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福島医大の健康管理センターと浜通りの医療機関

9月20日、福島県立医大が放射線医療の拠点化を目指してまとめた復興ビジョンの概要が報道された。概要は、①330床の放射線医学県民健康管理センターを新設する医療施設の拡充、②がん治療薬の開発、③県民を対象とした健康管理調査による被ばく者健康管理、④医学部の定員増、⑤医療産業振興の5本柱で、総事業費は、約1千億円。福島県は東日本大震災の復興計画として、国の第三次補正予算案に盛り込むよう求めている。

報道によると、330床を有する放射線医学県民健康管理センター(仮称)など5施設を5年以内に新設。国内の専門家を医療・研究スタッフとして迎え、県内のがん医療を国内最高水準に引き上げる。被ばく医療専門の医学講座を年内に設けて人材育成にも取り組む。放射線医学県民健康管理センターはがんの早期治療を担う拠点施設とされ、付属病院の甲状腺外科、血液内科、放射線科、皮膚科を移設、専門医を配置する。乳幼児や妊産婦への放射線の影響をうけ小児科、産科もセンター内に置き、病気の早期発見に当たる分子イメージング施設、がんの発見に用いるPET(ポジトロン断層撮影)やサイクロトロン、超高解像度のCTスキャン、内部被ばく状況を検査するホールボディーカウンターなどの最新機器を配備する計画である。

計画では、がん治療の薬剤開発を進める創薬・治験センターも整備。全県民対象の健康管理調査の結果を分析し、新たながんの治療法を開発したりする研究・実験施設も設置するとされ、放射線関連の医療産業の集積では、産学連携の『ふくしま医療産業振興拠点』(仮称)を設け、海外企業等と連携して放射線医療の検査、診断、治療に用いる機器開発などを促進して、研究のパートナーの業誘致も進める。
医学講座は被ばく医療に特化し、講座新設に合わせて医学部の定員増を国に求め、公的病院に派遣する医師の数を増やすことも検討する方針。新設に伴う数十人規模の医師、教授は、放射線医療の連携協定を結ぶ長崎・広島両大からの人材派遣される。

翻って、医師の養成と通常医療を行なってきた福島県立医大の原発事故後の対応には、県民から疑問や批判が出ていた。「浜通りの医療機関から一斉に医師を引き上げたのではないか」「被災地で本格的な救援活動をしなかったのではないか」「副学長に就任した山下俊一氏は、原発事故直後から、安全・安心をふりまいたから、放射線被曝から子どもたちを守ろうとする親たちから福島県の放射線健康リスク管理アドバイザー解任運動が起きたのではないか」「ホットスポット地帯の住民が再三再四ホールボディカウンターによる検査を求めても受け入れてくれなかったではないか」「国際会議では長期的な低線量被曝の影響を打ち消すことに躍起なのではないか」「福島県民健康管理調査、県民はモルモットではない」などなど、不信の声が被災者から聞かれる。

この事業計画、約1千億円もの税金を福島県立医大に投入する。端的に言って、ほんとうに被災者であリ、放射線被曝に苦しむ県民の健康を維持する役に立つのか、ということだ。
この計画は並みの計画ではない。仕掛けは大きい。仕掛けは作るがそこに本来の社会的合理性と経済合理性が感じられない点も多いのが実態ではないのか。現在、778床の附属病院の病床は持て余し気味というが、病床利用率と平均在院日数から、330床は 活用できるのか。病院赤字の原因をつくることにならないのか。この事業計画が、果たして、放射線被曝に苦しむ福島県民の健康を守り、被災者の生活が維持され、生活の再建に直結するのか。雇用が生み出され、被災者を多数雇用する地元企業に金が循環していくのか。復興予算を医大の病棟建て直しと医療機器に回しても、県民の健康を維持していく地域医療の再生にならない、など復興予算1千億円の福島県立医大への投入に疑問がつきまとう。

復興予算の受益者が、福島県立医大なのか。むしろ必要なのは、警戒区域の病院が閉鎖され、緊急時避難準備区域の全病院の経営が悪化し、医療サービスが足りずに困っている浜通りに焦点を当てることだ。浜通りの被災者が復興予算の受益者にならないとしたら、おかしなことだ。焼け太りのような予算要求では、真の復興につながらない。復興予算は、浜通りの医療機関をこそ援助すべきではないかと思う。
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by kazu1206k | 2011-09-29 16:41 | 地域 | Comments(0)

自主避難に賠償を求める集会

国際環境NGO FoE Japanから、自主避難に関する集会の開催案内が届きました。
9月21日に開催された原子力損害賠償紛争審査会は、自主的避難を、①原発の爆発直後の避難(原発の爆発を恐れての避難)~4月22日まで、②線量の高さにおびえての避難~それ以降--の二つにわけ、前者は認めていこうという方向ですが、後者が認められない恐れがあるとのこと。
次の審査会が開かれるまで2週間。自主避難された方々の権利をまもっていくため、声をあげようという呼びかけです。

