カテゴリ:平和( 137 )

核兵器廃絶へYes, we can.「オバマジョリティー」ー広島平和宣言

1945年8月6日午前8時15分、広島に原爆が投下され、13万もの人々が生きたまま焼かれ亡くなった。
今日64年目の広島では、原爆死没者の追悼と核兵器廃絶、世界恒久平和の実現を願って平和記念式典が行こなわれ、広島市長が「平和宣言」を世界に向けて発表した。

●平 和 宣 言

人類絶滅兵器・原子爆弾が広島市民の上に投下されてから64年、どんな言葉を使っても言い尽せない被爆者の苦しみは今でも続いています。64年前の放射線が未(いま)だに身体を蝕(むしば)み、64年前の記憶が昨日のことのように蘇(よみがえ)り続けるからです。
 
幸いなことに、被爆体験の重みは法的にも支えられています。原爆の人体への影響が未(いま)だに解明されていない事実を謙虚に受け止めた勇気ある司法判断がその好例です。日本国政府は、「黒い雨降雨地域」や海外の被爆者も含め高齢化した被爆者の実態に即した援護策を充実すると共に、今こそ省庁の壁を取り払い、「こんな思いを他(ほか)の誰(だれ)にもさせてはならぬ」という被爆者たちの悲願を実現するため、2020年までの核兵器廃絶運動の旗手として世界をリードすべきです。
 
今年4月には米国のオバマ大統領がプラハで、「核兵器を使った唯一の国として」、「核兵器のない世界」実現のために努力する「道義的責任」があることを明言しました。核兵器の廃絶は、被爆者のみならず世界の大多数の市民並びに国々の声であり、その声にオバマ大統領が耳を傾けたことは、「廃絶されることにしか意味のない核兵器」の位置付けを確固たるものにしました。
 
それに応(こた)えて私たちには、オバマ大統領を支持し、核兵器廃絶のために活動する責任があります。この点を強調するため、世界の多数派である私たち自身を「オバマジョリティー」と呼び、力を合せて2020年までに核兵器の廃絶を実現しようと世界に呼び掛けます。その思いは、世界的評価が益々(ますます)高まる日本国憲法に凝縮されています。
 
全世界からの加盟都市が3,000を超えた平和市長会議では、「2020ビジョン」を具体化した「ヒロシマ・ナガサキ議定書」を、来年のNPT再検討会議で採択して貰(もら)うため全力疾走しています。採択後の筋書は、核実験を強行した北朝鮮等、全(すべ)ての国における核兵器取得・配備の即時停止、核保有国・疑惑国等の首脳の被爆地訪問、国連軍縮特別総会の早期開催、2015年までの核兵器禁止条約締結を目指す交渉開始、そして、2020年までの全(すべ)ての核兵器廃絶を想定しています。明日から長崎市で開かれる平和市長会議の総会で、さらに詳細な計画を策定します。
 
2020年が大切なのは、一人でも多くの被爆者と共に核兵器の廃絶される日を迎えたいからですし、また私たちの世代が核兵器を廃絶しなければ、次の世代への最低限の責任さえ果したことにはならないからです。
 
核兵器廃絶を視野に入れ積極的な活動を始めたグローバル・ゼロや核不拡散・核軍縮に関する国際委員会等、世界的影響力を持つ人々にも、2020年を目指す輪に加わって頂きたいと願っています。
 
対人地雷の禁止、グラミン銀行による貧困からの解放、温暖化の防止等、大多数の世界市民の意思を尊重し市民の力で問題を解決する地球規模の民主主義が今、正に発芽しつつあります。その芽を伸ばし、さらに大きな問題を解決するためには、国連の中にこれら市民の声が直接届く仕組みを創(つく)る必要があります。例えば、これまで戦争等の大きな悲劇を体験してきた都市100、そして、人口の多い都市100、計200都市からなる国連の下院を創設し、現在の国連総会を上院とすることも一案です。
 
被爆64周年の平和記念式典に当り、私たちは原爆犠牲者の御霊(みたま)に心から哀悼の誠を捧(ささ)げ、長崎市と共に、また世界の多数派の市民そして国々と共に、核兵器のない世界実現のため渾身(こんしん)の力を振り絞ることをここに誓います。
 
最後に、英語で世界に呼び掛けます。
 
We have the power. We have the responsibility. And we are the Obamajority.
Together, we can abolish nuclear weapons. Yes, we can.
 
2009年(平成21年)8月6日
                    広島市長 秋 葉 忠 利

(注)英語部分の訳は次のとおりです。
私たちには力があります。私たちには責任があります。そして、私たちはオバマジョリティーです。
力を合せれば核兵器は廃絶できます。絶対にできます。
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by kazu1206k | 2009-08-06 09:23 | 平和 | Comments(0)

ミサイル防衛反対国際会議のソウル声明

4月16〜18日、韓国・ソウルで「アジア太平洋のミサイル防衛に反対し軍拡競争の終わりを求める国際会議」が開催された。

東京の市民団体・核とミサイル防衛にNO!キャンペーンからの報告によると、4月5日の北朝鮮によるロケット打ち上げと、日本政府による「ミサイル防衛」システムによる迎撃態勢の初発動によって、緊張する北東アジア情勢の中、韓国の10の平和団体でつくる韓国組織委員会と、「宇宙への兵器と原子力の配備に反対するグローバル・ネットワーク」(http://www.space4peace.org/ )、「GPPAC(武力紛争予防のためのグローバル・パートナーシップ)東北アジア」( http://www.gppac.net/ )が共同主催。日本からは入間、浜松、名古屋、九州などのPAC3ミサイル配備反対運動やピースデポ、ピープルズ・プラン研究所、ピースボートなどのNPOが参加した。

会議の趣旨や全体プログラムは以下を参照。
http://www.geocities.jp/nomd_campaign/nomd-korea.html

国際会議では、世界各地から集まった発言者が、ミサイル防衛・宇宙軍拡反対運動の現状と展望について意見を交換。オバマ新政権の軍事・外交政策の分析、米国のレーダー基地建設を事実上頓挫させたチェコの創意あふれる市民運動の報告内容。
日本からは、「北東アジアに非核・非ミサイル地帯をどうつくるか」(藤岡惇:立命館大学教授)、「北東アジア非核兵器地帯条約・試案」(田巻一彦:ピースデポ)、「米日軍産複合体への挑戦という緊急の課題」(杉原浩司:核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)という3本の報告。
国際会議では、ミサイル防衛に反対し軍事対立ではなく新たな平和のメカニズムを創造するために、世界各地の仲間と共に力を尽したいとする、以下の声明を採択した。

……………………………………………………………………………………
「アジア太平洋のミサイル防衛に反対し軍拡競争の終わりを求める国際会議」
                         2009年 ソウル声明

我々は、戦争と苦闘の歴史がくり返されつつある21世紀の新たな10年間が始まろうとする今、ここソウルに集いました。現在でも多くの国や地域が、紛争と敵意が充満したあの東西冷戦期から何ひとつ学ぶことなく、執拗に軍拡を行っているのを、今我々は目の当たりにしています。特に軍事的支配力を持つある国(the nation)とそれに従う諸国は、紛争の根本原因を理解する努力や平和解決の道を見つけることよりもむしろ、自らの軍事能力強化の方法として新たな脅威や敵を探し、ときには自己の軍拡を正当化するためにその脅威を誇張しています。

このことを示すのが、軍事ネットワークの拡大と世界中にある多数の軍事基地、そして宇宙軍拡の諸活動です。しかしながら我々は、この軍事アプローチは紛争の防止と平和的解決を阻む陳腐な戦略であり、また世界的な軍拡競争の悪循環を引き起こす、敗者の一手であることを明らかにしたいと思います。

