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2月定例会に向け会派勉強会

 1月27日と28日の2日間、いわき市議会創世会は、いわき市議会2月定例会にむけた会派勉強会を実施しました。2月20日から3月12日まで開催予定の2月定例会は、いわゆる「予算議会」です。
 いわき市議会創世会は、私を含めて5名が所属していますが、朝8時40分から夕方午後4時20分まで、執行部の各担当課からの説明を受け、質疑と意見交換を繰り返し行いました。
 主なテーマは、以下のようなものです。

総合政策部
・復興・創生期間後の基本方針等について
・ふるさと寄附金(ふるさと納税)について
・令和元年度いわき市原子力防災訓練の結果について

総務部
・情報公開制度及び個人情報保護制度の運用状況について
・市地域情報化推進計画(令和元年度改訂)について
・遠野支所について

財政部
・令和元年度の市税等収入見込みについて
・令和元年度地方税制改正案について

文化スポーツ室
観光交流室
・登録有形文化財について
・多文化共生社会の推進について

市民恊働部
・「いわき市消費者教育推進計画」の改訂について
・マイナンバーカードの交付促進について
・医療保険のオンライン資格確認等について

生活環境部
・災害廃棄物の処理について
・ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物等の早期処理について
・除染土壌等の搬出と仮置き場等の状況について

保健福祉部
・いわきゆったり館の運営に
・被災高齢者等の把握事業等について
・(仮称)動物愛護センターについて

こどもみらい部
・こどもの生活生活実態調査結果(概要)について
・子ども家庭総合支援拠点について

農林水産部
・台風19号等に係る農業被害への支援状況について
・農業用ため池に係るハザードマップ作成及び耐震性調査について
・いわき市卸売市場経営計画(案)について

産業振興部
・小名浜港におけるコンテナ貨物の取り扱いについて
・いわき市営いわき平競輪事業施設整備基金の創設について

土木部
・いわき市自転車活用推進計画について
・夏井川河口部の治水対策について
・市営住宅の管理等について

都市建設部
・共創型地域交通モデル事業(三和・田人地区)について
・四ツ倉駅跨線人道橋整備事業について
・震災復興土地区画整理事業施行地内における未利用地活用支援策について

教育委員会
・生徒会長サミット事業について
・教職員の働き方改革について
・学校給食共同調理場の整備方針の見直しについて

消防本部
・福島県土砂・風水害機動支援部隊の創設について
・令和元年度中の火災発生状況について
・令和元年度中の救急活動状況について

水道局
・第17次いわき市水道事業経営審議会について
・基幹浄水場連絡管整備事業について

医療センター
・令和元年度病院事業会計決算見込みについて
・医師の働き方改革について
・医師事務作業補助者について
・新病院建設事業について
# by kazu1206k | 2020-01-28 23:31 | 議会 | Comments(0)

1月議会報告会でのご意見

 1月15日から21日まで、いわき市議会12月定例会の議会報告会を開きました。
 10日は小名浜地区、11日は鹿島地区と江名地区、17日は平地区、21日は平平窪地区と6カ所での開催となりました。
 報告会では、まず、市長提出の「いわき市いわき震災伝承みらい館条例の制定」、「いわき市国民健康保険税条例の改正」、鹿島町の山崩れ復旧工事の緊急事業費など令和元年度いわき市一般会計補正予算(第6号)など26議案と議会提出の「市民とともに未来をひらくいわき市議会基本条例の制定」、そして「被災者生活再建支援制度の改善を求める意見書」など3意見書を可決したこと。 私が所属する創世会は、本庁舎耐震改修工事の契約金額及び工期を変更する「工事請負契約の変更」に反対などを報告しました。
 そして、私の一般質問、 「1 いのちを守る、防災・災害に強いまちづくりと被災者支援について」「2 いわき市の再生と地域課題の解決について」のうち、1は、「実効性ある避難計画と河川改修を」「被災者の生活再建支援の充実を」「危機管理体制の強化を」、2では、「鹿島町の山崩れと鹿島街道の復旧」「いわきアリオスと利用者の意見」など。さらに質疑のうち「半壊以下の床上浸水世帯に対する県独自の支援制度の創設要望に対して」、「地区まちづくり計画等の策定をどのように進めるのか」「森林除染の進捗状況と見通し」「東京2020オリンピックのリレーコースの放射線量の確認」などの項目と答弁を紹介しました。
 その上で、参加者のみなさまからご質問ご意見、ご要望をお聴き致しました。
 ご多用の中、お出かけいただき、ご参加いただきましたみなさま、貴重なご意見をいただきまして、本当にありがとうございました。
 頂戴いたしました主なご質問、ご意見、ご要望をご紹介させていただき、会場でお答えしたものの他、担当課への対応を含めて、課題解決に取り組んで参りたいと思います。