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区域外避難(「自主的」避難)に賠償を求める院内集会
~「避難の権利」確立に向けて~
http://www.foejapan.org/energy/news/evt_111003.html
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「線量が高い。家の中で1μSv/時を越えます。そんな環境に子供を住まわせていいのかと不安です」「何故毎日毎日被曝しなければいけないのでしょうか?」「原発事故さえなければ、故郷を離れることもなかった」・・・・。

現在、区域外避難(「自主的」避難)についての賠償範囲の指針作りが、原子力損害賠償紛争審査会で議論されています。しかし、これまでの議論を見る限り、4月22日以降、汚染の広がりにより不安を感じて避難を決断した方々に対する賠償や補償は、盛り込まれないおそれが高まっています。

福島では避難区域の外にも、一般人の立ち入りが禁止され、厳重に管理されている放射線管理区域(年5.2ミリシーベルト、毎時0.6マイクロシーベルト)以上の環境が広がっています。そんな環境に不安を感じて、避難を決断したとしてもそれは、自分や自分の家族を守るごく当たり前の行動ではないでしょうか。
このたび、区域外からの避難(「自主的」避難)を決断された方々、またこれから避難される方々のご参加を得て、「避難の権利」確立に向けた院内集会を開催します。

◆日時:10月3日(月)13:00~15:00
◆場所:参議院議員会館講堂 
※12:30からロビーにて通行証を配布します。
(東京都千代田区永田町1-7-1)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm

◆内容:
・「自主的避難」と賠償問題~論点整理
・最近の情勢~原子力損害賠償紛争審査会の報告、福島の最前線から
・自主的避難者、避難希望者の方々のアピール
 (各地に避難している方々から現状報告を頂きます)
・法律家からの見解 など

◆資料代:500円

◆申込み:下記のサイトからお申込み下さい。
https://pro.form-mailer.jp/fms/3560b5a622284
または、①ご氏名、②ご所属、③ご連絡先TEL、④e-mailを、finance@foejapan.orgまでご連絡ください。

◆主催:
国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク

◆連絡先:国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
満田(みつた)090-6142-1807
E-mail: finance@foejapan.org
Tel: 03-6907-7217 Fax: 03-6907-7219
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by kazu1206k | 2011-09-28 07:01 | 脱原発 | Comments(1)

放射能汚染廃棄物、日弁連の会長声明

災害ガレキなどの放射能汚染廃棄物の処理を巡って、焼却施設周辺の学校・保育園の保護者や市民から「放射性ガレキを燃やさないで」という声が多数寄せられ、焼却反対の署名運動も始まっています。
市の廃棄物埋立施設「いわき市クリンピーの森」の所在地である渡辺町区長会や北部清掃センター周辺の神谷地区区長協議会も要望書を市長宛に提出し、「焼却灰などの放射線量測定」「測定結果が報告されるまで埋立などの停止」などを求めました。
いわき市の焼却施設や埋設施設が放射性物質の二次汚染源になったり、市民に放射能をまき散らすような事態があってはならなず、放射性物質の排出者である東京電力と責任のある国が責任を持って処理しなければなりません。
この問題で、日本弁護士連合会は、『放射性廃棄物は、通常の廃棄物と比較すると、極めて長期間にわたって特に厳重な保管を必要とするものであり、現行の廃棄物処理法の枠組みの中で処理することには無理がある。』として、会長声明を公表しました。

●放射性汚染物質対処特措法施行に当たっての会長声明

「平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法」(平成23年8月30日法律第110号)(以下「特措法」という。)が、本年8月30日公布され、一部を除いて同日施行された。

当連合会は、去る7月29日、「放射能による環境汚染と放射性廃棄物の対策についての意見書」において、放射能による環境汚染と放射性廃棄物の対策について総合的な立法をするよう提言したが、今後、特措法に基づいて放射性廃棄物を処理するに当たり、現状における次の問題点を改め、予防原則に則って、徹底した安全対策をとるよう求めるものである。

1 放射性廃棄物の埋立て処分については、従前どおり放射性セシウムが100ベクレル/kg以上であれば放射性廃棄物として厳重に保管すること。また、焼却処理については、焼却施設の能力・性能の適切な試験・検証を行うこと。

政府は、本年6月、放射性廃棄物について、焼却が可能なものは焼却して減量した上で、汚泥や焼却灰等に含まれる放射性セシウム濃度が8000ベクレル/kg以下のものについては、一般廃棄物最終処分場(管理型最終処分場)における埋立て処理(最終処分)とすることを認めていたが、さらに環境省は、8月31日、「8000ベクレル/kgを超え、10万ベクレル/kg以下の焼却灰等の処分方法に関する方針」を定め、8000ベクレル/kgを超え、10万ベクレル/kg以下の焼却灰等についても、一定の条件の下で一般廃棄物最終処分場(管理型最終処分場)において埋立て処理(最終処分)することを認めた。

