2017年 11月 09日 ( 1 )

質問報告3−ふるさとの歴史・文化、市考古資料館

いわき市議会11月定例会、11月6日に行った一般質問の詳細を、3回にわけてご報告の最終回です。

1 清水市政2期目の選挙公約と市政の進め方について(第1回)
 (1)「震災からの復興・創生」について(第1回)
 (2)「医・職・住」の深化について(第1回)
 (3)「子育て・教育先進都市の実現」について(第1回)
 (4)「所得の増大」について(第2回)
 (5)「共創のまちづくり」について(第2回)
 (6)「中山間地域の交通確保、車を持たないこどもや高齢者の移動手段の確保」について(第2回)
 
2 いのちを守る、受動喫煙対策について(第2回)
 (1)タバコによる健康被害と受動喫煙対策の現状について(第2回)
 (2)受動喫煙対策の促進について(第2回)
 
3 人財育成とふるさとの歴史・文化について (第3回)     
 (1)ふるさとの歴史・文化に根ざした人づくりについて(第3回) 
 (2)いわき市考古資料館の整備について(第3回) 


第3回は、「3 人財育成とふるさとの歴史・文化について」の「 (1)ふるさとの歴史・文化に根ざした人づくりについて」「 (2)いわき市考古資料館の整備について」、です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大きな第三点、人財育成とふるさとの歴史・文化について、であります。

 来年、2018年は戊辰戦争から150年、石城(いわき)国の設置から1300年となります。718年にできた、いわき市から宮城県亘理町付近までの「石城国」は、6年ほどで歴史から消えたとされています。
 いわきの未来を担う人財を育成していくためには、地域の誇りや郷土愛を育み、ふるさとの歴史・文化に根ざした人づくりを進めることが大切です。そこで、以下伺います。

1点目は、ふるさとの歴史・文化に根ざした人づくりについて、です。

24)まず、ふるさとの歴史・文化に根ざした人づくりについて、市長は公約で「地域の誇りや郷土愛を育むまちづくりを進めます」としていますが、ふるさとの歴史・文化に根ざした人づくりのために何が必要と考えているか、お尋ね致します。
—答弁(特定政策推進監)
 ふるさとの歴史・文化に根ざした人づくりのためには、子どもから大人まで、誰もがいわきの歴史や文化の魅力に触れ、学ぶことができる機会をつくり、市民の誇りや郷土愛を醸成していくとともに、これらを次の世代にしっかりと継承していくことが極めて重要であると考えております。
 このため、市といたしましては、考古資料館や暮らしの伝承郷など文化施設における常設展や企画事業を通じ、市民の皆様が、本市の古代からの歴史や文化に触れることができる機会を提供するとともに、小学校高学年から一般市民の皆様を対象とする冊子「みんなで学ぼう いわきの歴史」の作成・配布、じゃんがら念仏おどりをはじめとする無形民俗文化財の体験学習、地域を理解する「地域学」講座など、歴史・文化を学ぶ機会を提供してきたところであります。
 また、先人から受け継いできた歴史的財産を次の世代へしっかりと引き継いでいくため、国指定史跡の白水阿弥陀堂境域等の公有化や、国指定建造物の専称寺など貴重な文化財の修復作業の現場公開、埋蔵文化財の発掘調査現地説明会などを開催し、市民の皆様に対し、その魅力を広く伝える取組を積極的に展開しているところであります。
 今後におきましても、ふるさとの歴史・文化に根ざした人づくりに向けて、これからの地域文化を担う人材育成などの事業に積極的に取り組んで参りたいと考えております。

25)次に、(仮称)いわき地域総合博物館構想について、です。
 本市は、平成3年に21世紀の森整備構想を策定、平成6年に文化・交流施設整備地区(文化コア)整備基本構想の中で総合博物館等の整備を位置づけ、平成12年の改定で既成市街地への展開に見直し、平成20年に文化コア地区で博物館は整備しないとしました。その際、市長の諮問機関「21世紀の森整備構想区域内の土地利用に係る市民委員会」は、博物館のあり方は「今後時間をかけて市民ニーズを見極めていくこと」としています。
 こうした経緯を踏まえて、いわきの未来を担う人財を育成していくため、地域の誇りや郷土愛を育む、ふるさとの歴史・文化に根ざした人づくりを進める観点から、歴史と自然史を合わせた(仮称)いわき地域総合博物館構想を再構築する考えはあるか
、お尋ね致します。
—答弁(特定政策推進監)
 (仮称)いわき地域総合博物館は、21世紀の森地区における文化コア整備基本構想に位置付けられ、平成20年度における同構想の見直しにおいて、市民委員会の意見を踏まえ、文化コア地区での整備は行わない、と整理されたところであります。
 本市には、市内各地に、考古資料館やアンモナイトセンターをはじめ、本市の古代からの歴史や文化を学ぶことができる博物館的機能を有する施設が整備されており、これら施設間の連携と事業の充実に取り組みながら、全体として総合博物館としての役割を果たせるよう努めてきたところであります。
 今後におきましても、市民の皆様のニーズに対応した観覧や学びの機会の提供に向けて、市内外の施設や人材等の有効な連携のあり方を検討するとともに、市民講座や企画展の充実に取り組んで参りたいと考えております。

