カテゴリ:平和( 115 )

戦争と向き合う八月

今日から8月。
61回目の原爆忌、終戦の日がめぐってくる。
旧のお盆、慰霊の月でもある。

小泉首相の8月15日靖国神社参拝が取りざたされている。
A級戦犯の合祀によって参拝を取りやめた昭和天皇の発言が「富田メモ」という形で公表された。
8月は、日中15年戦争、太平洋戦争と過去のアジア侵略戦争の歴史と向きあい、同時に現在の日本の排外主義的な政治状況と大衆心理とも向き合う、平和のためのときだ。

7月、危機に喘ぐ北朝鮮の金正日独裁体制が、ミサイル発射という絶望的な賭けに出た。
それに対する日本政府の対応は、排外主義を煽り立てた「制裁措置」と戦争挑発の「先制攻撃」体制づくり。
先制攻撃論を公言し憲法9条を否定するかのごとき現職国務大臣の発言は、憲法99条の公務員の憲法尊重擁護の義務規定に明確に違反する。それが白昼堂々まかり通っている現実は、新たなる戦前の状況を呈している。
政府自らが海外派兵を強行し、戦後60年守ってきた憲法の平和主義を突破しようとしている。
アメリカと一体となって技術的にも未熟なミサイル防衛網に膨大な血税を注ぎ込む軍備拡大路線。
アメリカ国債を買い続けアメリカ経済を支えてきた政府は、さらに3兆円もの国民の血税を米軍再編の為に支出するという。
過去のアジア侵略戦争と植民地主義の歴史と向きあった時、日本の進むべき道が果たしてこれでいいのか。
東アジアの平和を作り出すために平和外交の推進こそ必要な時ではないか。

アメリカ政府の対日年次要望書の通りに日本の構造改革・規制改革を進めてきた小泉改革は、軍事費拡大の一方で社会保障費を削減し続け、不公平税制によって富める者のみを豊かにし、圧倒的多数の国民が日々の暮らしの負担増に呻吟する「格差社会」を一層進行させた。
格差社会では、道徳的規範が崩壊して犯罪が横行し、強権的リーダーシップを求める大衆心理がマスコミによって醸成されている。
熱し易い国民感情のもとで、改憲を公約にかかげた安倍政権が誕生しょうとしている。
東アジアの平和のために、いま何が必要なのか。
冷静に考えるときだ。
まず、小泉首相は8月15日の靖国神社参拝をやめるべきである。
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by kazu1206k | 2006-08-01 10:17 | 平和 | Comments(0)

戦争と原爆の真実、迫真の講談「はだしのゲン総集編」

昨夜、神田香織さんの講談を聴きました。
いや、迫真の演技でした。
1986年の発表以来、神田さんの戦争をテーマにした講談「はだしのゲン」は多くの人に戦争と原爆の真実を知らせてきました。
続編を1988年に発表、さらに総集編を2005年に発表。
それが昨夜公演された「はだしのゲン総集編ーふまれても麦のように生きるゲン」です。

文化センターで行われた公演、
原爆による放射線で溶けおちていく皮膚、ただれた皮膚を覆うウジとハエ、累々たる屍…
原爆で父と姉、弟を奪われ母と生まれたばかりの妹と懸命に生きるゲンの姿、
農家で米を分けてもらおうと必死に浪花節をうなるゲン、
全身焼けただれた勤労学徒セイジの看病、被爆者への差別、戦争への動員と天皇制教育…
原爆投下の8月6日から玉音放送の8月15日までの9日間のゲンの体験から、浮かび上がる戦争の真実。
観客の心をはなさない香織節の真骨頂だ。

あふれる涙が頬をつたって落ちる。
ああ今このとき、この多大な犠牲の上に成り立ってきた戦後体制が、根底から覆されようとしている。
平和憲法、わけても9条2項の改悪がもくろまれ、そのための国民投票法案が秋の国会にも提出されようとしている。
この事態に、意を決して、立ち向かわねば、と思う。
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by kazu1206k | 2006-07-05 09:39 | 平和 | Comments(0)