しかし、上記意見書記載のとおり、福島第一原子力発電所の事故前には、セシウム137が100ベクレル/kg以上であれば放射性廃棄物として低レベル放射性廃棄物処理施設で長期間、厳重に保管することが求められていた。特に、8000ベクレル/kgを超える焼却灰等については、その移動・保管の際に一般公衆の被曝線量限度である1mSv/年を超えるおそれがあり、これらを特に厳重な保管をすることなく通常の埋立て処理することは、労務作業者の被曝のみならず、周辺住民の被曝をももたらすおそれがあるから、到底許されることではない。

また、放射性廃棄物を減量するために焼却するとしても、現存する焼却施設は放射性廃棄物を焼却した場合に完全に放射性物質がフィルター等によって捕捉されるかどうか事前に十分に検討も調査もなされていないのであるから、焼却施設の能力・性能について、適切な試験・検証をし、公開と参加の原則に則って、住民の関与の下に具体的な焼却の方針を定めるべきである。拙速な処理によって放射能による環境汚染を拡散させることは回避すべきである。

政府は、従前の安全基準に則って、上記方針を直ちに改め、焼却施設の能力・性能について適切な試験・検証を至急実施するとともに、少なくともセシウム137が100ベクレル/kg以上であれば、放射性廃棄物として、通常の埋立て処理ではなく、特に厳重な処理を定めるべきである。

2 放射性廃棄物の広域処理についても、上記の基準に従い見直すべきである。

環境省は、8月11日に「東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理の推進に係るガイドライン」を定め、広域処理の実施に当たっては、受入側にて問題なく埋立て処理ができるよう、当面の間は、受入側での災害廃棄物の焼却処理により生じる焼却灰の放射性セシウム濃度が8000ベクレル/kg以下となるよう配慮することを求めている。また、跡地の利用が制限され、居住等の用途に用いられる可能性がない場合にあっては、焼却灰を他の廃棄物と物理的に分けることまで必要としないと通知している。

しかし、上記の従前の安全基準(放射性セシウム100ベクレル/kg)をはるかに上回るこの基準による処理では、本来であれば今回の事故による放射性物質の影響をほとんど受けなかった地域においても、放射能による環境汚染を被るおそれがある。

また、8000ベクレル/kgの放射性セシウム137に汚染された廃棄物が100ベクレル/kg未満となり、通常の廃棄物となるまでには、約200年を要するのであるから、その間、跡地の利用を制限し、居住等の用途に用いられる可能性を完全に排除することを担保する措置は、現実には採り得るものではない。

したがって、政府は、やはり従前の安全基準に則って、広域処理の実施について慎重に見直しをすべきであり、また、放射性廃棄物は、必ず他の廃棄物と物理的に分け、警告表示をした上で流出・飛散を防止すべきである。

3 特措法は適宜見直しを図るとともに、新法制定に向けた検討を開始すべきである。

特措法は、今回の事故を発生させた東京電力株式会社及び国がそれぞれ処理主体となる放射性廃棄物を除き、その余の放射性廃棄物については、廃棄物処理法の廃棄物の対象に含めた上で、特定一般廃棄物及び特定産業廃棄物として、前者は市町村、後者は排出事業者が処理主体となることを定めている。

しかし、放射性廃棄物は、通常の廃棄物と比較すると、極めて長期間にわたって特に厳重な保管を必要とするものであり、現行の廃棄物処理法の枠組みの中で処理することには無理がある。

附則については、政府は、特措法施行後3年を経過した時点で、特措法の施行状況を検討すると定めているが、放射性廃棄物の処理に係る科学的知見は今後、急ピッチで増進することが確実であるから、特措法の施行については適宜見直しを図るべきであり、また、廃棄物処理法とは独立した、放射性廃棄物の処理に係る新法の制定に向けた検討を至急開始すべきである。

2011年(平成23年)9月20日

日本弁護士連合会
会長 宇都宮 健児
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by kazu1206k | 2011-09-27 10:08 | 脱原発 | Comments(0)

いま。つくりたいもの、伝えたいこと。

昨日、3.11の東日本大震災、福島原発震災で遠ざかっていたいわき市立美術館に久しぶりに足を運びました。友人が出展している「いま。つくりたいもの、伝えたいこと。」展が、いわき市立美術館で9月17日から10月23日まで開かれているからです。

いわき市立美術館は、次のように案内しています。
『東日本大震災は、膨大な数の人々の生命と平穏な日常を奪い去り、日本国中を不安と喪失感で覆いました。未曾有の震災から半年を経て、日常を取り戻そうと歩みを進める人々が増える中、本展覧会では、いわきで被災した作家たちがそれぞれの「いま」を、自らが選ぶ手法によって表現します。
 また同時に、同テーマで一般から広く公募した平面作品を展示します。彼らの多様な表現に目を凝らし、そこから伝わる声に耳をすませながら、芸術の持つ力について改めて考えてみませんか。 』

