「市立保育所の民営化を性急に進めないで」市議会に2つの請願

e0068696_1884995.jpg12月6日からのいわき市議会12月定例会に、市民から二つの請願書が提出されました。
いずれもいわき市が進める保育所の民営化をめぐるもので、「いわき市立保育所の民営化を性急に進めないことについて」と「いわき市の保育の充実と市立保育所の存続について」の二つです。

いわき市は、42ある市立保育所のうち、都市部の19施設を平成21年から4年毎に4施設ずつ、民間に移譲しようと計画しています。
この計画は、昨年2月に市社会福祉審議委員会の答申として市に答申され、今年度、4施設の保護者への説明などが行われ、来年度は移譲先の社会福祉施設の公募をはじめようとしています。

今回の請願のうち「いわき市立保育所の民営化を性急に進めないことについて」は、市保育所(園)保護者会連合会会長さんや4施設にあげられた保育所の保護者会会長さんらが請願者です。
請願要旨には、「民営化の必要性について十分に納得できる財政的な根拠や民営化を安心して受け入れられる具体的な条件等が示されない中、保護者である私たちの理解が進んでいるとは言い難い状況です。平成19年9月4日に「いわき市立保育所の民営化を性急に進めないことを求める陳情書」を提出しましたが、現在の理解の状況は当時とは変わっておりません。また、地域住民、そして市民の理解を得るための説明会等も行っていないと認識しています。」として、「市立保育所の民営化について、保護者や地域住民等、市民が十分に納得できるものとなるまで、性急にその手続きを進めないこと。」を請願したものです。
もう一方は、市職員労働組合の委員長外29,654名の署名をもって「いわき市の子供が健やかに育つため、市立・私立を問わず保育予算を増額すること。市立保育所を市直営で維持・存続するとともに、子育て支援機能を充実し、保育事業を拡充すること。」を請願しました。

私は、昨年から、最初に民営化が予定される4施設を訪問して意見を聴いたり、裁判になった横浜市の民営化第1号の保育園を訪れて問題点等を調査し、昨年6月と9月定例会の定例会でこの保育所民営化問題を取り上げました。
それは、市立保育所の民間移管は、国の保育所財政縮減の直撃を受けた自治体の財政的事情によるもので、子どもの利益が最優先された施策とはいい難いものであること、行政は、子どもたちの感性と知性、社会性、人間の生きる力を育てる児童福祉事業である保育の公的責任を果さねばならないこと、市立保育所の民間移管は、慎重に対処すべきであり、答申の実施時期に固執せず、保護者・市民の合意なき民間移管は強行しないこと、等を訴えてきました。

私は、今回の請願は、まさに市民、保護者の叫びであり、この訴えを議会はしっかりと受け止め、請願を採択していくべきだと思います。
「いわき市立保育所の民営化を性急に進めないことについて」の請願は、私の所属する会派・創世会として支持し、紹介議員を出し、市長陳情にも代表が同行しました。
この請願の審議は、私の所属する市民福祉常任委員会に付託され、17日に行われます。
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by kazu1206k | 2007-12-14 18:20 | 議会 | Comments(0)

佐藤かずよし


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