アクアマリンパーク、港湾背後地ーどう進める?小名浜まちづくり計画

「小名浜地区まちづくり計画」は、平成11月につくられたいわき市都市計画マスタープランの具現化と位置づけられ、平成17年に策定されました。
この計画は、重要港湾小名浜港を擁する港町小名浜の既成市街地を対象として、地区別の計画とめざすべき具体像を設定し、土地利用の配置や都市施設、都市環境の整備の仕方やテーマ毎の事業計画を示したものです。
この計画の特徴は、まちづくり市民団体である「小名浜まちづくり市民会議」といわき市が平成14年に締結した「パートナーシップ協定」によって、両者の恊働作業として進められてきたことです。
現状は、計画の実現にむけ、それぞれの地区別計画が進行していますが、的確な進行管理が重要です。
市民との恊働をどのように発展させるいくのか、地域住民の声をどう反映させるのか、国や県との調整をどう進めるのか、本市としてのイニシアティブの発揮の仕方が問われています。
9月定例会の一般質問のやりとりをご紹介します。

<平成17年策定の小名浜地区まちづくり計画の現状と課題について>

●小名浜地区まちづくり計画の進捗状況はどうか。
—答弁
小名浜地区まちづくり計画は、対象区域を5つの地区に分け、地区毎により具体的な計画を策定しており、その進捗状況については、まず、「都市計画道路平磐城線沿道地区」では、県の街路事業により4車線拡幅を推進するとともに、沿道の良好な景観形成を図るため、景観形成重点地区指定に向けた取り組みを進めております。
「横町周辺・まちなか商店街地区」では、県の「元気ふくしま地域づくり・交流促進事業」により、本町通りの歩道内にある電柱を民地側に移転し、安全で快適な歩行空間の確保を図っております。
 「港湾背後地地区」では、福島臨海鉄道株式会社貨物ターミナルの移転に向けた基本計画案を作成し、関係企業や権利者等への説明を行うとともに、その移転の前提となる国有地定西地区の建物クリアランスを進めているところであります。
「小名川・米野地区」では、歴史的な街並みの保存に向けた勉強会を進めるとともに、漁業文化を伝えるため、小名浜まちづくり市民会議が「みなとまち資料館」を設置しております。
 5つ目の、「アクアマリンパーク・漁港区地区」については、1・2号埠頭倉庫群の利活用に向けた再整備を進めるなど、各地区の特性に配慮した各種事業に取り組んでいるところであります。

●アクアマリンパークの既存倉庫群の利活用では、1.2号棟の平成20年度供用に続く3.4号棟について、運動施設、展示音楽施設との位置づけられており、イベント等のコンベンション機能を求める声もありますので、整備計画の具体的な内容はどうか。
—答弁
倉庫群の利活用については、これまでに開催してきた「小名浜港倉庫地区の利活用に係る連絡・調整会議」や、「アクアマリンパーク整備計画検討会」の中で、具体的な利活用方法を検討してきたところであります。
その結果、3号棟倉庫については、スポーツイベント等の運動施設、4号棟倉庫については、音楽や芸術等の情報提供機能を持った休憩施設として位置づけされていたところでありますが、昨年度、施設の所有者である福島県が、管理運営方針を変更したことから、今後、整備計画については、管理運営手法を含め、県と市が共同で「NPO小名浜まちづくり市民会議」等と協議しながら、改めて検討することとなっております。

●漁港区の魚市場は、衛生管理システムの構築や魚介類の観光せり市等を計画する一方で、市行財政改革行動計画では漁協の合併の動向を見ながら21年度に民間譲渡するとしています。ならば、老朽化した市地方卸売市場小名浜魚市場の上屋はどうするのか。
—答弁
小名浜魚市場は、安全で安心な水産物の供給と、付加価値の向上の観点から、衛生管理システムの導入や観光せり市なども視野に入れながら、活性化に取り組む事が重要であると考えております。
当施設の老朽化への対応につきましては、施設の管理運営の手法も含め、その整備のあり方について、福島県や漁業協同組合、さらには、地域の団体等と十分協議し、検討を進めて参りたいと考えております。

●港湾背後地地区は、行政機能や商業サービス等多様な機能を有する複合交流拠点づくりとされるが、具体的な検討内容はどのようなものか。
—答弁
港湾背後地地区における都市センターゾーンにつきましては、小名浜の核となる新たな都市空間、情報発信・交流拠点づくりを基本コンセプトに、土地利活用の検討を進めるため、有識者や民間企業へのヒアリング、類似事例調査及び国、県の港湾関連出先機関の集約立地に対する意向調査等を実施しながら、導入機能や空間形成、施設配置イメージ、民間活力導入を視野に入れた事業実現化方策などの調査検討を進めてきたところであります。
この中で、交通ターミナル機能、アウトレットや体験工房などの商業観光機能、スポーツ・フィットネス等の健康・福祉機能、シティホール機能等の導入が提案されております。
今後につきましては、これらの提案や調査結果を踏まえ、市民会議や区長会及び国、県等関係機関で構成する土地利活用検討勉強会を開催しながら、土地区画整理事業調査と併せて、具体的な土地利活用計画の検討を行って参りたいと考えております。

●「小名浜港背後地等の整備に係る調整・連絡会議」については、今後どう対応するのか。
—答弁
「小名浜港背後地等の整備に係る連絡・調整会議」は、国、県、市の行政機関と、小名浜まちづくり市民会議をはじめとした民間団体の皆様とが、一体となって、小名浜港1・2号ふ頭地区及びその背後地の整備等に関して必要な連絡・調整を行うことを目的として設立されたものであります。
本会議につきましては、平成12年度の設立以来、これまで14回にわたり、会議を開催してまいりましたが、この間、都市計画道路平磐城線の拡幅や、小名浜港1・2号ふ頭倉庫群の新たな利活用に向けた整備など関連事業が着々と進められてきたところであります。
今後におきましても、これまで本会議が果たしてきた大きな役割を踏まえて、関連事業の進捗状況等に合わせながら、適時・適切に会議を開催してまいりたいと考えております。

<小名浜港の特別とん譲与税について>

●本市の歳入の一つ地方譲与税のうち特別とん譲与税は、小名浜港に入港する外国貿易船の純トン数に応じて課税され、一般財源として国から本市に譲与されており、昭和41年以来40年間で総額は約25億4千万円になります。使途に条件や制限がありませんが、これまで主にどのようことに使われてきたのか、お尋ね致します。
—答弁
特別とん譲与税につきましては、使途が特定されない一般財源であることから、使途の明細をお示しすることはできませんが、小名浜港背後地地区等におきましては、これまで、都市計画道路「平・磐城線」の整備や、「いわき・ら・ら・ミュウ」整備に係る支援のほか、貨物ターミナルの移転促進に向けた国有地定西地区のクリアランスを行ってきているところであります。
また、平成19年度においても、「小名浜地区まちづくり計画」の具現化に向け、アクアマリンパークの賑わいを創出するため、小名浜港1・2号ふ頭地区の既存倉庫群のうち、1号倉庫の改修工事費用の一部について、補助金として予算措置したところであります。

●使途について、港湾地区への還元を要望する声もありますが、どう考えているか。
—答弁
特別とん譲与税につきましては、使途を特定されない一般財源であることから、特定の目的のために還元するという性質のものではありませんが、今後とも、小名浜港背後地地区等の整備にあたりましては、「小名浜地区まちづくり計画」などの計画に基づき、適切に予算措置をして参りたいと考えております。






 
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by kazu1206k | 2007-09-20 09:18 | 議会 | Comments(0)

佐藤かずよし


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