あれから半年が過ぎ、いわきの作家たちが、いわきの「いま」をどう表現したのか。
共通する被災体験と深い喪失感、原発の事故がつくり出した別の世界、日常に澱のように滞留する放射能の脅威、鎮魂と祈り、作家として、人間として生きる覚悟と決意。いま、ここに生きる私たちの共通の思いが表出している。
一見の価値があります。是非、お運びください。

いわき市立美術館は、JRいわき駅から徒歩12分。
〒970-8026 いわき市平字堂根町4-4 Tel:0246-25-1111
会館=午前9時30分から午後5時(入場は閉館30分前まで)
休館日=毎週月曜日(ただし、10月10日は開館し翌日休館)
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by kazu1206k | 2011-09-25 08:30 | 文化 | Comments(0)

志田名荻地区放射能汚染からの復興を考える会

昨23日は、彼岸の中日。義父母の墓に墓参しましたが、警戒区域内の楢葉町にある両親と兄たちの墓には墓参できず、涙をのみました。
夕方、福島原発30キロ圏内の川前町荻志田名地区に向いました。荻志田名地区の皆さんが立ち上げた「志田名荻地区放射能汚染からの復興を考える会」の役員のみなさんと懇談するためです。
荻志田名地区への道路は、21日の台風の影響で、あちらこちらで土砂流出や倒木があり、県道市道とも一時寸断され、この日は既に開通していたものの流水や路肩の損傷が見られました。志田名の集会所に着く頃には、車のフロントガラスが曇るほど、外気はすっかり、ひんやり、としています。

川前町志田名・荻地区は、福島第一原発の30キロ圏内に位置し、4月22日、国の避難区域等の設定見直しにより、屋内退避区域から解除されたものの、「計画的避難区域」「緊急時避難準備区域」に指定されませんでした。事故から半年後の今も放射線量が高く、住民は放射線汚染の脅威にさらされながら、健康対策や農林畜産業等への補償などを東京電力、国、県、いわき市に求めてきました。その結果、国や県、市の空間線量や土壌汚染などのモニタリングは始まりましたが、住居等の除染も仮置き場の設置が確定せず開始されておりません。農地の土壌汚染は手つかずのままです。

地区住民は、『このままでは、時の流れの中に埋没して、放射線汚染の脅威にさらされている地区の存在は、目を向けられないまま、忘れ去られてしまうのではないかという危機感がある』として、『市、県、国にこの現状をわかってもらい、しかるべき政策の下で当地区の安全安心が回復できるよう』「志田名荻地区放射能汚染からの復興を考える会」を、9月7日に結成したのでした。
「志田名荻地区放射能汚染からの復興を考える会」は、地区46世帯から農地を所有し耕作を行っている農家40人が参加して、「東京電力、行政への要望書提出。地域住民への原発事故に関する情報の提供。かかる一連の諸問題に関する損害賠償の要望」などを行うとし、地区の原発被害が収束するまで、組織を存続するとしています。

依然として高い放射線量、農地の土壌汚染の中で、「志田名荻地区放射能汚染からの復興を考える会」では、結成と同時に、木村真三さんの指導のもと放射能汚染マップの作成に入りました。残暑の中、1週間にわたって延べ60人の農家が参加し、地区内の放射線の空間線量の測定に取り組み、土壌汚染の測定と専門機関の分析を合わせて、このほど『志田名荻地区放射能汚染マップ』を完成させました。近く、報告会でこのマップが公表される予定です。
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by kazu1206k | 2011-09-24 11:22 | 地域 | Comments(0)

肥田舜太郎さんのお話を聴こう

9月25日午後5時15分からいわき市総合保健福祉センターで、 『私たちのこれからを考える ~FUKUSHIMAの子供たちへのメッセージ~』 肥田舜太郎・鎌仲ひとみ 座談会 が開催されます。

肥田舜太郎先生は、広島市に生まれ、陸軍軍医として広島陸軍病院に勤務中、1945年アメリカ軍が投下した広島原爆で被爆しました。被爆直後から多数の被爆者の治療にあたり、原爆被爆の実態と治療に向き合い、多くの命をみとってこられました。
肥田さんは、現在94歳です。生涯、被爆者の治療を続けるかたわら、海外渡航32回、のべ33カ国で内部被爆の実相を語り、核兵器廃絶を訴え続けてきました。その中で、ピッツバーグ大学医学部のスターングラス教授と出会います。
同教授は、スリーマイル島原発事故やサバンナリバー原爆工場事故などの核施設の大事故により環境に放出された低線量放射線の危険性、有害性を膨大な資料を挙げて警告し続けてきた希有の科学者でした。肥田さんは、1978年に同教授の著書『死に過ぎた赤ん坊ー低レベル放射線の恐怖』を翻訳し日本で刊行しました。