2点目は、いわき市考古資料館の整備について、です。

 平成9年に開館した、いわき市考古資料館は、旧石器時代から江戸時代までの本市の代表的な考古資料を展示・公開し、様々な企画展や体験学習会等を実施しています。

26)まず、いわき市考古資料館の現状について、立地場所、老朽化した建物の維持補修、展示方法など、いわき市考古資料館の現状をどのように認識しているか、お尋ね致します。
—答弁(特定政策推進監)
 考古資料館は、平成9年12月に開館し、埋蔵文化財や考古学教育の中核施設として、企画展や勾玉づくり体験など各種事業の展開を図りながら、国指定史跡「」より出土された遺物など学術的に貴重な考古資料や歴史資料を保存・展示しております。また、平成28年度には、市内で発掘された貴重な埋蔵文化財の保存・管理・活用機能を充実させるため、資料館敷地内に、出土遺物整理収蔵施設を整備したところであります。
 現在、平均して、年間12,000人程度の来場者のある施設でありますが、今後、地域の学習拠点として、さらに効果的に施設の機能が発揮できるように、子ども達や一般の市民の皆様にも理解し易い施設展示の工夫、いわき湯本温泉等の観光地エリア内という立地特性を活かした分かりやすい施設誘導案内看板の表示、さらには、市民共有の貴重な財産である考古資料等の適切な保存・管理に取り組んでいく必要があるものと認識しております。

27)次に、いわき市考古資料館の整備について、ふるさとの誇りや郷土愛を育むまちづくりを進め、ふるさとの歴史・文化に根ざした人づくりへの貢献度を高めるために、立地場所、老朽化した建物の維持補修、展示方法などの改善に向けて、予算化して抜本的な改善を実施すべきではないか、お尋ね致します。
—答弁(特定政策推進監)
 考古資料館等の文化施設は、市民の皆様が地域の歴史や文化への理解を深め、誇りを育む場となるとともに、本市の文化的魅力を提供する重要な観光資源としての側面もあることから、地域の活性化に向けて欠かすことのできない重要な施設であると認識しております。
 こうしたことから、今後、市内の文化施設の整備などにつきましては、昨年度策定されました「いわき市公共施設等総合管理計画」を踏まえ、施設の維持管理等に係る費用対効果の視点や、将来にわたって住み続けたくなる地域社会の実現に向け、長期的な視点にたった個別管理計画を策定する中で、そのあり方等を検討していくこととしております。
 考古資料館につきましても、その存在意義を充分に踏まえ、市内文化施設の全体的な計画を策定しながら、経年劣化に伴う施設の改修、展示スペースのリニューアルなどについて、管理計画に基づき、計画的に実施して参りたいと考えております。


 考古資料館は、素晴らしい遺跡から発掘された遺物が展示されておりまして、本当にいわき市が歴史と文化の宝庫としてですね、見直さおれなければならないじゃないかということが、あそこに行くと一目でわかるのです。ところが残念ながら、展示方法が他の博物館、類似の施設と比べると、特段、解説が詳しくあるわけでもなく、何かイヤホンで解説が聞けるわけでもなくということで、館長にわざわざおいで願わないと中身が分からないというもったいない状態なのです。ですから、あれほどの宝をもったいない状態にしておくのは、本当にいわきの損失ではないかと思いまして、こういう質問をさせてもらいました。
 結局、古くはいわきの地勢といいますか、親潮と黒潮が出会う潮目の海で、しかも世界に通ずる海の道であったということで、そこにやはり自然の中で私たちの歴史と文化が祖先によって形作られてきた。そういうことを総合的に理解できる施設が、平城もいいのですが、そういう施設がやはり必要なのではないかなと。総合的にいわきの自然、歴史、文化を体感できるそういうものが今、震災からの復興という時に新しい人材を作り出すんだ、いわきに帰ってきた時に一緒に未来をつくろうというふうになるためには、総合博物館の必要性というものがあるのではないかとあらためて感じた次第です。そういう中心施設が出来れば、なおいいということであります。
 先ほども申し上げましたように、来年は戊辰戦争150年で、地域学会の皆さんが一生懸命講演活動をやって私も拝聴させていただいていますけれど、戊辰戦争150年、それから幻のいわきの国から1300年という年回りが来年2018年でございますので、そう意味では、地域の誇りや郷土愛を育む絶好の機会だと捉えまして、考古資料館の整備、あるいは地域総合博物館構想をもう一度見直してみるということを本市としても取り組んでいただくことを要望いたしまして、わたくしの質問を終わります。
 ご清聴ありがとうございました。

e0068696_1645594.jpg

[PR]
by kazu1206k | 2017-11-09 16:05 | 議会 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k
プロフィールを見る
画像一覧