イラク戦争は、人類のターニングポイント。中東の運命と我々の未来、米英占領のイラク報告を聞く

e0068696_8181499.jpg15日、NPO Peace On 代表の相澤恭行さんを囲む「ぴーすとーく 」が中央台公民館でありました。私も会員になっている「ぴーすくらぶ」の主催です。
相澤さんは、イラク戦争に自分のいのちと体を張って反対する国際的な非暴力抵抗運動だった「人間の盾」に参加した一人です。これまでにも何度となく、命の危険にさらされながら、イラクの人々との民衆レベルの連帯を目指してイラク現地に入り、医薬品の提供や障がいを持つ子供たちの送迎用バスの提供などの支援活動を現地スタッフと一緒に行ってきました。
しかし、米英をはじめ日本の自衛隊などの外国軍隊の占領の長期化と宗教対立を煽る内戦の激化などの暴力によって、これまで通りの活動が困難になりました。
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昨年、イラク現地入りが困難なために、相澤さんは以前から交流していたイラクの芸術家を日本に招き、銀座や広島など日本各地でイラク美術展や交流会を開きました。
そのひとりハニ・デラ・アリさんは、メソポタミア文明を生んだチグリス川・ユーフラテス川や古代遺跡の文様などの文化と伝統を活かすイラク芸術家協会のアーティスト。埼玉の丸木美術館を訪問して丸木夫妻の「原爆の図」に対面。ハニさんは、「みなさんも原爆の被害にあった民族として、私たちと同じような苦しみや経験をしてきていると思います」「絵を見て初めて涙を流した」と語っていたそうです。
ハニさんは、次のように言っています。
「今のイラク、特にファルージャやラマディで起こっていることは、イラクの人々・文化・歴史に対する侮辱だと、私たちは見ています。このような侮辱・占領に、私たちは絶対に沈黙してはいけません。絶対に最後まで闘うと決めています」
相澤さんは、人間の社会的なつながりが破壊されたイラクのなかで、現地スタッフとして活動してきたサラマッドさんが「自衛隊の存在が、米英の占領を正当化している。自衛隊が撤退し、アメリカを孤立化させてほしい」と訴えていることを紹介し、「イラク戦争は、人類のターニングポイントになる可能性がある。中東の運命が我々の未来を決める。イラクのことを忘れないで。決してあきらめないで」と訴えました。
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by kazu1206k | 2006-04-16 09:23 | 平和 | Comments(0)

初春の、めで鯛戌。

e0068696_174288.jpg新年明けましでおめでとうございます。今年の元旦は朝から穏やかな一日となりました。今朝は9時から、町内の元旦祭に出かけてまいりました。総勢50名の皆様に新年を寿ぎごあいさつ、お屠蘇を頂きました。
今年は戌年です。昨年、知人のお店で買い求めておいた、張り子の「めで鯛戌」を早速机の上におきました。この「めで鯛戌」を作製した「めでたや」の謂れ書きによると、江戸時代に生まれ、昭和初期まで讃岐地方に残されていた風習に「嫁入り人形」というものがあったそうです。主役は鯛や犬で、「メレタイ(めでたい)」「イマヌイ(去ぬまい)」と呼ばれた縁起物だそうです。その縁起を引き継いだのが、この「めで鯛戌」。あでやかな鯛と幸福を届ける犬が寄り添って、初春のめでたさをまるごと伝える、と書かれていました。
なるほどかわいらしい犬と色鮮やかな大きな目玉の鯛、めでたいかぎりです。
昨日、NHK-BSテレビで、イラク戦争で米英軍が使用した劣化ウラン弾により多くの兵士、イラク人、罪のないこども達が放射線被曝による犠牲になっている現実が報告されました。生まれてくる赤ちゃんにも親の放射線被曝による遺伝子障害で水頭症などの奇形児が多発しています。この米軍の軍事行動に日本の自衛隊を組み込み一体化するために、平和憲法が改悪されようとしています。そのための国民投票法案が1月下旬からの国会に議員立法として提出されようとしているのが、2006年元旦の日本です。
新年を迎えることができ、あらためて平和な世の中の尊さをかみしめています。今年も健康に留意しながら、ひとびとの心と心がつながるよう、ひとびとの暮らしが立ちいくよう、平和を守るために活動していきたいと思います。
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by kazu1206k | 2006-01-01 18:30 | 平和 | Comments(0)

戦争と平和の交錯する12月8日、映画「日本国憲法」をみて

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「帝国陸海軍は今8日未明、西太平洋において米英軍と戦闘状態に入れリ…」
今日は、65年前の日本が、米英蘭との全面戦争に突入した日。
愛と平和を訴えたビートルズのジョン・レノンが暗殺された日でもあり…
戦争と平和の交錯する、何ともいえない日です。
明治政府の成立以降、「富国強兵」「脱亜入欧」「殖産興業」の旗のもと、帝国主義的膨脹政策をとった日本は、琉球、台湾、朝鮮を次々と支配下におき、中国への野望をもって日中15年戦争の泥沼に入っていきました…。
12月3日、ジャン・ユンカーマン監督の映画「日本国憲法」をみました。写真のように、監督自身による講演会もあり、大変貴重な時間を過ごしました。
わたしの友人たちが企画した映画会で、チラシにはこう記されています。
「戦後60年目を迎えた2005年、自衛隊のイラク派兵をきっかけに憲法についての踏み込んだ議論が始まりました。国内の余りに性急な改憲の動きを、世界に視野を広げて見つめなおす、それがこの映画の出発点でした。憲法とは誰のためのものか、戦争放棄を誓った前文や第9条をどう考えるのか。本作品は、憲法制定の経緯や平和憲法の意義について、世界的な知の巨人たちが語った貴重なインタビュー集です。」
憲法改悪のための国民投票法案が来年春の通常国会に出されようとしている今、ひとりでも多くの人に見ていただきたいという想いを強くした映画でした。
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by kazu1206k | 2005-12-08 22:14 | 平和 | Comments(0)

佐藤かずよし


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