「奥州磨崖佛紀行」のご案内

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「縄文の会」より「奥州磨崖佛紀行」のご案内が届きました。
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世界遺産を尻目に
         達谷窟をまっすぐ

 二十一世紀という廃墟にお暮らしの皆さま、コンニチワ! 異次元紀行のご案内です。

 「縄文の会」は、文明開化の恩沢に浴している人びとから、廃墟として見捨てられた場所(トポス)を訪ないながら、原始古代の人びとの「こころ」を尋ねる試みを続けてきました。思うにかの遠い昔にかぶせられる「野蛮・迷曚」とはじつはそっくり利便と福利と安全を主題とするこの時代のものです。わけのわからぬままことばを失い存在の根拠さえ喪失し生きることも死ぬこともただ目をつぶって都合のよいことだけつぎ合わせて通り過ぎているわたしたちを驚かすものに、足を少しずらすだけでわたしたちは遭うことができます。まして「旅」なら否応なしに異次元を見せてくれましょう。
 さて今回は「磨崖佛」です。縄文とは一見無関係に見えますが、ヤポネシアの佛教は、とくに学術佛教や国家佛教でない修験道は、伝説的な役行者いらい、どうしたら原始の「こころ」をくぐって神佛の道を立てられるかという点に苦心と努力を重ねてきました。そしてその追究の上で民衆のなかに武骨な道が立ったわけです。歴史を端折ればその道も明治維新になって、新しく生かされもせず鹿鳴館政府から佛教と神道の混ぜ物のように見なされ解体を迫られました。文明開化の浅薄さを示す出来事ですが、現在の文化も国家もわたしたちの考えも隈無くその浅薄破壊の繰り返しの延長上にあるのは云うまでもありません。
 達谷窟には、延暦年間にヤマト国家と蝦夷共同体の大規模な闘争のあとで、蝦夷共同体の根拠地の跡に、ヤマトの戦勝を刻んで毘沙門堂が建立されています。ほんとうは何が祭られているかはよくよく見て知るべきでしょう。なにより此処は羽黒修験によって聖域神域とされています。
 ところで石城地域にもヤマト国家の覆いを剥がせば足下に埋もれて縄文時代からの遺跡が残存しています。おおかたは公園、住宅団地や工業団地の敷地としてそそくさと潰され産業と市民の文化生活に供されてしまいましたが、見ようとすれば見えるのです。見えなければ幻視すれば良いのです。それらのことごとのうち石城の磨崖佛はたいていは佛教以前の祭礼の場所(墓地)の近傍にあります。いまや何事でもないかのように通り過ぎられたり、市街の背後のやぶの中にひっそりと隠れあるいは使われなくなった間道の入口におのづから風化しつつあります。もともと聖霊である「ほとけ」は岩壁の岩を解いて顕れたものですからまたも解けて雲霧のように消え隠れ行くのは縄文の「ほどきの思想」からたどるべきその名にふさわしいものです。
 さて短かな旅ながら何よりもみなさまの日常をはなれた「こころ」で岩壁や洞窟と対面がなされ、そこに幾許かの驚きとその波紋があることを幸として念願いたしましょう。

南無 諸佛 地水火風空 のうまく さまんだ ぼだなむ あ・び・ら・うむ・けむ(修験の祈り)

「奥州磨崖佛紀行」(縄文の会)スケジュール

◇ 日時
2016年11月22日(火)7:00出発~19:10着
◇ 行程
いわき市役所前7:00出発 = 郡山経由 = 東光寺岩切磨崖仏群10:00着~11:00出発 = 厳美渓12:30着~昼食~14:00出発 = 西光寺達谷窟14:10着~15:10出発 = 郡山経由 = いわき市役所前19:10着
◇ 参加費:5,800円(昼食代込)
◇定員30名

◎申し込み/問い合わせ
☎:090-7525-5396 担当:すずき
たくさんのみなさまのお申し込みをお待ちいたしております(*^-^*)!
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by kazu1206k | 2016-10-20 22:45 | 文化 | Comments(0)

佐藤かずよし


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