我々は特に、米国のミサイル防衛システムがどのように、宇宙軍拡だけでなく、不必要な軍拡競争と諸国家間の政治上外交上の緊張をも引き起こすかという点を注視しています。チェコ共和国とポーランドへのミサイル防衛システム構想は、同地域での市民の大きな反対を生み、「新冷戦」の誕生に至るまでロシアを激怒させました。

アジア太平洋でのミサイル防衛システム構想は、冷戦の緊張を緩和しようとする地域内の取り組みにとって重荷となり、そのためさらに、海洋諸国と大陸諸国間の衝突を誘発しています。米国がアジア太平洋ミサイル防衛システムを構築しようと先導し、日本とオーストラリアがそれを強く支援している同地域で、韓国はその最先端兵器と一連のあらたな役割において、それら諸国の列に次に並ぶ位置にあります。その結果、中国、ロシア、北朝鮮はすべて、このミサイル防衛システムへの強い反対の意を明確にし、アジア太平洋地域での軍拡競争を加熱させています。このような軍拡競争はまた、アジア太平洋地域における平和と安全保障の重要な土台である、日本の平和憲法の、戦争放棄を掲げる第9条を蝕む恐れもあります。

朝鮮半島にみなぎる現在の緊張の主要素となった、北朝鮮の長距離ロケット発射をめぐる論争は、今後の討論を待つものです。北朝鮮のロケット発射は、朝鮮半島の分断とアジア太平洋地域での軍拡競争の両方による副産物として見なされるべきでしょう。しかしながらそのような視点は無視されています。そのかわりに、脅威が大げさに解釈され、安全保障上の不安が掻き立てられ、同地域でのミサイル防衛システムの開発の正当性が持ち出されています。北朝鮮の長距離ロケット発射は、そのような状態とは正反対に、我々の優先事項である各国間協力による相互軍縮に加え、諸国間の信頼の構築と関係正常化もまた、何より必要な急務であることを示します。

とりわけ我々は、ミサイル防衛システムによる「絶対的な安全保障」というものの裏にある理論が、他の攻撃的な軍事上の思考と異なるものではないと認識しています。さらにミサイル防衛システムは、その有効性がまだ実証されていない、危うい計画です。莫大な経費を必要とする計画である同システムは、際限のない軍事費拡大の理論に基づいており、ただ軍産複合体を肥やすためでしかありません。忘れてならないのは、このシステムが、経済危機、社会福祉の崩壊、環境危機で苦しむ多くの人々の幸福と生活の質の向上のために投資されるべき、たくさんの資源を犠牲にするということです。

現在世界中で多くの国々と人々が経済危機と気候変動のために苦しんでいます。これらの危機は、各国が無駄な軍拡競争をやめて、経済危機と気候変動のために甚大な被害を被っている自国の市民の日常生活に配慮を向ける好機としてとらえられねばなりません。不必要で攻撃的な兵器の開発は、ミサイル防衛システムを含み、まず停止されねばならないのです。人々と地域の安全を無視する国家安全保障には何の意味もありません。

それゆえ我々は、朝鮮半島、東アジア、そして国際社会の平和と安全を妨げる、ミサイル防衛システムと軍拡競争に対し、共同で反対することを決意しました。我々は今後、ミサイル防衛がまやかしであること、およびミサイル防衛により必然的に生じる軍拡と軍事紛争がもたらす被害を広く人々に知らせていきます。国際社会の一員として我々は、我々が今立っているこの地域社会から、軍事対立にとって代わる、平和共存と紛争解決をもたらす新たな平和のメカニズムを展開していくことを誓います。今後の10年間を、陳腐な軍事パラダイムを克服するための変革の時期に変えるため我々の責務と役割を果たすことを、ここに宣言します。

2009年4月17日

韓国組織委員会
宇宙への兵器と原子力の配備に反対するグローバル・ネットワーク
GPPAC(武力紛争予防のためのグローバル・パートナーシップ)東北アジア
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by kazu1206k | 2009-04-26 23:58 | 平和 | Comments(0)

高遠菜穂子さんのイラク報告会

5月10日に、イラクで医薬品運搬やストリートチルドレンの自立支援を行い、武装グループに拘束され解放された高遠菜穂子さんのイラク報告会が開かれる。
題して「命の国境はない~イラクで非暴力は実現するか~」。

「開戦から6年。いまだ平和の兆しが見えないイラク。イラク戦争の実態とはどのようなものか、日本のマスコミでは報道されない「イラクの真実」を映像と講演で報告していただきます。真の国際貢献とはなにか、海外から見た日本の「憲法九条の真価」をご一緒に考えたいと思います。皆様お誘いあわせておいで下さい。」と、主催のいわき市9条の会連絡会は呼びかけている。
いわき市・いわき市教育委員会が後援。

☆と き:5月10日(日)13:30〜
☆ところ:いわき駅前ラトプ6階産業創造館ホール
●前売入場券一般・大学生1,000円 当日券1,200円(中高校生は500円当日券のみ)
■前売券は・・チケットぴあ(いわき駅前ラトブ1階) 鹿島ブックセンターなどで。


*高遠菜穂子(たかとうなほこ)さんプロフィール
1970年、北海道千歳市生まれ。
2000年より、インド・タイ・カンボジアの孤児院・エイズホスピスを手伝う。
2003年、イラク初入国以来NGOと共に病院調査・医薬品運搬・学校建設・ストリートチルドレンの自立支援に関わる。
2004年4月、イラク入国時に、ファルージャ近郊で武装グループに拘束される。武装勢力が解放の条件として自衛隊撤退を日本政府に要求した事で、一部の人から「死んで責任をとれ」、「事件は活動家の自作自演」などと非難を受けた。
現在、バグダッドで薬物依存に走り始めた路上生活の子供たちに「自立支援プロジェクト」やファルージャの破壊された学校を再建する「ファルージャ再建プロジェクト」をイラク人と共にすすめている。
「愛しているって、どう言うの? 生きる意味を探す旅の途中で」、「戦争と平和」など著書多数。
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by kazu1206k | 2009-04-21 21:34 | 平和 | Comments(0)

「迎撃」名目のミサイル防衛発動

市民団体の「核とミサイル防衛にNO!キャンペーン」から、4月1日に行われた「迎撃」名目のミサイル防衛発動を許すな!4・1防衛省行動の際、防衛大臣あてに提出した声明が届いたので、転載する。

【声明】

緊張激化と憲法破壊のミサイル防衛発動をやめ、自衛隊を撤収させよ!
  
