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「木造宝篋印塔」展始まる

 いわき市考古資料館で、いわき市鹿島町久保の金光寺収蔵の木造の宝篋印塔(ほうきょういんとう)の特別展「鹿島金光寺収蔵木造宝篋印塔-700年の歳月を経て-」が、9月12日から始まりました。25日まで開催されます。
 宝篋印塔は、石塔が一般的とされていますが、金光寺収蔵の木造宝篋印塔2基1対は、鎌倉時代後期の文保2(1318)年作と示す銘文がある国内最古の可能性がある木造宝篋印塔です。
 宝篋印塔は、宝篋印陀羅尼(だらに)経を納める塔といわれ、中国伝来、鎌倉時代から日本でも作られ始め、鎌倉時代中期からは、墓碑、死者の冥福を祈る追善塔となり、五輪塔とともに、石塔が一般的とされています。
 鹿島金光寺収蔵の宝篋印塔は、平成27年5月いわき市有形文化財(建造物)に指定されています。
 18日には、中世墓研究の第一人者である公益財団法人元興寺文化財研究所副所長の狭川真一先生による、木造の宝篋印塔の意義についての講演会が開催されます。
 多くの市民のみなさまに見て頂きたいと、今回の開催になりました。いわきの歴史と文化に触れるいい機会です。

 ●講演会
 日 時 平成29年9月18日(月・祝)10:00~11:30
 場 所 いわき市生涯学習プラザ 4階 大会議室
 講 師 狭川真一先生(公益財団法人元興寺文化財研究所副所長)
 演 題 「木造宝篋印塔発見の意義」
 定 員 150名
 ※要事前申込。8月21日(木)9時からお電話(0246–43–0391)又は窓口にて受付開始(先着順)

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by kazu1206k | 2017-09-12 23:30 | 文化 | Comments(0)

佐藤かずよし


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