六ヶ所再処理アクティブ試験のガラス固化問題要望への賛同を!

六ヶ所再処理工場のアクティブ試験は、ガラス固化問題で行き詰まりました。
ガラス固化は、高レベル放射性廃液とガラス材を高温にして混ぜる工程。
しかし、昨年11月にガラス固化試験を開始してから、温度が上がらずガラス材が十分溶けないため、粘り気が強くなって出口で目詰まりを起こすトラブルが続き、12月28日以降、4ヶ月以上停止したままです。

廃液中の白金族元素がガラス溶融炉の下部に溜まり、溶融炉が高温にならずガラス材が十分に溶けない、というこの欠陥は、東海村の試験装置で既に明らかになっていました。
しかし、国は、ガラス固化の技術が未確立のまま、六ヶ所再処理工場をつくり、ガラスと廃液がうまく混ざらない、何万年もの貯蔵に耐えられない、欠陥品を製造したのです。欠陥品がいくつもつくられ、試験は完全に失敗に終わりました。

原燃は、国の核燃料サイクル安全小委員会再処理ワーキンググループから、安定したガラス固化運転の方針をだすよう、2月に求められましたが、4月下旬の委員会に報告書を提出できませんでした。根本的に無理があるからです。
これ以上欠陥ガラス固化体をつくるアクティブ試験は中止すべきです。

核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団など六ヶ所再処理工場のアクティブ試験を憂慮する全国の市民団体は、原子力安全・保安院に要望書を提出し、交渉をもつよう呼びかけています。
■賛同団体の募集:
 賛同される団体は団体名を、要望書に書いている連絡団体に送信してください。
◆募集締め切り
 賛同団体の募集締め切りは、5月13日です(交渉日に合わせて変更あり)。

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原子力安全・保安院への要望書(確定案4月28日)

六ヶ所再処理工場のアクティブ試験で
ガラス固化技術の根本的欠陥が明らかになりました

試行錯誤の試験でこれ以上欠陥ガラス固化体をつくるのはやめてください
アクティブ試験を中止してください
すでに製造された欠陥ガラス固化体は別扱いにしてください

原子力安全・保安院長 薦田 康久 様
2008年5月1△日
六ヶ所再処理工場のアクティブ試験を憂慮する全国の市民

 六ヶ所再処理工場のアクティブ試験でガラス固化体の製造試験が行われた結果、その固化技術に根本的な欠陥のあることが明らかになりました。ガラス固化工程は昨年11月4日に開始されたものの、白金族の蓄積のために、2ヶ月もたたない12月27日に運転停止に追い込まれ、その後、内部点検に4ヶ月近くもかかっています。
 事前のモックアップ試験や化学試験に基づいて立てたはずの運転基準が、初期の段階で早くも破綻しました。これら準備的試験の結果を踏まえた判断から、アクティブ試験に進むことを決めたはずなのに、この結果は、その判断が間違っていたことを示しているのではないでしょうか。
この固化技術では、白金族の蓄積を根本的に防ぐことを放棄し、蓄積を容認し、蓄積した場合を想定して除去する技術まで開発しています。このような技術には根本的な欠陥のあることが、アクティブ試験の過程で誰の目にも明らかになったということです。
 この過程で、「ガラス温度」が1100℃を超えないようなバッチがいくつも現れ、これらガラス材を含むガラス固化体が多数製造されています。「ガラス温度」は1100℃以上が必要だということは、日本原燃の青柳技術部長が2月14日の核燃料サイクル安全小委員会で明言しているとおりです。ところが、これら欠陥ガラス固化体は他と区別せずに貯蔵されています。しかし、これら欠陥品が地層処分に耐えられるという保証はどこにもありません。とりあえずそれらには目印を付け、何らかの別の取り扱いをするべきです。
 これ以上試行錯誤でガラス固化を行えば、欠陥ガラス固化体がさらに増えるのは必然です。また、溶融炉がしばしば運転停止する間に、危険な高レベル放射性濃縮廃液が溜まり続けることになります。
 以上の観点から、次の点を要望します。なお、この要望書は、核燃料サイクル安全小委員会および同再処理ワーキンググループの委員全員に配布してくださるよう、よろしくお願いします。

要 望 事 項

1.ガラス固化技術の根本的な欠陥が明らかになりました。欠陥ガラス固化体を増やさないため、危険な高レベル廃液の蓄積を避けるため、アクティブ試験を中止してください。

2.「ガラス温度」が必要とされる1100℃に達しなかったガラス材を含む固化体は、別扱いにしてください。

六ヶ所再処理工場のアクティブ試験を憂慮する全国の市民(○団体)

■呼びかけ団体(14団体)
核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団/再処理工場について勉強する農業者の会/花とハーブの里/PEACE LAND/三陸の海を放射能から守る岩手の会/グリーンピース・ジャパン/原子力資料情報室/原水爆禁止日本国民会議/ストップ・ザ・もんじゅ東京/日本消費者連盟/ふぇみん婦人民主クラブ/福島老朽原発を考える会/グリーン・アクション/美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会

◆連絡団体
  グリーン・アクション
    〒606-8203 京都市左京区田中関田町22-75-103
    TEL:075-701-7223; FAX:075-702-1952
  グリーンピース・ジャパン
    〒163-0802 東京都新宿区西新宿8-13-11 NFビル2階
    TEL:03-5339-9800; FAX:03-5339-9817
  原子力資料情報室
    〒162-0065 東京都新宿区住吉町8-5曙橋コーポ2階B
      TEL:03-3357-3800; FAX:03-3357-3801
  福島老朽原発を考える会/ストップ・ザ・もんじゅ東京
    〒162-0825 東京都新宿区神楽坂2-19銀鈴会館405号 共同事務所AIR気付
    TEL:03-5225-7213; FAX:03-5225-7214
  花とハーブの里
    〒039-3215 青森県上北郡六ヶ所村倉内笹崎1521 菊川方
    TEL:0175-74-2522; FAX:0175-74-2522 
  美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会
    〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3F
    TEL:06-6367-6580; FAX:06-6367-6581
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by kazu1206k | 2008-05-02 14:54 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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