戦争と原爆の真実、迫真の講談「はだしのゲン総集編」

昨夜、神田香織さんの講談を聴きました。
いや、迫真の演技でした。
1986年の発表以来、神田さんの戦争をテーマにした講談「はだしのゲン」は多くの人に戦争と原爆の真実を知らせてきました。
続編を1988年に発表、さらに総集編を2005年に発表。
それが昨夜公演された「はだしのゲン総集編ーふまれても麦のように生きるゲン」です。

文化センターで行われた公演、
原爆による放射線で溶けおちていく皮膚、ただれた皮膚を覆うウジとハエ、累々たる屍…
原爆で父と姉、弟を奪われ母と生まれたばかりの妹と懸命に生きるゲンの姿、
農家で米を分けてもらおうと必死に浪花節をうなるゲン、
全身焼けただれた勤労学徒セイジの看病、被爆者への差別、戦争への動員と天皇制教育…
原爆投下の8月6日から玉音放送の8月15日までの9日間のゲンの体験から、浮かび上がる戦争の真実。
観客の心をはなさない香織節の真骨頂だ。

あふれる涙が頬をつたって落ちる。
ああ今このとき、この多大な犠牲の上に成り立ってきた戦後体制が、根底から覆されようとしている。
平和憲法、わけても9条2項の改悪がもくろまれ、そのための国民投票法案が秋の国会にも提出されようとしている。
この事態に、意を決して、立ち向かわねば、と思う。
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by kazu1206k | 2006-07-05 09:39 | 平和 | Comments(0)

佐藤かずよし


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