・広域都市いわき、過疎化で効率悪い。
・市街地活性化と災害に強いまちづくり、一緒に対応すべき。
・市内での移動、移住支援も必要。
・避難バスにより高台避難を市長が指示してはどうか。

・矢田川と藤原川の合流部の河道掘削を要望。満潮時の検証もしてほしい。
・職員に対して災害時の初動の訓練が必要だ。
・ハード面だけでなく地元出身者の長を配置するなど支所等のソフト面の改善が必要。
・船戸市営住宅の廃止部分の管理の改善と解体の見通しは。
・復興公営住宅の空室の開放を早くしてほしい。
・上神白の避難所は、小名浜東小や小名浜二中よりも上神白集会所に指定してほしい。

・要支援者の取り組み、実際にできていなかった。
・内水氾濫に対する取り組み、情報と意識変革が必要だ。。
・夏井川の防災センターの位置が一番危険、バスも入れない。
・行政はあてにならない。避難道路と安全な避難所の整備を。
・好間川は二級河川なのに、堤防も水門もない。高齢者は早めに避難したので助かった。平一中や高校も避難所として開放して欲しかった。
・平26区は、平一小が避難所と連絡があったが、近い体育館にしてほしい。 区として要望したい。
・夏井川支流の小玉川はじめ差塩、沢渡、永井などの護岸工事も必要。
・風力発電事業、これだけの災害で推進できるのか。

・10月12日、地区の防災サイレン鳴らなかった。住民がうるさいというので。
・家の取り壊し迷っている。不安がある。
・夏井川中平窪の淺所陥没と真似井川の被害、被害地図に載っていない。県のいわき方部水災害対策協議会の議事録をホームページに公表してほしい。

・夏井川の河川敷、土地の買い上げが必要な部分がある。
・役所の対応窓口の担当者、それぞれのレベルだが、瞬時に判断できることが大事。
・幕の内、断水の時に水で薄める消毒剤が配布されたが、考えて対応してほしい。
・消防車の音量が低かった。
・平窪の避難所をみはま体育館にしてほしい。高台避難用の用地を造成してほしい。
・緊急時の飲料水の供給、企業と協定を結んでほしい。
・対応の職員が不足、職員の確保が必要。
・医療費減免、継続してほしい。
# by kazu1206k | 2020-01-27 22:53 | 議会 | Comments(0)

日本野鳥の会いわき支部新春の集い

 1月26日午後、日本野鳥の会いわき支部55周年記念新春の集いに伺いました。
 川俣支部長のご挨拶に続いて、恒例の記念撮影からオークションまで、賑やかな懇親に盛り上がりました。吉野正芳衆議院議員、古市三久県議に続いて、阿武隈山地の風力発電事業に伴うクマタカなどの希少野鳥の営巣繁殖地の保護、台風19号の被害状況を踏まえ、風車建設による地形の改変が土砂災害の危険性拡大することなどについて、私もご挨拶させて頂きました。

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# by kazu1206k | 2020-01-26 22:24 | 地域 | Comments(0)

