特別展「鹿島金光寺収蔵木造宝篋印塔-700年の歳月を経て-」
2017年 09月 06日
宝篋印塔は、宝篋印陀羅尼(だらに)経を納める塔。中国伝来、鎌倉時代から日本でも作られ始め、鎌倉時代中期からは、墓碑、死者の冥福を祈る追善塔となり、五輪塔とともに、石塔が一般的とされていますが、金光寺収蔵の木造宝篋印塔2基1対は、鎌倉時代後期の文保2(1318)年作と示す銘文がある国内最古の木造宝篋印塔です。
特別展「鹿島金光寺収蔵木造宝篋印塔-700年の歳月を経て-」
開催期日 平成29年9月12日(火)~25日(月) ※19日(火)は休館日
時 間 開館時間同様
場 所 いわき市考古資料館 1階 第1展示室
平成27年5月いわき市有形文化財(建造物)に指定された、木製では国内最古(鎌倉時代後期)と考えられる鹿島金光寺収蔵の宝篋印塔を特別に展示します。また、講演会を開催し、中世墓研究の第一人者である公益財団法人元興寺文化財研究所副所長の狭川真一先生をお招きし、木造の宝篋印塔の意義について詳しく解説していただきます。
(1)講演会
日 時 平成29年9月18日(月・祝)10:00~11:30
場 所 いわき市生涯学習プラザ 4階 大会議室
講 師 狭川真一先生(公益財団法人元興寺文化財研究所副所長)
演 題 「木造宝篋印塔発見の意義」
定 員 150名
※要事前申込。8月21日(木)9時からお電話又は窓口にて受付開始(先着順)