肥田さんが出演した「ヒバクシャー世界の終わりに」の鎌仲ひとみ監督との共著「内部被曝の脅威」で鎌仲さんの『肥田先生のお話を聞いて、触発されて、同じ方向を歩もうとする医師たちもいるわけですよね』と言う問いに、肥田さんは、次のように答えています。
『もちろんそうですが、残念ながら、その数は極めて少ない、私の話しに対して、たくさんの人が反応してくれるけど、私と同じように考える医者は少ないのです。威力の大きな爆弾としての原爆の被害は理解するけれど、内部被曝がゆっくり人を殺すことを確信できる医師はほとんどいません。彼らの尺度は現在の医学であり、それが内部被曝の脅威を認めないかぎり、その線を離れられないのです。ただ、私がもっと言葉を持っていたなら、周りをもっと巻き込めたはずですから、被ばくについて無関心な医者が多いのは私の責任でもあるのです。』
これをうけて鎌仲さんは、『現在は、放射能についての情報がたくさんあります。だから、誰だってその気になれば、独力で放射能被害について知ることができます。ある程度の知識を得れば、「(低線量放射線は)安全だ」と高唱するICRPのような団体の信憑性を判断することもできるでしょう。』

一方、山下俊一氏らが主導する「福島県民健康管理調査」が始まっていますが、専門家はこの調査を「放射線暴露量を少なく見積もる」「被ばく核種をセシウムとヨードだけに限る」「健康影響を調査をしない」「いかなる健康被害も精神的なものであると言い逃れる」と批判しています。「この健康管理調査に関する文書は、県当局が放射線被曝の健康影響を隠すための計画を推進する立場にあることを早々と示す衝撃的なものです」とクリス・バズビー氏はコメントし、福島でもチェルノブイリ事故後に行われた方策が講じられるだろうと予測できるとしています。

いま私たちは、長期にわたる低線量被曝にさらされて生きねばならない所に生活しています。
ここでどう生きるのか。子どもも大人も、被ばくをより低く抑え、どうしたら健康を維持して、生きていけるのか。
悩みはつきませんが、被爆者として生き、低線量放射線の内部被曝を研究し、真っ向から格闘してこられた94歳の肥田舜太郎先生と鎌仲ひとみ監督のお話を聴き、私たち自身のこれからの生きる道、生き方を探っていきましょう。
是非お聴きください。
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●Iwaki ACTION gathering Vol.3
 『私たちのこれからを考える ~FUKUSHIMAの子供たちへのメッセージ~』
肥田舜太郎・鎌仲ひとみ 座談会

◆日時:2011年9月25日(日)
開場17:00 開演17:15 講演会終了19:30
◆会場:総合保健福祉センター(内郷保健センター)
福島県いわき市内郷高坂町四方木田191
tel 0246-27-8555
◆参加費:500円 高校生以下無料
◆共催:いわきアクション!ママの会 / 脱原発福島ネットワーク
◆協力:NO NUKES MORE HEARTS / 日々の新聞 /何とかしよういわきの医療・市民の会
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◆肥田舜太郎 プロフィール
1917年、広島市生まれ。1944年、陸軍軍医学校卒。軍医少尉として広島陸軍病院に赴任。
1945年8月6日、爆心地から六キロ離れた戸坂村で原爆に遭う、その後多数の被爆者の治療にあたり、被爆。
終戦後全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)の創立に参加。
全日本民医連理事、埼玉民医連会長、埼玉協同病院院長などを歴任。
現在、全日本民医連顧問、日本被団協被爆者中央相談所理事長。
生涯、被爆者の治療を続けるかたわら、海外渡航32回、のべ33カ国
で内部被爆の実相を語り、核兵器廃絶を訴え続けてきた。

◆鎌仲ひとみ プロフィール
映像作家。早稲田大学卒業と同時にドキュメンタリー制作の現場へ。
90年最初の作品「スエチャおじさん」を監督、同年文化庁の助成を受けてカナダ国立映画制作所へ。93年からN Yでペーパータイガーに参加してメディア・アクティビスト活動。
95年帰国以来映像作家として活動。「エンデの遺言」などテレビ番組を多数監督。2003年テレビからドキュメンタリー映画に転換し、直接観客に作品を届ける方法で上映活動を展開する。「ヒバクシャー世界の終わりに」を監督、受賞多数、国内外400ヶ所で上映。2006年「六ヶ所村ラプソディー」監督。650ヶ所で上映。
新作「ミツバチの羽音と地球の回転」を全国で上映会を展開中。
著書「ドキュメンタリーの力」「ヒバクシャードキュメンタリー映画の現場から」など。多摩美、ICU、などで非常勤講師。
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by kazu1206k | 2011-09-23 08:13 | 脱原発 | Comments(0)

ふくしまからのメッセージ

昨日、東京・明治公園で開かれた「さようなら原発 5万人集会」で大江健三郎さんら呼びかけ人の発言に続き、武藤類子さん(ハイロアクション福島原発40年実行委員会)が、福島県民を代表して、あいさつをしました。県民の苦境と、ともに生き抜こう、という、ふくしまからのメッセージ。武藤類子さんの言葉に多くの人が共感し涙しました。

