平市民会館緞帳の行方、棟方志功の原画をみる

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平市民会館の緞帳の行方が、少し話題になってきた。
市民の間から、版画家・棟方志功の原画による、平市民会館大ホールの緞帳の破棄を惜しむ声がではじめた。
文化交流施設の建設に伴い、平市民会館が取り壊されるからだ。

棟方志功の「平市民会館・緞帳原画Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ.Ⅳ」は、いわき市立美術館に収蔵されている。
原画は1965年制作で、1983年度に総務部より美術館に移管されている。
その緞帳の原画をみる機会があった。
写真は、いわき市立美術館所蔵作品図録から転載させて頂いたが、
上の原画Ⅰ.Ⅱ.は、墨、顔料で、下の原画Ⅲ.Ⅳは、木版、手彩色。
実際は鮮やかな色合いだ。

原画Ⅰ.の図柄は、じゃんがら。
原画Ⅱ.Ⅲ.Ⅳが5人の飛天が舞う天空に太陽と月、いわきの風土、産業の象徴。
原画Ⅰ.Ⅱ.は、まるみを帯びたやさしい筆づかいが、印象的だ。
いつもの木版をけずりだした、あの志功のタッチは原画Ⅲ.Ⅳ。
Ⅱ.Ⅲ.Ⅳと次第に完成度が高くなり、一番下のⅣが緞帳の原画となったようだ。

市立美術館では、これまで2回程度、常設展で展示したという。
今年は、市政40周年で様々な記念行事もある。
この原画の鑑賞も、市民の楽しみの一つだ。

平市民会館の緞帳の再利用については、
他の市民会館など既存のホールで緞帳として活用することや
新設される駅ビルや文化交流施設でタペストリーとして利用することなど
メモリアルモニュメントの一つとして再利用の声が出ている。
市民のご意見をお聞かせいただければと思うところです。

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by kazu1206k | 2006-05-27 09:20 | 文化 | Comments(0)

佐藤かずよし


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