〜血税と9条を標的とした「迎撃ごっこ」の中止を求める〜

 3月27日、麻生政権は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による「人工衛星打ち上げ」に対して、「ミサイル防衛(MD)」を発動する「破壊措置命令」を決定した。現場指揮官に迎撃権限を丸投げする「文民統制」逸脱の命令を、浜田防衛相が発令し、空自PAC3部隊の首都圏展開及び浜松から東北への移動展開が行われた。SM3搭載の海自イージス艦2隻が日本海へ、非搭載1隻が太平洋へ展開した。米韓のイージス艦も展開している。
 自衛隊を戦後初めて戦闘準備態勢に入らせるこの措置は、歴史に大きな禍根を残す重大な転回点になりかねない。MDが「平時」に戦時体制を持ち込む危険な装置であることも実証された。
 北朝鮮のロケット打ち上げは、北東アジアの軍事的緊張を高め、軍拡競争を促進させる。私たちは北朝鮮に対して、打ち上げ中止を要求する。北朝鮮は、宇宙条約加盟や事前通告など正規の手続きを整えてはいるが、核開発に加えて長距離弾道ミサイル能力を獲得し対米交渉カードにすることへの懸念を払拭していない。「人工衛星」だと言うなら、ロケットを情報公開すべきだ。
 一方で、日米は、ロケット打ち上げを国連安保理決議違反だとしているが、ミサイルと確認できない現段階で、宇宙条約で保証された宇宙開発の権利まで制限することはできない。日本は、宇宙の軍事利用に踏み込む「宇宙基本法」を制定し、軍事衛星増強に向かっている。米国は、宇宙の軍事覇権に固執し、宇宙への兵器配備さえ視野に入れたMDを推進している。日米に一方的に北朝鮮を非難する資格はない。とりわけ日本は、米国でさえ「迎撃の用意はない」とする中、「潜在敵国の宇宙進出を軍事力によって阻止する」という2001年の米ラムズフェルド宇宙委員会のシナリオをなぞるかのような突出ぶりを見せている。
 北東アジアで繰り返される「ミサイル危機」の根本原因は、在日米軍の圧倒的な軍事力による北朝鮮や中国の包囲にある。トマホーク巡航ミサイルの増強やMD配備のみならず、原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀母港化や巡航ミサイル原潜オハイオの初寄港、F22ラプターの嘉手納配備など、攻撃力の強化が続いている。日本も、イージス艦の増強やヘリ空母就役、先制攻撃に使用可能なGPS誘導爆弾「JDAM」購入の継続など、その攻撃性を進化させている。
 さらに、今回のMD発動は全くデタラメな茶番劇である。PAC3の実験は標的の飛翔距離が短い非現実的なものに過ぎず、ハワイ沖でのSM3の実験は失敗した。そして、日本政府が想定する、打ち上げ失敗によるロケットの突然の落下に対する迎撃は、当の米国さえ実験自体を実施しておらず、到底不可能である。今回の発動の目的は、データ収集とMD作戦の予行演習にある。
 そして、MD発動の標的は、血税と憲法9条に据えられている。ここぞとばかりに自衛隊のプレゼンスを見せ付け、MDの正当性をアピールすること。さらに、戦時態勢に住民と自治体を動員することで憲法9条の足枷を取り払い、日米軍需産業に巨大なMD利権を保証することが目論まれている。これはまさしく、「憲法破壊命令」そのものだ。
 私たちは、北東アジアにおける軍拡競争が宇宙へと拡大しかねない重大な局面に立ち会っている。軍拡スパイラルからの脱却は、「ミサイル防衛」ではなく「ミサイル軍縮」の先にしかあり得ない。自らが相手に与えている脅威を自覚し、保有兵器を相互に削減していくアプローチを粘り強く探る以外に、持続可能な平和に至る道はない。自衛隊ではなく、踏み込んだ外交にこそ出番を与えるべき時だ。
 米国のMDレーダーの建設候補地とされたチェコでは、市民の強力な運動によって、受け入れ協定批准が停止され、親米政権自体が崩壊に追い込まれた。私たちは、チェコの人々の努力に学びながら、MDからの撤退と北東アジアの脱軍事化に向けた取組みを継続することを表明し、以下の通り当事者に要求する。

北朝鮮政府は、
 ・緊張を激化させるロケット打ち上げを中止し、宇宙開発計画の情報公開を行え。
 ・ミサイル発射実験と核・ミサイル開発を断念せよ。

米国政府は、
 ・MD配備を撤回し、トマホークの発射態勢を解除し、すべての先制攻撃兵器を
  撤去せよ。
 ・「米軍再編」を中止し、核廃絶を行い、北東アジアから米軍を本国に撤収させ、
  縮小せよ。

日本政府は、
 ・「破壊措置命令」を撤回し、自衛隊を即刻撤収させよ。
 ・PAC3のレーダー波の影響や発射時の爆風のガス成分などすべての情報を
  公開せよ。
 ・ミサイル防衛から撤退し、宇宙の軍事利用を放棄し、JDAMなど攻撃兵器を
  撤去せよ。
 ・日米安保条約を破棄し、自衛隊を縮小・廃止せよ。  

三者は、
 ・韓国、中国、ロシアなどとともに六カ国協議などあらゆる機会を活用して、
  北東アジアの非核・非ミサイル地帯化に向けた外交努力を行え。

  2009年4月1日   核とミサイル防衛にNO!キャンペーン 事務局
           (HP)http://www.geocities.jp/nomd_campaign/
 
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by kazu1206k | 2009-04-03 20:58 | 平和 | Comments(0)

弾道ミサイル等に対する「破壊措置命令」、戦後初の戦闘準備態勢

3月27日、麻生内閣は「安全保障会議」で、北朝鮮が4月4〜8日に打ち上げると通告した人工衛星の「破壊措置命令」を決定した。

自衛隊法82条の2は、「弾道ミサイル等に対する破壊措置」を定め、弾道ミサイルや人工衛星などが日本に落下し人命や財産に被害を及ぼす恐れがある場合、防衛大臣が上空で破壊する命令をすることができるとしている。
ミサイル等が落下する具体的な兆候がある場合は1項を適用し、閣議決定と内閣総理大臣の承認が必要だ。今回は、指定ルートなら日本上空を飛び越え、落下の恐れがあるとまでは認められないため、3項を適用して閣議を経ずに発令された。

この「破壊措置命令」を受け、防衛省は昨夜から、航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)を弾道ミサイル・人工衛星の上空通過が予想される秋田・岩手両県の陸自駐屯地と首都圏の5カ所に配備。海上配備型迎撃ミサイル搭載の海上自衛隊のイージス艦「こんごう」「ちょうかい」を日本海に配備しはじめた。
航空自衛隊の航空総隊司令官が全体を指揮、アメリカの早期警戒衛星情報やレーダー・センサー分析で、日本落下が予想される場合、直ちに「迎撃」態勢に入るというが、わずか7〜8分で落下する物体の「迎撃」対象の可否を判断し数分で破壊することが現実的に可能かどうか。
そもそも、アメリカの宇宙軍拡の一環であるミサイル防衛(MD)システムは、まだ実験段階であり、あらかじめ軌道がわかっている目標の迎撃すら失敗している。軌道の不明の物体を破壊できる確率は低く、政府部内から「ピストルの弾をピストルで撃ち落とせるはずがない」という声が聞こえるのも不思議ではない。

総額7〜8兆円規模になるというMD開発費は、産軍複合体をなす日米の軍事当局と軍需産業にとっては、さながら「金のなる木」。このMDに正当性を与える絶好の機会が今回なのである。
しかし、この「迎撃」態勢は、確実に北朝鮮への軍事的威嚇となり、北東アジアの緊張を激化させる。
刮目すべきは、戦後はじめて、国内初の戦闘準備態勢へ入ったということだ。
15年戦争の甚大な犠牲の上につくられた戦後の社会と体制を画する、まさに歴史的事態である。
憲法9条が瀕死の事態だ。「破壊措置命令」に強く抗議するものである。
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by kazu1206k | 2009-03-28 11:41 | 平和 | Comments(0)

海上自衛隊のソマリア沖派兵、海外派兵新法に反対する!

