が権力を追い詰め、裁判官に有罪を書かせることができる」
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 まとめに武藤類子副団長は賛同人の紹介の後、「賛同人は増え続けている。生きる権利を取り戻す裁判。子供は大人をよく見ている。何をしたか、何をしなかったか。大人の責任として、戦っていく義務がある」
 最後に福島からの参加者も壇上にあがり「我ら揺るがず」の大合唱で会場は一つになり、大団円を迎えた。
 「今日の話をぜひ、友人、知人、近所の方に伝えてください。ひとりひとりの力が現状を変えていくと思います。今後ともどうぞよろしく願い致します。支援団の入会申し込みや書籍などの販売にご協力をお願い致します。」のアナウンスで福島原発刑事訴訟支援団の発足のつどいは閉会した。

福島原発刑事訴訟支援団1.30発足のつどい
https://youtu.be/lC5e0cljUv0

『福島原発刑事訴訟支援団』HP
http://shien-dan.org/

『福島原発刑事訴訟支援団』入会申込み
https://shien-dan.org/membership/
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by kazu1206k | 2016-01-31 23:27 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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