東電刑事裁判 控訴審の勝利をめざす集会へ

福島原発刑事訴訟支援団から、東電刑事裁判 控訴審の勝利をめざす集会のお知らせです。

東京電力の元経営陣3人に下された無罪判決は、検察官役の指定弁護士が「国の原子力行政を忖度した判決」「このまま確定させることは正義に反する」と批判するほど不当なものでした。
指定弁護士は控訴をし、責任追及の舞台は東京高裁に移りました。
あれほどの甚大な被害を引き起こした原発事故の責任を誰も取らなくていいはずがありません。高裁では、明らかな数々の証拠を元に公正な判断がされることを期待します。
東京高裁での逆転有罪判決をめざす、2020 年のスタートです︕

 東電刑事裁判 控訴審の勝利をめざす集会
日時 2月24日(月・振替休日)
13:30~16:00(開場13:00)
会場 文京区民センター 3-A会議室
入場 無料
内容
・ゲストスピーチ:樋口英明 元福井地裁裁判長の講演
    「福井地裁の原発差し止め判決に込めた思い」と、「東電刑事裁判の東京地裁判決への疑問点」を語っていただきます。
・弁護団より控訴審に向けての話など


●樋口英明元福井地裁裁判長プロフィール
元裁判官。1952年生まれ。三重県出身。
2014年5月、福井地裁にて、大飯原発3・4号機の運転差し止めを命じる判決を下した。
また、2015年4月、高浜原発3・4号機の再稼働差し止めの仮処分決定を下した。
2017年8月、名古屋家裁を最後に定年退官。

福島原発刑事訴訟支援団
電話 080-5739-7279
〒963-4316 福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1

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# by kazu1206k | 2020-01-25 22:24 | 脱原発 | Comments(0)

三大明神風力発電事業の中止を要望、遠野町住民

 1月24日午後、遠野町の環境を考える友の会と遠野町下根本地区住民有志一同が、台風19号の被害状況を踏まえて、風車建設に伴う地形の改変が土砂災害の危険を飛躍的に拡大することから、「土砂災害の危険を高め生活水を脅かす三大明神風力発電事業の中止と、事業計画地の国有保安林の解除に反対することを求める要請書」をいわき市長に提出しました。
 要望3項目は、「1.いわき市は住民の安全と生活の安定を第一に考えて、「合同会社ユーラス三大明神風力」による保安林解除の申請に対して、県及び国に反対の意思表示をすること。
2.遠野地域に計画されている風力発電計画に関しては、土砂災害や生活水に対して極めて大きな影響が出る懸念があるため、計画に反対する立場に転換すること。
3.いわき市は住民の意志を無視した無条件の風力発電推進をやめ、住民の多数意見を尊重すること。」
 代表6名が環境企画課長と林務課長に読み上げて手交、1時間ほど説明しましたが、市側は計画反対への転換について確約しませんでした。

土砂災害の危険を高め生活水を脅かす三大明神風力発電事業の中止と、事業計画地の国有保安林の解除に反対することを求める要望書

        2020年1月24日
いわき市長 清水敏男殿
                  遠野町の環境を考える友の会 会長佐藤吉行
                  遠野町下根本地区住民有志一同 代表根本 貞治