政府・与党は海賊対策で、現行自衛隊法82条に基づく海上警備行動を発令し、海上自衛隊の護衛艦をアフリカ・ソマリア沖に派遣するという。また、新法「海賊処罰取締法」を3月上旬をめどに提出し、憲法違反の「海外派兵恒久法」を今国会で成立させようとしている。
アメリカのオバマ新政権成立によるイラク撤退、アフガニスタン増派路線という情勢変化のもと、これに対応する日本政府の「はじめに自衛隊派兵ありき」の願望が突出してきた。「海外派兵恒久法」の動きは、小沢民主党の「国際治安支援部隊(ISAF)」による自衛隊のアフガニスタン派兵方針と絡んでおり、見過ごすことはできない。

ソマリアの海賊問題は、1992年以降、中央政府が存在しないソマリア内戦による無政府状態と住民の貧困、大国の海洋支配が背景にあり、ソマリランドとプントランドが面するアデン湾は海賊行為が多発するようになった。
海賊は、無政府状態のソマリア近海で外国船による魚の乱獲や武器密輸によって生活の糧を奪われた元漁民が多いとされ、人質をとって所属する船会社などから身代金を取ることが主な目的という。
現在、海岸の都市には、海賊相手の様々なサービス企業が成立し、海運業界では、海賊との人質解放交渉などを行う警備会社、海賊被害の保険を提供する保険会社も登場しているという。
これら背景の解決なくして海賊問題の解決はない。
このため、ソマリア近隣諸国は海賊対策で海上での警察力の強化を開始している。

日本政府がまずなすべきは、海上自衛隊の派兵ではなく、ソマリア内戦の終結にむけて和平努力に協力し、沿岸諸国とともに、この地域の平和と安定に向けて、貧困と破壊を止める平和的援助を強力に行うことだ。
海賊対策は、海上保安庁の任務である。
プルトニウム海上輸送船の護衛用として建造した巡視船「しきしま」など海上保安庁の艦船で対応すべきである。
すでに、海上保安庁は、昨年11月、南シナ海の公海上で「しきしま」と商船三井の訓練船との間で、海賊船から追跡・接近等を受けた場合を想定した実働訓練を実施。この訓練にあわせ、海上保安庁、国土交通省海事局、(社)日本船主協会、(株) 商船三井などの間で、海賊発生情報等の情報伝達訓練も実施した。

自衛隊法82条による海上警備活動派兵は行うべきでない。
海上自衛隊の護衛艦を日本領海からはるか離れたソマリア沖に派兵するのは、「専守防衛」の自衛隊法を逸脱する行為である。
漁民などの海賊に対する自衛艦の軍事行動は、憲法第9条違反である。
海賊対策に名を借りた憲法違反の派兵法「海賊処罰取締法」に反対する。
武力で平和はつくれない。
派兵よりも、民生支援が必要である。
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by kazu1206k | 2009-01-25 11:54 | 平和 | Comments(0)

UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の学校を爆撃、ガザからの緊急メール

UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)が運営する学校の爆撃により48人が犠牲になった。大虐殺。

転載…………………………


 ◎なお続く地上攻撃  自家発電で命がけで世界に発信される現地の声
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
世界各地で抗議の声が上がっています。その訴えが聞き届けられて、停戦が実現するまで、あと、どれだけの爆撃と破壊と死の知らせを私たちは受け取るのでしょうか。

 ガザのアブデルワーヘド教授からのメールの邦訳です。<邦訳: 岡真理>

●ガザより(21) 私は無事です

2009年1月3日 10:29AM

今のところ私は無事だ。しかし、私の住む地区に対する空襲はこの10分間で9回、最悪の事態となることを誰もが予期している!午前3時から4時のあいだに、ガザ市内の複数の目標に対して10回の空襲があった。イスラエルの軍艦からの砲撃もあった。地元の漁船10隻以上がその場で炎上した!午後、イスラエルのラジオが、攻撃目標になっているガザ地区の36カ所を発表。ガザ市東部の南北を結ぶ橋もあったし、ラファのガザ空港もあった。事態は悪化の一途をたどっている。今にも地上攻撃が始まりそうだ!

もう電気も水もない。ディーゼル〔発電機の燃料〕も尽きかけている。外出もままならない。攻撃初日からずっと家にいる(今日で8日間。いつまで続くのだ!)神の祝福がみなさんすべてにありますように。

●ガザより(22) 緊急に!

2009年1月4日 13:12(現地時間)

毎分、爆発音が聞こえる。1回あるいは2回、3回のこともある。この状態がここ15時間以上続いている。戦車、大砲、戦艦。UNRWA(注:国連パレスチナ難民救済事業機関)職員のフサイン・オーダ・アル=アイディ(58歳)が戦闘のまっただ中に釘付け状態にされている。イスラエルの戦車複数が彼の自宅の周りを直径1キロ以上の円を描くように動いている。彼は昨晩、10時半、砲撃を受けた。家族5人が重傷を負っている。だが、イスラエルの戦車以外、誰も彼に近づけない。彼の家には電気も水も食糧もない。彼の家族たち、母親と彼の二人の兄弟の家族が一部屋にすし詰めになっている。20人以上だ。フセインを緊急に援けなければ、そして怪我人を避難させなければ。

●ガザより(23) フサイン・アル=アイディ、戦闘の只中に釘づけ!

2009年1月4日 18:15

フサイン・アル=アイディはガザ市東部在住のパレスチナ人(58歳)。今の場所に25年以上、住んでいる。自宅は野菜畑の真ん中に位置している。彼はUNRWAの職員だ。彼は今、一部屋に、自分の家族20人と、彼の二人の兄弟の家族たちとともにいる。彼らは、狭い部屋で電気も水も食糧も電話もないまま、すし詰めになっている!彼の周りには何もない、あるのは戦場だけ。昨夜10時半、アル=アイディ氏は戦闘の真っ只中におかれ、砲撃が自宅に着弾、家族5人が負傷した!彼は負傷者を救出するため救急車をよこすよう訴え続けているが、叶わない。負傷者を、そして可能ならば家族全員を救出するために、彼のもとに救急車を送ってくれという訴えはこれまでのところ、すべて失敗に終わっている!周囲1キロ半以上をイスラエル軍が完全にコントロールしており、イスラエル人以外、誰もアル=アイディ氏のもとにたどり着くことができない! この状況は、どこの国でもいい、人権団体が緊急に人道的行動をおこすことを必要としている!ガザには電気も水もない。食糧もわずかしかない。私は発電機がまだ稼動するのを幸いに、世界に発信している。爆弾が雨あられと私たちの上に降り注いでいる。そして不運にも、アル=アイディ氏は戦闘のど真ん中にいるのだ!

●ガザより(24) ミサイルの雨と真っ暗闇のガザ

2009年1月4日 19:41

ガザで、私たちは、雨のように降り注ぐミサイルと砲弾の集中砲火の真っ只中にいる!今は完全な暗闇だが、その闇を破って無人飛行機やヘリコプターの唸る音が聞こえてくる。通りは無人だ!ときどき、救急車と消防隊のサイレンが聞こえる!

ガザ北部の市民は自宅からガザ市西部に逃げ、ゼイトゥーン地区の者たちは西部に逃げている!市民にはなすすべがないというのに、彼らのことなどおかまいなしだ! 彼らを守るものは何もない。今日、救急医療士3人が死ぬ。ほかの命を救おうとしているさなかだった。一昨日も、医師1人と救急医療士が殺された。今夜、携帯の電話網は完全に麻痺している。地上電話は、回線状態は悪いが通話可能だ!夜明け前、ガザの空のいたるところに黒煙の雲があった!わぁぁぁぁぁ、たった今、足元で地面が揺れた!ボーーーーーーン!

●ガザより(25)

2009年1月5日(月) 18:31

今日、シファー病院の発表によれば、16人の子どもと7人の女性を含む39人の民間人が亡くなった!公式発表の死者数は540人以上にふくれあがり、加えて負傷者は2600人!人々の健康をめぐる状態は耐えがたく、酸鼻をきわめる。市民は逃げ場を失い右往左往している!ガザ市内のシュジャイヤ(人口がとくに過密な地区だ)で、妊娠中の女性が4人の娘とともに砲撃で死んだ。私の子どもたちは、隣の建物が狙い撃ちされてから、ますます緊張と不安を募らせている。私は努めて子どもたちに話しかけ、できるだけ落ち着かせようとしている。しかし、実際は、航空機、ヘリコプター、無人飛行機が大砲や戦車の砲撃に加わって、私たちは緊張を解いたり和らげたりする暇もないのだ!