以下はその全文です。

_________________________________

みなさん、こんにちは。
福島から参りました。
今日は福島県内から、それから避難先から
何台もバスを連ねてたくさんの仲間と一緒にやって参りました。
初めて集会やデモに参加する人もたくさんいます。
それでも
「福島原発で起きた悲しみを伝えよう」
「わたしたちこそが原発いらないの声をあげよう」と
声を掛け合い、誘い合ってやって来ました。

はじめに申し上げたいことがあります。
3.11からの大変な毎日を
命を守るためにあらゆることに取り組んできた
みなさん、ひとりひとりに
ひとりひとりを深く尊敬いたします。

それから
福島県民にあたたかい手を差し伸べ、つながり
様々な支援をしてくださった方々にお礼を申し上げます。
ありがとうございます。

そして、この事故によって
大きな荷物を背負わせることになってしまった
こどもたち、若い人々に
このような現実を作ってしまった世代として
心から謝りたいと思います。
本当にごめんなさい。

さて、みなさん。
福島はとても美しいところです。
東に紺碧の太平洋を臨む浜通り。
桃、梨、りんごと、果物の宝庫の中通り。
猪苗代湖と磐梯山のまわりに黄金色の稲穂がたれる会津平野。
そのむこうを深い山々が縁取っています。
山は碧く、水は清らかな、わたしたちのふるさとです。

3.11 原発事故を境に
その風景に目には見えない放射能が降り注ぎ
わたしたちは被曝者となりました。

大混乱の中で、わたしたちには様々なことが起こりました。
素早く張り巡らされた安全キャンペーンと不安の狭間で
引き裂かれていく人と人とのつながり。

地域で、職場で、学校で、家庭の中で
どれだけの人が悩み、悲しんだことでしょう。

毎日、毎日、否応無く迫られる決断。
逃げる、逃げない。
食べる、食べない。
こどもにマスクをさせる、させない。
洗濯物を外に干す、干さない。
畑を耕す、耕さない。
何かにもの申す、黙る。
様々な苦渋の選択がありました。

そして今
半年という月日の中で次第に鮮明になってきたことは
事実は隠されるのだ。
国は国民を守らないのだ。
事故は未だに終わらないのだ。
福島県民は核の実験材料にされるのだ。
莫大な放射能のゴミは残るのだ。
大きな犠牲の上になお原発を推進しようとする勢力があるのだ。
わたしたちは捨てられたのだ。

わたしたちは、疲れとやりきれない悲しみに深いため息をつきます。
でも、口をついてくることばは
「わたしたちを馬鹿にするな」
「わたしたちの命を奪うな」です。

福島県民は今、怒りと悲しみの中から静かに立ち上がっています。
子どもたちを守ろうと母親が父親が、おじいちゃんがおばあちゃんが。
自分たちの未来を奪われまいと若い世代が。
大量の被曝に曝されながら事故処理に携わる原発従事者を助けようと
労働者たちが。
土地を汚された絶望の中から農民が。
放射能による新たな差別と分断を生むまいと、障害を持った人々が。

ひとりひとりの市民が、国と東電の責任を問い続けています。
そして「原発はもういらない」と声をあげています。
わたしたちは静かに怒りを燃やす、東北の鬼です。

わたしたち福島県民は
故郷を離れる者も、福島の土地にとどまり生きる者も
苦悩と責任と希望を分かち合い、支え合って生きて行こうと思っています。

わたしたちとつながってください。
わたしたちが起こしているアクションに注目をしてください。

政府交渉、疎開、裁判、避難、保養、除染、測定、
原発・放射能についての学び。
そしてどこにでも出かけ、福島を語ります。
今日は遠くニューヨークでスピーチをしている仲間もいます。
思いつく限りのあらゆることに取り組んでいます。

わたしたちを助けてください。
どうか、福島を忘れないでください。

もうひとつ、お話ししたいことがあります。
それは、わたしたち自身の生き方、暮らし方です。

わたしたちは
何気なく差し込むコンセントの向こう側を想像しなければなりません。
便利さや発展が、差別や犠牲の上に成り立っていることに
思いを馳せなければなりません。
原発はその向こうにあるのです。

人類は地球に生きる、ただ一種類の生き物に過ぎません。
自らの種族の未来を奪う生き物が、他にいるでしょうか。

わたしはこの地球という美しい星と調和した
まっとうな生き物として生きたいです。
ささやかでも、エネルギーを大事に使い
工夫に満ちた、豊かで創造的な暮らしを紡いでいきたいです。

どうしたら、原発と対局にある新しい世界を作っていけるのか
誰にも明確な答えは分かりません。

できうることは
誰かが決めたことに従うのではなく
ひとりひとりが、本当に本当に本気で自分の頭で考え
確かに目を見開き
自分ができることを決断し、行動することだと思うのです。

ひとりひとりにその力があることを思い出しましょう。
わたしたちは誰でも変わる勇気を持っています。
奪われてきた自信を取り戻しましょう。

原発をなお進めようとする力が垂直にそびえる壁ならば
限りなく横に広がりつながり続けていくことがわたしたちの力です。

たったいま隣にいる人とそっと手をつないでみてください。
見つめ合い、お互いの辛さを聞き合いましょう。
涙と怒りを許し合いましょう。
いまつないでいるその手のぬくもりを
日本中に、世界中に広げていきましょう。

