殺すな!イスラエル地上軍がガザに侵攻。ガザからの緊急メール。

日本時間1月4日午前3時44分、イスラエル地上軍がガザに侵攻しはじめた。
イスラエル軍は「歩兵、工兵、海軍が関与」「作戦は長期に及ぶ」と表明している。パレスチナの子どもたち、住民たちのおびただしい血が流されている。現在進行形のガザでの虐殺。イスラエルの蛮行、それを容認する米国に「殺すな!」と強く抗議したい。

◆イスラエル大使館 [広報室/文化部](FAX)03-3264-0792(駐日イスラエル特命全権大使 ニシム・ベンシトリット)
◆アメリカ大使館 (FAX)03-3505-1862(J・トーマス・シーファー駐日米国大使)

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イスラエル軍のガザ地上侵攻に対する寺畑由美さんのメッセージと動画を転載する。

寺畑由美さんは、2003年5月から、NPO法人「地球のステージ(本部・山形)」の現地駐在員として、パレスチナ・ガザ地区最南端の町ラファで、国境線沿いや(元)入植地の周辺に住んでいる青少年を対象にした心理社会活動を続けている。2008年2月より国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)職員としてガザで活動。

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イスラエル軍の地上侵攻が始まる

寺畑由美
2009年1月3日

ただただ信じられない。TVで、闇の中、イスラエルの地上部隊が続々とガザに入っていくのを見つめながら、頭が揺れるのをどうしても抑えられない。大勢の人がひしめきあって暮らしているガザにイスラエル軍が激しい空爆を開始して8日、400人以上が殺され、2000人以上が怪我をし、すでにズタズタになっているインフラが徹底的に破壊された。そして今、イスラエル政府は地上侵攻を開始させた。

空爆が始まって3日目に、私は半ば強制的にガザから退去させられた。それからもずっとガザの友人たちとコンタクトをとりつづけているけれど、話をするたびに心がつぶれそうになる。ひとりひとりの声には、生々しい恐怖とどうしようもない絶望感があふれ、時にはあきらめのようなものさえ感じられる。生まれてこのかた、これほど心配でたまらなかったことはない。これほどまで自分が無力だと感じたことはない。

ガザで起こっていることについて、どうしても書かなければならない。今日まで書けなかったのは、あまりに直接的な感情が沸きかえっていて言葉にならなかったからだ。でも、これからは自分を叱りとばしてでも書いていく。ガザから出ることのできない人たちみんなに、たとえ私の声を届けるだけにしかならないとしても。

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◆[動画]寺畑由美さん(UNRWA職員)が即時停戦を訴え

http://www.veoh.com/videos/v17092213ARRzGnsT?rank=6&category=category_news&category=category_news&order=tr&

寺畑さんのブログ(英語)
:An Outsider's Inside-View of the Gaza Strip
http://frontline.civiblog.org/blog


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ガザのアブデルワーヘド教授のメッセージ(その18)を転載する。
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●ガザより(18) 嘆きと悲しみと死と 2009年元日のガザ

2009年1月1日 6:34PM

2009年元日のガザはどのような姿か? 
死がガザを覆い尽くしている。嘆きと悲しみが2009年という新年の挨拶なのだ。
血と大量の死体の匂いがする!毎分のように悪い知らせが新たに届く。
爆発音、爆撃、ミサイルの飛来音、崩壊、荒廃、イスラエルの無人機、アパッチヘリその他の軍用ヘリ、F16型戦闘機、足元を揺るがす大地。
破壊の跡がいたるところに。死体、千切れた四肢、泣き叫ぶ子ども、幼子や夫を探し求める母親。
どこに行けばいいのか、どこに隠れればいいのか、誰にも分からない!
イスラエルの攻撃のもとでは、安全な天国などどこにもありはしない。
市民社会の施設さえ標的にされた。法務省、教育省、文化省が破壊された!
モスクも手ひどくやられた。うち6つは過去のものになってしまった。
これらモスク周辺の何十という家も蹂躙され、粉砕された。
人々は死に、また傷ついた。今日、2009年1月1日までに、攻撃で2000人以上が負傷し、420人以上が殺された。この数字には50人を上回る子どもたちが含まれている。
今日、ガザ市だけで、20回以上の空襲が実行された!最後の攻撃で、ジャバリーヤ難民キャンプの4階建ての建物が破壊され、少なくとも15人が殺された!

このメッセージを書いているさなかにも、ガザ市北部、シェイフ・ラドワーンで5階建ての建物が数分前、イスラエルの軍用機によって粉々に破壊されている!
爆撃についてこれ以上、書き続けることができない、たった今、3回目の大爆発が起こった!

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●ガザより(19) ガザが再び燃えている

2009年1月1日 10:45PM

法務省(新築)、教育省(新築)、囚人問題省、立法評議会(新築)、両替所3軒、モスク3つ、民家3軒、移動中の車2台、そしてその他の建物も、空と海から、二度、三度と攻撃された。古い地元の石鹸工場も今朝、攻撃された。
無人機とF16が何機か今まさに空を飛行中だ。朝には20機もの航空機が空にあった。昨夜、ガザの人間は1分たりとも眠れなかった!

イスラーム大学のイスラーム研究の教授でハマースの指導者であるニザール・ライヤーン博士が今日、殺された。F16がジャバリーヤ難民キャンプ中央部にある彼の4階建ての自宅を爆撃したのだ。彼の4人の妻たちと9人の子どもたちもいっしょに殺された。これまでの捜索で彼の家族14人が瓦礫の下敷きとなっていることが判明している。同地区の住居多数が大きな被害を受けている。
いくつかは人間が暮らせる状態ではなくなってしまった。
ライヤーン博士は前にイスラエルが侵入したとき、戦闘で息子二人を亡くしていた!

あらゆる形で、毎分のように、ガザが再び燃えている!

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●ガザより(20) 真夜中のガザ

2009年1月2日 1:41AM

完全な暗闇だ。ガザ市内の80%以上がすっかり闇に覆われている。
この暗闇のなかでは自分の指さえ見えない!
一方、家の外では、無人機が頭上で唸り、軍用ヘリが空を徘徊している。
家のなかに目を戻せば、子どもたちは就寝時間になっても床につきたがらない!
悪夢や爆撃、爆発を恐れているのだ。当然のことだ!

ルーティンとなった航空機の音が6日以上にわたり昼夜を問わず続いていたが、それが突然、消えた。・・・爆発音。・・・継続する爆発音。・・・一連の爆発。
・・・ほかにも身の毛のよだつ爆発が複数。・・・爆風・・・遠くで燃え盛る炎。
・・・子どもたちがベッドから飛び上がる。恐がって・・・震え上がって・・・不安そうに・・・どうしたらよいか分からずに!どこかに身を隠したい、でも、行くところなどないのだ。

まるでマットレスの下で爆発音がしているみたい、どうしたらいいの?と再び訊ねる。ただ待つしかないんだ!だが、どうしたら子どもに待つことを納得させられるだろう?しかも、何を待つというのだ? 今度は、救急車と消防車のサイレンが聞こえてくる。それでようやく我にかえる。自分がガザにいて、小さな発電機を動かして2009年新年に世界に向けてメッセージを書いているのだということに。
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by kazu1206k | 2009-01-05 21:42 | 平和 | Comments(0)

佐藤かずよし


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