「そこにある縄文を思う」のご案内

縄文ナビゲーターの遠藤さんから「そこにある縄文を思う」のご案内が届きました。
4月15日(金)10:00~12:00、いわき市小名浜公民館で、第一回「集まり」です。

そこにある縄文を思う

欧米が縄文に注目しているそうです。縄文土偶が億で取引されています。
なぜ注目するのか。縄文に「知性」があることがはっきりしたからです。
知性があれば、イルカやクジラと同じように尊重されます。
一万年も持続した文明、すばらしい知恵、隠された技術、すばらしい業績・・・
称賛のことばでまかり通っているのは、けれどもいつもの「世の中」の論理です。
縄文を勘定し複式簿記に記入して遺産にかぞえ、檻に入れるつもりです。

 縄文の業績や結実は、ただの結果です。探し出された知性などというのは、もがき苦しんだ大きなこころのしわの端くれにあるものです。部分や部品としての機能性や能力を、そして部品の集まりとしての〈あなた〉の全部を、あくまで求められる世の中で、それに対峙しひとつの全体であろうとするものは「こころ」です。あなたにはこころがないの、と都合の良いときだけ要求されるこころでなく、全体としてのこころです。ご存知ウィルス、アメーバ、ムラサキホコリカビ、ミジンコ、メタセコイア、ヤマネ、ドブネズミそしてヒトまで、こころでない生き物はありません。〈ヒト〉の栄華( 繁栄、安全、平和、幸福、延命) のため持てる身肉をすべて差し出すように求めるあれやこれやのヒューマニズム( 人間主義) のもとで、絶対的に無視されているのは「こころ」であるという矛盾を、この愚かな知性はやすやすといや楽しく耐えることができていましょう。

 縄文を思う、とはなんでしょうか。
 高名なブンカジン、たとえば禅や念仏を体得した鈴木大拙先生、歴史や文化に通暁した司馬遼太郎先生、あのひとたちは日本文化の最良のことがらについてたくさん考えを発表されていますが〈縄文〉には届いていません。その理由は簡単です、つねに出来事の外側に評価者としているからです。不都合で邪悪な事柄は、反れた道のうえの出来事、外道例外としてしか受容( 除外) できないのです。すぐれた考察ではあっても、一緒に生きている姿ではありません。評価するとは勘定する事です、勘定とはあれとこれを比較打算し、善し悪しを決めることです。つきつめれば〈功利〉、日本古語の〈かむかふ(考ふ)〉のことです。その勘定〉では〈かむかふ〉の向こうにある、いちばんの根っこに届かないのは当然です。

 縄文を思う、とはなんでしょうか。むしろ縄文に思われることです。それは出来る事でしょうか。縄文をこの手に獲得するのではなく、評価して養分だけ略取するのでもなく、縄文の中に身を置いて、じぶんのなかにある〈縄文〉が起きあがるのを待つことです。それはほんとうに出来る事でしょうか。

 地面をいくら掘っても縄文は出てきません。縄文のかわらけのかけらがあるばかりです。
わたしたちが掘るのは自分の「こころ」の最下層にある、未明のアフリカからつづく縄文の地層です。アフリカを遠く離れて十万年、ヤポネシアの岸辺にくらしつづけて数万年、そのひとびとの「こころ」は、ここにたしかにあるのです。
                         ( 平成二十八年四月遠藤・記)


縄文のことに関わりそうなみなさま(*^^*)

みなさまに少しずつお話しておりました「縄文を思う…」(仮名)がスタートいたします。
今年は、いわき市から出かけることができる近隣の磨崖仏見学「縄文ピクニック」を中心に、学びの時間を持ちつつ、ピクニックに出かけ、その場所に行くことを繰り返し行っていきたいと思います。

手仕事から、ものごとの道を感じる「手仕事を行う」こともしたいと思うのですが、これはこれで、ちょっと話を広げたら、どんどん広がって感慨深い手仕事がたくさんあることがわかりました。

また、遠野物語に代表されるような、人間とそれいがいのものとのお話も、いわきの物語を掘り起こしつつ、昔のお話と、現代のお話と連動させつつ、時間ではなく「そのこと」を感じる企画で進めたいと考えています。

縄文を歴史の中の文化ととらえ学ぶのではなく、自分がそこに身をおき、なにも考えず感じてみたいと思います。

本日は縄文ナビゲーターの遠藤藤一さんの文章とともに、「縄文を思う…」へのご参加を呼びかけさせていただきます。

4月15日(金)10:00~12:00、小名浜公民館で、第一回「集まり」を行いたいと思います。
特に、ご無理のない中で、ご興味のある方はぜひご参加ください。

スライドやわかりやすい資料で、「なんとなくそんなふうだ」という学びの時間を持ちたいと思います。
ご参加のお申し出をお待ちいたしております。

縄文ナビゲーター助手
      鈴木薫

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by kazu1206k | 2016-04-07 22:25 | 文化 | Comments(0)

佐藤かずよし


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