わたしたちひとりひとりの背負っていかなければならない荷物が
途方もなく重く、道のりがどんなに過酷であっても
目をそらさずに支え合い
軽やかに、朗らかに生き延びていきましょう。

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by kazu1206k | 2011-09-20 15:20 | 脱原発 | Comments(1)

さようなら原発5万人集会

9月19日、東京で二つの行動に参加しました。午前12時30分から、NO NUKES MORE HEARTS ♥NO NUKES ! ALL ST☆R DEMO 2011の代々木公園けやき並木での集会。飯館村から避難している飯館牛のフクちゃんも参加しました。稼動中の全原発の即時停止!2012年を全原発廃炉の年に! 
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俳優の山本太郎さん、脱原発を宣言して積極的に活動中、収入が10分の一以下になったそうですが、今やらねばと頑張っています!
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大急ぎで、明治公園に。
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「さようなら原発 5万人集会」が東京の明治公園で開かれ、6万人が集まりました。
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福島県内からも福島、郡山、会津若松、いわき、南相馬など各地から千人近い人が参加。
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大江健三郎さん、内橋克人さん、落合恵子さん、澤地久枝さんら呼びかけ人の発言に続き、武藤類子さん(ハイロアクション福島原発40年実行委員会)が、福島県民を代表して、県民の苦境とともに生き抜こうという感涙誘うあいさつをしました。
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呼びかけ人の鎌田慧さん、大江健三郎さん、内橋克人さん、落合恵子さんらを先頭にデモが出発。
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こどもたちを放射能から守れ!
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福島、郡山、会津若松、いわき、南相馬など福島県民がデモの先頭で行進しました。
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さようなら原発、いのちが大事。放射能はごめんだ、いのちが大事。子どもたちを守ろう、大人を守ろう。海・空・大地を守ろう。原発止めよう!みんなで福島の意志を全国に発信しました。
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by kazu1206k | 2011-09-19 21:58 | 脱原発 | Comments(0)

9月19日は東京に集合!

もうひとつの9.19。NO NUKES MORE HEARTSから、9月19日渋谷で集会とデモを開催するご案内が届いています。

★★★★★★★★9月19日は東京に集合! ★★★★★★★★★

NO NUKES MORE HEARTS ♥
NO NUKES ! ALL ST☆R DEMO 2011

★★★★★★★稼動中の全原発の即時停止!★★★★★★★★

2012年を全原発廃炉の年に! 

★日時:2011年9月19日(祝) 雨天決行
★時間:集会 12:30~ デモ 13:30~
★集合場所:代々木公園けやき並木
最寄駅→JR 渋谷駅・原宿駅 (徒歩10分)
★主催:NO NUKES MORE HEARTS
お問い合わせ:
9.19●nonukesallstardemo.com(●を@に差し替えて送信ください)
WEB: www.nonukesallstardemo.com
♥ 同日13:30~、明治公園(東京)にて「さようなら原発1000万人アクション」が開催されます。

2011年3月11日、私たちをめぐる環境が激変してから5ヶ月、福島第一原子力発電所の収束はまだ道筋も見えず、放射能汚染は更に拡大しています。 また政府による様々な対策には、私たちや動植物の生命や環境保全を第一にする意識がみられません。 そのうえ政府や電気事業者はこの期に及んでもまだ、原子力政策の推進を止めようとしていません。
しかしこのような状況の中でもまだ希望は残されています。それは「わたしたちひとりひとりの思いと意志」。
また、今こそエネルギー政策の転換と共に、現在の社会の価値観の根底を見直す時でもあります。
生活環境や状況、思想の壁をも越えて皆で声をあげていきましょう。
デモではわたしたちひとりひとりが主役です !
9月19日は東京に集合 ! 2012年を全原発廃炉の年に !
未来はわたしたちの手の中に !

★日本政府への要求項目
♥ 全原発の即時停止と廃炉措置
+稼動中の全原発の即時停止と廃炉措置
+定期検査等で停止中の原発の再稼動の中止と廃炉措置
+もんじゅの廃炉措置と、六ヶ所再処理工場の廃止
+新規原発や核関連施設の建設と増設の中止
+核燃料サイクル計画の中止
♥ 福島第一原子力発電所の事故による被害への各種対策の改善
(特に子供と妊婦に関わることは迅速な対応を)
+児童の許容被曝量「20ミリシーベルト/年」の撤回
+集団疎開の政策の導入
+被害や自主避難に対する迅速で適切な補償
+無償での被曝医療の提供
+誤った安全論を吹聴していた御用学者や政治家の公的ポストからの解任
+福島第一および第二原発の状況の明確な情報公開
+土壌や海の放射能汚染の実態の徹底した調査と公開
+放射能汚染地域の迅速な除染作業の徹底
+食品の安全レベルの適正化と流通の管理
+放射能に汚染された瓦礫や汚泥などの適切な処理
+国費で東電を救済する「原子力損害賠償支援機構法案」の廃止
+東京電力の資産売却をさせ法的処理をすること
+福島第一原子力発電所作業員の環境と健康の管理
♥ 安全で持続可能なエネルギーへの政策転換
+原子力発電所の廃炉政策
+発送電の分離
+電力独占体制の廃止(電力の完全自由化)
+原発輸出の停止
+国外への放射性廃棄物の持ち出しの禁止