●ガザより(26)

2009年1月5日(月) 19:00

2009年1月5日午後6時。
地上攻撃の今日、イスラエルの戦車部隊はさらに多くの土地を制圧した。イスラエルの航空機はガザ地区の30の攻撃目標を空襲した。気がかりなのは、ゼイトゥーン地区の東部であれ他のどこであれ、自宅にとどまることのできない市民たちのことだ。ゼイトゥーンは農業地帯で住んでいるのは農民たちだ。彼らのうち何百人かは、ゼイトゥーン地区のなかで人口が密集した住宅地の奥に避難することができた。

多くの民間人が、ガザ市の境界地域に対する爆撃で死んだ。電気と水が、ガザの人間すべてにとって依然、主要な問題となっている。発電機はまだ動くので、私はこれらのメッセージを大急ぎで書くことができる!携帯は麻痺し、地上電話はつながらなかったり、聞き取れなかったりすることもあるが、はっきりと聞こえることもある! 数分前、すぐ近くが空襲された。どこだか特定できないが、恐怖におののいた。近所の建物に着弾したのだ!ほんの3軒向こうの建物だ。犠牲者もいる!

イスラエルの航空機が照明弾を投下している。あるいは、なにか軍事目的のための光なのかもしれない。イスラエルは何度か、アル=アクサー衛星放送を妨害して、反ハマースの内容を放送した。また戻ります、そうできるなら!

●ガザより(27)

2009年1月5日(月) 20:13

次から次へとF16による空襲が今。


●ガザより(28)

2009年1月6日(火) 13:36

昨晩、空襲はますます激しさを増した。30回以上にわたり、ビーチ難民キャンプ東部にある保健センターをはじめ、さまざまな地点が空襲の標的になった。4階建ての建物が1軒、F16に爆撃され、完全に破壊された。何百人もの人々が次々に、戦闘地帯となっている市の郊外から命からがら脱出した。彼らは市内に住む親戚を頼ったり、UNRWAの学校に避難している。

フセイン・アル=アイディと家族(女たちと子どもたち)はいまだに、水も食糧も電話その他いかなる生命線となる設備もないまま、一部屋に閉じ込められたまま動くことができないでいる。家族のうち5人が何かの爆弾の破片で負傷している。アミラ・ハス記者が、イスラエルのヘブライ語・英語の日刊紙ハアレツで昨日、それを記事にし、今日、内容が更新された!

一方、人権のための医師団が介入して、身動きできないアル=アイディの家族のもとにたどりつけるよう調整に努めている。救急車とおそらくいくらかの食糧を届けようとしている。だが、これまでのところ成功していない!戦闘のただなかにおかれて人道的〔措置を必要としている〕ケースはほかにもある。さらに多くの市民が戦場で身動きがとれなくなっているのだ。死傷者の数も増加の一途だ!

●ガザより(29) UNRWAの学校、爆撃

2009年1月6日(火) 18:06

何千人ものパレスチナ人がUNRWAの複数の学校に避難した。
そのうち40人が今日(2009年1月6日)、空からの攻撃で殺された。
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by kazu1206k | 2009-01-08 10:10 | 平和 | Comments(0)

殺すな!イスラエル地上軍がガザに侵攻。ガザからの緊急メール。

日本時間1月4日午前3時44分、イスラエル地上軍がガザに侵攻しはじめた。
イスラエル軍は「歩兵、工兵、海軍が関与」「作戦は長期に及ぶ」と表明している。パレスチナの子どもたち、住民たちのおびただしい血が流されている。現在進行形のガザでの虐殺。イスラエルの蛮行、それを容認する米国に「殺すな!」と強く抗議したい。

◆イスラエル大使館 [広報室/文化部](FAX)03-3264-0792(駐日イスラエル特命全権大使 ニシム・ベンシトリット)
◆アメリカ大使館 (FAX)03-3505-1862(J・トーマス・シーファー駐日米国大使)

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イスラエル軍のガザ地上侵攻に対する寺畑由美さんのメッセージと動画を転載する。

寺畑由美さんは、2003年5月から、NPO法人「地球のステージ(本部・山形)」の現地駐在員として、パレスチナ・ガザ地区最南端の町ラファで、国境線沿いや(元)入植地の周辺に住んでいる青少年を対象にした心理社会活動を続けている。2008年2月より国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)職員としてガザで活動。

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イスラエル軍の地上侵攻が始まる

寺畑由美
2009年1月3日

ただただ信じられない。TVで、闇の中、イスラエルの地上部隊が続々とガザに入っていくのを見つめながら、頭が揺れるのをどうしても抑えられない。大勢の人がひしめきあって暮らしているガザにイスラエル軍が激しい空爆を開始して8日、400人以上が殺され、2000人以上が怪我をし、すでにズタズタになっているインフラが徹底的に破壊された。そして今、イスラエル政府は地上侵攻を開始させた。

空爆が始まって3日目に、私は半ば強制的にガザから退去させられた。それからもずっとガザの友人たちとコンタクトをとりつづけているけれど、話をするたびに心がつぶれそうになる。ひとりひとりの声には、生々しい恐怖とどうしようもない絶望感があふれ、時にはあきらめのようなものさえ感じられる。生まれてこのかた、これほど心配でたまらなかったことはない。これほどまで自分が無力だと感じたことはない。

ガザで起こっていることについて、どうしても書かなければならない。今日まで書けなかったのは、あまりに直接的な感情が沸きかえっていて言葉にならなかったからだ。でも、これからは自分を叱りとばしてでも書いていく。ガザから出ることのできない人たちみんなに、たとえ私の声を届けるだけにしかならないとしても。

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◆[動画]寺畑由美さん(UNRWA職員)が即時停戦を訴え

http://www.veoh.com/videos/v17092213ARRzGnsT?rank=6&category=category_news&category=category_news&order=tr&

寺畑さんのブログ(英語)
:An Outsider's Inside-View of the Gaza Strip
http://frontline.civiblog.org/blog


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ガザのアブデルワーヘド教授のメッセージ(その18)を転載する。
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●ガザより(18) 嘆きと悲しみと死と 2009年元日のガザ

2009年1月1日 6:34PM

2009年元日のガザはどのような姿か? 
死がガザを覆い尽くしている。嘆きと悲しみが2009年という新年の挨拶なのだ。
血と大量の死体の匂いがする!毎分のように悪い知らせが新たに届く。
爆発音、爆撃、ミサイルの飛来音、崩壊、荒廃、イスラエルの無人機、アパッチヘリその他の軍用ヘリ、F16型戦闘機、足元を揺るがす大地。
破壊の跡がいたるところに。死体、千切れた四肢、泣き叫ぶ子ども、幼子や夫を探し求める母親。
どこに行けばいいのか、どこに隠れればいいのか、誰にも分からない!
イスラエルの攻撃のもとでは、安全な天国などどこにもありはしない。
市民社会の施設さえ標的にされた。法務省、教育省、文化省が破壊された!
モスクも手ひどくやられた。うち6つは過去のものになってしまった。
これらモスク周辺の何十という家も蹂躙され、粉砕された。
人々は死に、また傷ついた。今日、2009年1月1日までに、攻撃で2000人以上が負傷し、420人以上が殺された。この数字には50人を上回る子どもたちが含まれている。
今日、ガザ市だけで、20回以上の空襲が実行された!最後の攻撃で、ジャバリーヤ難民キャンプの4階建ての建物が破壊され、少なくとも15人が殺された!

このメッセージを書いているさなかにも、ガザ市北部、シェイフ・ラドワーンで5階建ての建物が数分前、イスラエルの軍用機によって粉々に破壊されている!
爆撃についてこれ以上、書き続けることができない、たった今、3回目の大爆発が起こった!

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●ガザより(19) ガザが再び燃えている

2009年1月1日 10:45PM

法務省(新築)、教育省(新築)、囚人問題省、立法評議会(新築)、両替所3軒、モスク3つ、民家3軒、移動中の車2台、そしてその他の建物も、空と海から、二度、三度と攻撃された。古い地元の石鹸工場も今朝、攻撃された。
無人機とF16が何機か今まさに空を飛行中だ。朝には20機もの航空機が空にあった。昨夜、ガザの人間は1分たりとも眠れなかった!