 現在遠野町においては2つの風力発電事業が計画されていますが、そのうち「(仮称)三大明神風力発電事業」に関しては平成28年7月29日に環境影響評価準備書が出されており、経産大臣から環境への負荷が大きいとし、大幅な事業計画の見直しが求められました。当会としてもいわき市に、土砂災害や生活水の影響を懸念して住民の多数が反対していることを明らかにして、同事業計画に関して反対意見を上申することを求めてきました。
 事業者は関東森林管理局に国有林の貸し付けを求め、10月10日には国有林野管理審議会において審議が行われ、おおよそ了承する旨の議論が行われました。この会議の議事録ではいわき市が「市の環境基本計画において、環境への負荷の少ない持続的な発展可能な社会の実現を目指すということで風力発電の推進を進める考えであり、環境アセスメントにおいては、住民の理解の醸成と環境保全に配慮して進めるよう意見表明をしていることや、整備推進の意向」などと、いわき市の意向が判断の材料のひとつとなっています。
 三大明神風力発電計画は、急峻な山の尾根付近に風車や作業道路が配置される予定で、大規模な自然壊変が計画されています。この計画地は国土交通省のハザードマップにおいて「土石流危険渓流」に指定され、福島県の河川情報システムでも「土石流危険個所」となっています。さらに関東森林局の山地災害危険地区図では「崩壊土砂流失危険地区」に指定され、住民の住むふもとの地域が土砂災害警戒区域や特別警戒区域に含まれています。
 これに対し、事業者の環境影響評価準備書では、土砂災害の危険について評価する項目すらありませんでした。
 入遠野地区は本来県内でも雨量の多い地域ですが、先の台風19号で入遠野は山間部にしては比較的雨量が少なく、最悪の事態は免れました。とはいえ、ほとんどの林道が壊滅的な被害を受け、復旧の見通しが立たない状況となっており、河川もあちこちで護岸が壊れたり溢水などの被害も見られました。それでも、大規模な土砂災害が起きなかったのは不幸中の幸いでした。もし風力発電開発で尾根付近の土地を壊変した上に、田人や三和で降ったように500mmほどの雨が降ったとしたら、ふもとの集落はたいへんな被害を受けたと考えられます。地域住民の多くは風車の建設に伴う地形の改変が土砂災害の危険を大きくすると心配していますが、事業者も関係機関も「土砂災害の危険を増すものではない」と明言したところはありません。にもかかわらず、事業を推進するのは無責任としか言えないのではないでしょうか。
 また、この地域の大部分に公共水道が通っておらず、住民の多くが沢水などの自然水に生活用水を頼っていることを考えると、流域河川の大規模な被害や汚濁が、住民の生活を困難にする恐れが極めて高いと言えます。

 今回の計画に対し当該地域の区長が、同事業に対し「同意書」を提出しているために、先に挙げた審議会でも住民の理解があるかのように説明されていますが、この区長の「同意書」というのは、区の総会などで討議されて決められたものではなく、住民にほとんど知らされないまま当該各区長が独断で行ったものです。また、下根本行政区を除いては同意書の提出自体住民に知らされておらず、大多数の住民は「同意書」の存在すら知らない状態です。
 また、この「同意」も、事業主体が親会社のユーラスエナジーホールディングス㈱から「合同会社ユーラス三大明神」に変更されたことの認識もないまま区長が判を押したことが判明しました。「合同会社ユーラス三大明神風力」は資本金100万の会社で、森林管理局の企画官さえ、国有林の貸借代を払えるかが心配で「親会社と連帯保証が必要」としているところであり、何か不測の事態が起きたときに住民への責任が取れるものとは到底思えません。

 当会・遠野町の環境を考える友の会は、住民生活への影響が大きいとして、この地域においては風力発電事業は行うべきではないと反対署名を行ってきました。その結果、当該地域はもちろん、遠野町の他の地域でも8割を超える世帯で計画反対の署名が集まっています。また、住民の意向を聞いていながらそれを無視して区長が同意書を提出した下根本地区においては、地区住民有志が再び計画反対の署名を集めましたが、前の署名と同様に8割の世帯の署名が集まったことを見ても住民の反対意志は明らかです。このように住民意思と区長の「同意」はあまりに乖離しております。
 住民の多数意見は本事業に反対である事をしっかり認識し、いわき市も市民の多数意見を尊重すべきです。
 上記の理由より、以下を強く要望するものです。

一、いわき市は住民の安全と生活の安定を第一に考えて、「合同会社ユーラス三大明神風力」による保安林解除の申請に対して、県及び国に反対の意思表示をすること。

二、遠野地域に計画されている風力発電計画に関しては、土砂災害や生活水に対して極めて大きな影響が出る懸念があるため、計画に反対する立場に転換すること。

三、いわき市は住民の意志を無視した無条件の風力発電推進をやめ、住民の多数意見を尊重すること。

 
  以上

三大明神風力発電事業の中止を要望、遠野町住民_e0068696_7225821.jpg

# by kazu1206k | 2020-01-24 22:58 | 環境保護 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k