★賛同人 (50音順/敬称略) 2011.9.5現在
+有賀幹夫 (フォトグラファー)
+いしだ壱成 (俳優 / ミュージシャン)
+イルコモンズ (現代美術家 / 文化人類学者)
+岩上安身 (ジャーナリスト / IWJ代表)
+岩井俊二 (映画監督)
+内田ボブ (ミュージシャン)
+梶原徹也/THUNDERBEATS ex.THE BLUE HEARTS (ドラマー)
+Katsura Moshino
(Artist, Designer / Film Director )
+鎌仲ひとみ (映像作家)
+きっこ (きっこのブログ)
+黒田征太郎 (画家)
+COMA-CHI (シンガーソングライター)
+サエキけんぞう (ミュージシャン)
+サワサキヨシヒロ (ミュージシャン / DJ)
+SUGIZO (ミュージシャン)
+高野雅夫
(名古屋大学大学院環境学研究科・准教授)
+DJ MAYURI (DJ)
+中川敬 / ソウル・フラワー・ユニオン(ミュージシャン)
+中西俊夫 (ミュージシャン)
+PANTA / ex.頭脳警察 (ミュージシャン)
+三原康可/内田裕也バンド (ミュージシャン)
+山本太郎 (俳優)
+Likkle Mai (レゲエシンガー)
+渡辺圭一/heartwave (ミュージシャン)
海外
+Banda Bassotti /イタリア
+FERMIN MUGURUZA /スペイン、バスク地方
+Nathen Maxwell (FLOGGING MOLLY)/ アメリカ
+RUDE Hi-Fi / イタリア
+VERY BE CAREFUL / アメリカ
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by kazu1206k | 2011-09-18 01:09 | 脱原発 | Comments(0)

福島市渡利の放射能汚染調査結果

国際環境NGO FoE Japanから、福島市の状況について、20日に下記のような記者会見、緊急報告会のご案内が届きました。
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記者会見 in 東京 & 【緊急報告会】 in 福島
福島市渡利における放射能汚染調査結果(速報)と避難区域の設定の問題点について
9月20日(火)10:30~11:30@参議院議員会館B109
14:45~16:45@福島テルサ
http://www.foejapan.org/energy/news/evt_110920_2.html
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福島市渡利では、福島市の調査により3.2μSv/hを超える高い線量がポイントではなく面的な広がりを持って存在することが明らかだったのにもかかわらず、説明会も開催されないまま、何か月も放置されてきました。

8月下旬、渡利の一部の地域において、原子力災害現地対策本部および福島県による詳細調査が実施されました。その結果、地上から高さ50cmの地点で、毎時5.4マイクロシーベルト/時が1箇所計測されたことが報じられています。

このたび、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、国際NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)は、山内知也・神戸大学大学院教授に依頼し、福島市渡利における放射能汚染調査を実施しました。

調査の結果、渡利全域において、国および県が詳細調査を行っていない場所においても、特定避難勧奨地点に該当する高い汚染を示す場所が、複数存在することが明らかになりました。たとえば、渡利小学校通学路除染モデル事業測定地点の一部にあたる路地では、50cm高で最高5.2マイクロシーベルト/時を計測しています。

この調査結果に関連し、下記の記者会見(東京)および緊急報告会(福島)を開催しますので、ぜひご参加ください。

【記者会見】
○日時:2011年9月20日(火)10:30~11:30
○場所:参議院議員会館B109
(東京都千代田区永田町1-7-1 最寄駅:永田町または国会議事堂前)
※10:00から参議院議員会館ロビーにて、入館証を配布します。

【緊急報告会】
○日時:2011年9月20日(火)14:45~16:45
○場所:福島テルサ3Fあぶくま(福島市上町4-25)
http://www.f-shinkoukousha.or.jp/terrsa/access.html
○入場無料・申込み不要 

【以下、記者会見・報告会共通】
○報告者(予定):
 山内知也/神戸大学大学院教授
 阪上武/福島老朽原発を考える会代表(フクロウの会)
 満田夏花/国際環境NGO FoE Japan

○内容(予定):
・福島市渡利における放射能汚染調査の結果について(速報)
・避難区域の設定の問題点について

○主催:
 福島老朽原発を考える会
 FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)

○連絡先:満田夏花(みつたかんな)/FoE Japan 090-6142-1807

※参考:
【プレスリリース】福島市・大波地区「特定避難勧奨地点に指定せず」に抗議する
http://www.foejapan.org/energy/news/p110909.html
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by kazu1206k | 2011-09-17 08:34 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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