イスラーム大学のイスラーム研究の教授でハマースの指導者であるニザール・ライヤーン博士が今日、殺された。F16がジャバリーヤ難民キャンプ中央部にある彼の4階建ての自宅を爆撃したのだ。彼の4人の妻たちと9人の子どもたちもいっしょに殺された。これまでの捜索で彼の家族14人が瓦礫の下敷きとなっていることが判明している。同地区の住居多数が大きな被害を受けている。
いくつかは人間が暮らせる状態ではなくなってしまった。
ライヤーン博士は前にイスラエルが侵入したとき、戦闘で息子二人を亡くしていた!

あらゆる形で、毎分のように、ガザが再び燃えている!

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●ガザより(20) 真夜中のガザ

2009年1月2日 1:41AM

完全な暗闇だ。ガザ市内の80%以上がすっかり闇に覆われている。
この暗闇のなかでは自分の指さえ見えない!
一方、家の外では、無人機が頭上で唸り、軍用ヘリが空を徘徊している。
家のなかに目を戻せば、子どもたちは就寝時間になっても床につきたがらない!
悪夢や爆撃、爆発を恐れているのだ。当然のことだ!

ルーティンとなった航空機の音が6日以上にわたり昼夜を問わず続いていたが、それが突然、消えた。・・・爆発音。・・・継続する爆発音。・・・一連の爆発。
・・・ほかにも身の毛のよだつ爆発が複数。・・・爆風・・・遠くで燃え盛る炎。
・・・子どもたちがベッドから飛び上がる。恐がって・・・震え上がって・・・不安そうに・・・どうしたらよいか分からずに!どこかに身を隠したい、でも、行くところなどないのだ。

まるでマットレスの下で爆発音がしているみたい、どうしたらいいの?と再び訊ねる。ただ待つしかないんだ!だが、どうしたら子どもに待つことを納得させられるだろう?しかも、何を待つというのだ? 今度は、救急車と消防車のサイレンが聞こえてくる。それでようやく我にかえる。自分がガザにいて、小さな発電機を動かして2009年新年に世界に向けてメッセージを書いているのだということに。
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by kazu1206k | 2009-01-05 21:42 | 平和 | Comments(0)

ガザ爆撃、広がる市民の犠牲、ガザからの写真と緊急メール

今朝1月2日、中東のTV、アルジャジーラ放送によると、ガザ爆撃による市民の犠牲者は少なくとも414人、病院に収容され生死の境にある重傷者は2,700人を超えている。
ガザは、いま大量虐殺のただ中にある。
ガザから緊急メールを発信しているアブデルワーヘド教授より京都の岡さんに送られてきた一連の写真が以下にアップされている。
岡さんは、「小さな写真では、事態の本質が伝わらないと思いますので」「可能なら、できるだけ大きなモニターでご覧になってください」とコメントしている。

http://picasaweb.google.com/tigrimpa/wLVhCF?feat=directlink

スライドショウの直リンク↓。

http://picasaweb.google.com/tigrimpa/wLVhCF#slideshow

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以下、京都の岡さんからのメールを転載します。

イスラエルによる今回のガザ攻撃は、第2次インティファーダにおけるイスラエルの軍事侵攻がもっとも激化していた時期のそれとだぶります。
もちろん、規模も犠牲者の数も、今次の攻撃ははるかに上回っていますが。ジェニン難民キャンプを土砂の海にせしめた2002年の「防衛の盾」作戦。
武装抵抗勢力の拠点だけでなく、たとえば社会保険省の事務所や学校が攻撃され、パソコンのデータが破壊されました。市民社会建設のために営々と築かれてきた社会のソフトウェアがターゲットにされました。

今回、攻撃目標とされた地点のリストを見ると、あのときと同じ意図を感ぜずにはおれません。

「防衛の盾」作戦では、その直前にイスラエル市街で起きたパレスチナ抵抗勢力メンバーによる自殺攻撃に対する報復作戦とされながら、作戦自体はそのはるか前から準備され、イスラエルは作戦を開始する絶好のタイミングを狙っていました。

同じように、ハマースのロケット砲攻撃に対する報復とされる今回の攻撃も、6ヶ月以上前から準備されていたようです。

"Israel's Shock and Awe planned 6 months"
http://www.palestinechronicle.com/news.php?id=57f0a945f0ce661c0e64a1fe8900c4c4&mode=details#57f0a945f0ce661c0e64a1fe8900c4c4

2003年イラク戦争の「衝撃と畏怖」作戦に倣った今回の攻撃では、わずか2日のあいだに数十箇所に対して「同時攻撃」がなされています。長期にわたる入念かつ周到な準備なくしては不可能なことです。

ハマースは西岸・ガザでの独立国家建設について協議する準備があることを表明し続けていましたが、イスラエルは、ハマース政権誕生のときからハマースの壊滅を狙っていたという分析もあります。

"Hamas has been targeted since it was elected"
http://www.thenational.ae/article/20081229/OPINION/539221568/1080/FOREIGN

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以下、ガザ市内在住のアブデルワーヘド教授(ガザ・アル=アズハル大学英文科教授)のメールを転送します。

●ガザより(11)

今日、エジプトで、イスラエルのガザ侵攻に抗議する大規模な民衆デモ。今日、ガザ侵攻に抗議するパレスチナ人(イスラエルの1984名のアラブ系市民)による複数のデモ。イスラエル警官40人が負傷、140人のパレスチナ人がイスラエル警察に逮捕。
イスラエル軍から今晩、シファー病院の病棟1棟を爆撃するという脅迫電話。さらに多くの人々を正真正銘のパニックに陥れる。
アラブ連盟は、次の金曜に開催予定だった≪緊急非常≫サミットを日曜に延期。

●ガザより(12)

 2008年12月30日 0:59(現地時間)

ガザ地区に対する急襲はなおも続いている。ハーン・ユーニスにさらなる襲撃。昨晩、10回以上も。うち2回はハーン・ユーヌス自治地区の建物に対して。ガザ市では、シュジャイヤ地区(ガザ市東部)の古いモスクが攻撃され破壊された。
ガザ北部では、ロバに引かれた荷車が空襲され、避難途上の一家が死亡。だが、発表によれば、攻撃されたのはグラッド・ロケットを積載した車だという!ことの真相はと言えば、不運な一家が家財道具を荷車に載せてロバに引かせていたに過ぎないのだ!
毎時間のようにイスラエルの爆撃でさらなる数の民間人が死んでゆく。
イスラーム大学と予防安全保障局の一群の建物に新たな攻撃。アル=アズハル大学の校舎も被害に見舞われた。

イスラエルのヘリや飛行機が今も頭上を飛びかっている。今晩もガザに対してさらなる攻撃があるにちがいない。ガザのパレスチナ人は対空兵器など何一つ持ってはいないというのに!これが私たちにとっての新年のスタート、これが私たちの「ハッピー・ニュー・イヤー」、これが、失敗に終わった恥知らずのブッシュ政権と民主主義が私たちに送るラスト・メッセージなのだ!
昨日、カイロでは大規模なデモがあった。デモ参加者が叫んだのはムバーラク大統領を非難するスローガンだった。裏切り者ムバーラク、ムバーラクに死を、イスラエルはナイルの地から出て行け、といった敵意に満ちた言葉の数々。

●ガザより(13) 夜のガザの爆撃

2008年12月30日 6:27PM(現地時間)

2008年12月30日、ガザは5分間で20基のミサイルによる爆撃。同夜、ほかにも20ヶ所が攻撃される!添付の写真は最初の攻撃のもの!パルテル〔パレスチナの電話会社〕の録音メッセージが、パレスチナの外から有線および携帯電話にかかってくるパレスチナ人市民に対する脅迫電話に注意するよう警告している!分からないが外部の誰かが私に電話をかけようとしていた。だが携帯は電気がないため使用不能で、発電機を作動させるのは、外界に発信するためだ。
さまざまな無人機が私たちの頭上から立ち去る気配はない。今まさに、付近のどこかが攻撃された。爆撃が膨大な回数に及ぶため、どこに着弾したか、もはや見分けることができない。ガザ市内だけでこの状態だ。ほかの地域も言うまでもない。
地元メディアのニュースによれば、イスラエルの地対地ミサイルがブレイジュ難民キャンプに、また砲弾が何発かハーン・ユーニス東部に撃ち込まれたという。ガザ・ワーディ東部では(ガザ・ワーディは小さな村だ)、民家が1軒、空爆された。爆発で2人が亡くなり、ほかは負傷!公式の死者数は390に達し、負傷者は約1800人、子どもをはじめ膨大な数の民間人が含まれている!
アル=カッサーム旅団が今、記者会見で新たな闘いの誓いを立てている。
イスラエル航空機および無人機が空で広範囲にわたり活動しているにもかかわらず、彼らは150発のロケット弾を発射したという。ハッピー・ニュー・イヤー!

●ガザより(14) 爆撃、再び!!!!!!!!

 2008年12月30日 8:59PM

今晩の猛爆撃がたった今始まった。民家や政府関連の場所が狙われている。またもテル・エル=ハワが狙われている!ベイト・ラヒア、ジャバリーヤ村、ハーン・ユーニス、ラファにも攻撃。イスラエルはラファ国境地帯のトンネル200本を破壊と発表した。ある男性は攻撃のひとつに巻き込まれ、まる1日行方不明となり、家族は3日間、喪に服した。今日、その男性がシファー病院の集中治療室で存命中であることが判明した。スドゥキ・ハンマードだ!これ以上、新たな攻撃の波について伝えることができない。民家一軒が今まさに燃えている!なんということだ!

●ガザより(15)

 2008年12月30日 11:56PM

ミリヤム・クック先生(デューク大学)、ご厚意とお気遣い、感謝します。幸いなことに、ほんの10分前に、この5日間で初めて電気が復旧した。ガザは今、午前零時。無人機の唸り声が耳障りとはいえ、ミサイルがそこらじゅう、目と鼻の先やはるか彼方にシャワーのように降り注ぐことに比べれば何でもない。
20分前、付近で軍用ヘリによる攻撃があったが、どこだか場所を特定できない。燃えた家は、近所にある政府関係の建物の近くだ。私が住んでいるテル・エル=ハワーは政府関係の建物が数多く集まっている地域だ。それらの建物の多くが一度ならず攻撃されている!今やガザの80%以上が停電している!
実を言えば、ガザのいたるところでパニックが起きている。多くの民家が、故意あるいはその他で、攻撃されているのだ。ガザに対する今回の軍事攻勢で42人の子どもたちが殺された。これらの子どもたちがハマースの活動家でロケット弾を発射しているというのだろうか!
ハマースのアル=カッサーム旅団には1万2千人がいると思う。その中核は、まだ何の戦闘もしておらず、依然、士気と強度を保っている。一方、主たる犠牲者は警官隊、民間の労働者、子どもや学生をはじめとする無辜の人々だ。イスラエルが攻撃しているのはホテル、スポーツセンター、空き家、パスポートの発給や税関、税務に使われていた政府関係の建物である。彼らは庁舎や、ガザではまだだが、町々や村々の役所を攻撃している。彼らはまた10のモスクを攻撃し、うち6つは完全に破壊された。だが、いずれの場合も、モスク周辺は著しい害を被った。ジャバリーヤ難民キャンプではある家族の5人姉妹が、モスクの壁が崩れ落ち、瓦礫の下敷きになって殺された。

世界じゅうの人々が、ムスリムの国々でさえも、楽しい時を過ごしているはずのクリスマスに何が起きているのか、書かれねばならない多くのことの、これはごく一部である。

みなさんが楽しいクリスマスと良いお年を迎えられますように。

●ガザより(16)

2008年12月31日 8:29AM(現地時間)

ガザ地区では何時間も雨が降り続いている。この新たな状況を受けて、イスラエルの無人機、無人飛行機およびヘリコプターが空から姿を消した。だが、イスラエルの戦車および大砲から何回にもわたって砲撃がある!とはいえ、睡眠を中断されずに何時間か眠ることができた!
子どもたちは緊張と恐怖と不安からわずかながら解放された。ガザは見捨てられた街のようだ!

アブデルワーヘド教授
芸術人文学部英文科
ガザ・アル=アズハル大学
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by kazu1206k | 2009-01-02 11:01 | 平和 | Comments(0)

続くイスラエルのガザ爆撃、パレスチナ・ガザからの緊急メール

イスラエルのパレスチナ自治区ガザ爆撃が続いている。
AFP通信によると3日目の29日、パレスチナ人の死者はこれまでに少なくとも345人にのぼり、イスラエルが地上軍を投入した侵攻作戦に近く踏み切るという。

ガザは、41年間イスラエルが占領し、1年以上の封鎖政策によって厳しい人道的危機に直面させられ続けている地域。150万人がひしめき、出口のないたった360平方キロの土地。窮乏と寒さ、飢えに苦しむ人々の上に、爆弾が落とされ続けている。
ハマースのロケット弾に対する報復を口実とするイスラエルの副首相は地元テレビで「作戦の目的はハマスを打倒することだ」と発言している。
これは、パレスチナ人の抵抗運動を徹底的に壊滅し、ガザ地区を統治するハマース政権を潰そうというものであり、非戦闘員、民間人に対する大量虐殺だ。
重慶・ゲルニカ・ドレスデン・東京大空襲、ヒロシマ・ナガサキ、同じことが2008年12月の今、起きている。

現地ガザから世界に向けて発信されたメールを転載する。書き手はガザ・アル=アズハル大のアブデルワーヘド教授。翻訳は岡真理さん。
電気が切れたガザで、発電機でかろうじて電力を維持しながら、世界に向けて発信している。

【ガザからの緊急メール】転載

(日本時間12月28日受信)
●ガザより

25の建物がイスラエルに空から攻撃された。建物はすべて地上レベルに崩れ去った。死者はすでに250名に達する。負傷者は何百人にものぼるが貧弱な設備しかないガザの病院では、彼らは行き場もない。電気も来ないが、ディーゼル発電機でなんとかこれを書いている。世界にメッセージを送るために。携帯電話もすべて使用できない!

●ガザより2 27日午後6時

なんという光景だ。数分前、パレスチナ側のカッサーム・ロケットが飛んでいく音が聞こえた。続いて、もう一つ、そして爆発音。2発目は、パレスチナ人を標的にしていたイスラエルの機体から爆撃されたものと思われる。今、聴いたニュースによれば、イスラエルのアパッチ・ヘリが攻撃したのは、釣堀用の池のあるリクリエーション・グラウンドだという。シファー病院は、195人の遺体、570人の負傷者が同病院に運ばれていると声明を発表している。刻一刻と死傷者の数は増え続けている。これはガザ市だけの数字だ。ほかの町や村、難民キャンプからの公式の発表はない。自宅アパートの近くで末息子がスクール・バスを待っていたところ、以前、国境警備局があったところが攻撃された。息子が立っていたところから50メートルしか離れていないところで、男性二人と少女二人が即死した!真っ暗な夜だ。小さな発電機を動かして、ネットを通じて世界と交信している。

●ガザより3 27日午後8時

今宵、ガザの誰もが恐怖におびえている。完全な暗闇。子どもたちは恐怖から泣いている。死者は206人。遺体はシファー病院の床の上に横たえられている。負傷者は575名をうわまわるが、同病院の設備は貧弱だ。病院事務局は市民に輸血を要請している。教員組合は虐殺に抗議し3日間のストライキを決定。イスラエルの機体がガザ市東部を爆撃、大勢の人々が死傷した。犠牲者の数は増え続けている。瓦礫の下敷きになっている人々もいる。一人の女性は二人の幼い娘と一人の息子を亡くした。彼らは通学途中だった!

●ガザより3 27日午後11時

11:00pm。イスラエルのF16型戦闘機による、複数回にわたる新たな爆撃。ガザでは3つのテレビ局を視聴できるが、これは電力をなんとか確保できた場合の話だ。空爆はガザ市東部に集中。ある女性は10人の家族を失った。生き残ったのは彼女と娘一人だけだ。娘はメディアに向かって、何も語ることができなかった。何が起こったのか見当がつかない、と彼女は言う。町のいたるところでパニックが起きている。最悪の事態が起こるのではないかとみな、恐れている。エジプト、ヨルダン、レバノンで、この残虐な空爆に対するデモが行われた。死者数は、219以上にのぼる。225という説もある。

●ガザより4 空爆下、冷たく暗闇のなかで

今晩、爆破のせいで窓ガラスが砕け散った家庭にとっては冷たい夜だ。ガザの封鎖のため、窓ガラスが割れても、新たなガラスは手に入らない。私が居住するビルでは、7つのアパートが、凍てつく夜をいく晩もそうした状態で過ごしている。彼らは割れた窓をなんとか毛布で覆っている。何百軒もの家々が同じ境遇に置かれているのだ!私に言えることはそれくらいだ。他方、ハニーエ氏は地元テレビでハマースについて話をした。彼の話は、士気を高め、ハマースは屈服しないということを再確認するものだった。死者の数は210に、重傷を負った者も200人に達した。今また、ガザの北部で新たな爆撃が!

●ガザより5 ガザに対するイスラエルの攻撃を中止させる行動を!

今、10分のあいだに5回の空爆。標的は人口密集地域の協会や社会活動グループ。モスクもひとつやられた。もう30時間、電気が来ない。なんとか小さな発電機でこらえている。インターネットで世界に発信するためだ。

●ガザより6 イスラエルから脅迫電話が!!

今しがた、イスラエルから何者かが電話してきた。末息子が応答したが、電話の主は、私が武器を所有しているなら、住まいを攻撃すると脅しをかけてきた。

(日本時間12月29日受信)
●ガザより7 今のところ無事だが・・

私も家族も無事だが、緊張が続き疲労している。自家用発電機のトラブルのせいで、依然、電気なしの状態。2時間前、隣接するビルがヘリから小規模なロケット砲で攻撃された。標的は7階のアパート。私のアパートは4階だ。それから、通りの向かいにあるビルの5階のアパートも攻撃された。耐え難い状況だ。住民は正真正銘のパニックに襲われている!昨晩、F16型戦闘機がアル=アクサー衛星放送局を攻撃した。同局は粉々になり、周囲のビルも多くが居住不可能になってしまった!ビルの持ち主も住人たちもよそへ移らなければならない!シファー病院の向かいにある小さなモスクも粉々になり、その攻撃のせいで周りの住宅も深刻な被害を受けた。私の友人の家もその一つだ。何が起きたのか、言葉では言い表せない!と言う。彼の家は重篤な被害に見舞われた。56歳になる姉は重傷を負った!さらに英国の委任統治時代に英軍が建設した庁舎(アル=サライヤ)もやられた。標的になったのは刑務所だった。収容されているのは政治犯や一般の囚人だというのに!メディアは死者280名と報道しているが、シファー
病院で医師をしている友人の一人は、死者は約500名に達し、負傷者も1000人以上にのぼるという!ラファの国境地帯でも攻撃はエスカレートしている。トンネルを破壊するための作戦が展開されているのだ。何百人ものパレスチナ人が怒涛のようにエジプト国境に徒歩で押しよせているが、エジプト人官憲の発砲に遭って、誰もエジプト側に入れないでいる。

●ガザより8

数分前、複数の地点を狙ってまた空襲があった。死傷者多数。うちの窓ガラスも砕け散った。税関事務所と入国管理事務所も先刻、破壊された。飛行機やヘリがまだ上空で作戦を継続中。

●ガザより9 破壊

F16型戦闘機がガザ最大の、公安関係のビルを破壊した。アラファトの身辺警護のためにEUが建設した一群のビルだ。4発のミサイルを受けてビルは粉々になった。各地の警察署も攻撃され、今日、すべて破壊された。230もの地点がイスラエル軍用機の標的になっているという話だ。今日の攻撃で、子どもを含む大勢の民間人が死傷した。ラファの国境地帯ではパレスチナ人が一人射殺された。さらに発砲があり、エジプト人官憲が一人撃ち殺された。国境の状況も悲惨だ。イスラエルによる地上攻撃もありうる!

(日本時間12月30日受信)
昨晩、ガザ市内だけで20ヶ所が空襲された。爆撃について私が知るかぎりのことをお伝えする。

1.自宅近所に3回目の攻撃。元公安局。うちミサイル1基が不発のまま、自宅アパートのあるビルの正面、救急ステーションから数メートルのところ、に落ちる。
2.ガザのイスラーム大学の主要校舎二つが粉々に。建物の一つは実験室棟、もう一つは講義棟。いずれも地上4階、地下1階建て。
3.ビーチ難民キャンプ、イスマーイール・ハニーエ氏の住まいの隣家が空と海から同時攻撃され崩壊。
4.モスク2つが空襲され粉々に。中にいた10人が死亡、うち5人はアンワル・バルーシャ氏の娘たち。自宅が危険なのでモスクに避難していたのだろう。これで、破壊されたモスクは計6つに。
5.内務省のパスポート局の建物も今朝、破壊された。
6.文化省のビルも今朝、こなごなに。
7.首相執務室のビルも空襲され完全に破壊。
8.民事行政の主要ビルも完全破壊。
9.地元メディアが報道していないため私が把握できていない複数ヶ所に何度かの攻撃が実行されている。夜間、ヘリコプターが複数回にわたり攻撃するのを目撃。
10.ジャバリーヤ青年スポーツセンター(UNRWAの施設)が、空から直撃された。
11.サライヤ政府センター近くの空き家が空襲され破壊。
12.ゼイトゥーン地区で移動中の車体が攻撃され破壊、男性2人、子ども1人が死亡。
13.下校途中の高校生の姉妹2人が、空爆を受け死亡。
14.いつかの警察署が再度、攻撃される。
15.イスラエルはジャーナリストおよび記者に対し自宅もしくはオフィスにとどまること、従わない場合は攻撃目標にすると公式に伝達。ガザで起きていることをメディアに報道させないためだ。
16.病院二つが標的に。ファタ病院はまだできたばかりで操業していなかったが、空から攻撃された。もう一つのほうは小さな個人経営の病院。テル・エル=ハワーのアル=ウィアム病院も標的にされた。
17.ベイト・ハヌーンの庁舎も昨晩、破壊された。
18.ラファの自治体のビルも昨晩、破壊された。
19.ラファの庁舎も昨晩、標的にされた。
20.ラファのハシャシュ地区が昨晩、二度にわたり攻撃された。いずれもミサイル2基によるもの。2回目の着弾で周囲15軒の家々が破壊される。
21.ゼイトゥーン地区のグランドにミサイル一基、着弾。
22.ラファ国境地帯にある40個のトンネルに対し空から攻撃、トンネルすべてを破壊。
23.ビーチ難民キャンプの警察署、完全に破壊。
24.旧エジプト・ガザ総督の邸宅も空と海からミサイル攻撃を受け完全に破壊。

続報
ガザの負傷者のための民間協会が破壊された。ガザとハーン・ユーヌスにあるアル=ファラフ慈善協会の二つの建物も破壊された。

続報2
数分前、ウンマ大学の新しい小さな校舎が1棟、攻撃を受け、破壊された。
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by kazu1206k | 2008-12-30 10:06 | 平和 | Comments(0)

佐藤かずよし


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