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福島県日本野鳥の会連合会総会

 9月28日午後、第24回福島県日本野鳥の会連携団体連合会総会いわき大会が、いわき新舞子ハイツで開かれました。
 大会には、日本野鳥の会の県内7支部などから約60人が参加。いわき支部の川俣支部長の歓迎の挨拶に続いて、連合会会長や福島県生活環境部自然保護課長、いわき市長などが挨拶。
 議事に入り、平成30年度の事業報告では、いわき地区の風力発電に伴う環境アセスで、環境保全の見地からの意見を提出したことや福島県におけるカワウ生息調査、ガンカモ類生息調査などの調査活動も報告されました。
 議事終了後には、震災後の福島の野鳥の現状などの研究報告がありました。

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# by kazu1206k | 2019-09-28 23:36 | 環境保護 | Comments(0)

東電出席し排気筒・汚染水等質疑、復興創生特別委員会

 9月26日、いわき市議会9月定例会の復興創生対策特別委員会が開催されました。
 議題は、「東京電力福島第一・第二原子力発電所の現状について」。東京電力ホールディングス株式会社からは、新妻フェローら約18名が出席しました。
 復興創生対策特別委員会は、各委員からの質問を取りまとめた上で、8月下旬には東京電力側に事前に送達していた「福島第一原子力発電所事故の現状」「東京電力福島第二原子力発電所の廃炉」についての34項目の質問について、東京電力側の説明を聞いた上で、質疑を行いました。
 東京電力側の説明は、事前質問に対して、メモを読み上げるものであったため、回答の文書配布を求める意見が複数出され、新妻フェローが口頭での回答に固執して応ぜず平行線となりました。一時休議し、委員が20分間にわたり協議し、委員会として事前質問への文書回答を求めることを決定しました。
 再開後、委員長からの今回のメモの提供と今後の事前質問には文書回答をとの要請を行いました。それに対して、新妻フェローは、「説明資料のコピーは出せないが、正式な形での文書提出は改めて用意させていただきたい」「事前質問に対する文書回答の御要請は承知し、取り扱いは事務局様と協議させていただきたい」との答弁でした。また、委員長からは、回答は「簡潔に話して」と要請しました。
 34項目の質問に関する回答に対する質疑では、
 「1・2号機排気筒の解体工事の遅延の原因と対策について」、作業を中断するたびに装置の不具合への対応をもぐらたたきのようにやっているが、源流に遡って原因と対策をたてるべきではないかとの指摘に対して、東電側は「モックアップ試験で確認できなかったことが原因で、今後、根本的課題の洗い出しを行い、整理して対応したい」との回答。
 「トリチウム等タンク貯蔵汚染水の現状と放射性核種対策について」、ALPS処理水・ストロンチウム処理水など呼んでいるが、トリチウム以外の各種を含む汚染水であること明らかにすべきで、タンク貯蔵汚染水における残留放射性核種の種類、その量と割合を示してほしいとの質問には「トリチウム他9核種であるが、量と割合は改めて回答したい」との回答。
 「ERの人員並びにマニュアル等による運用状況と救急医療体制の課題について」、患者数について問われると「改めて回答したい」との回答。
 「原子力損害賠償紛争解決センターの和解案拒否の理由と今後の対応について」「原賠時効特例法における原子力損害賠償請求権の消滅時効期間の延長について」、東電の損害賠償に係る「3つの誓い」が守られていないことが指摘されました。
 委員会は、質疑終了後、東京電力福島第一・第二原子力発電所に現況調査のため、11月19日に福島第一・第二原子力発電所に委員派遣を決定しました。
# by kazu1206k | 2019-09-27 23:04 | 議会 | Comments(0)

大規模風力発電を考える いわき市住民の交流会開く

 9月25日夜、「大規模風力発電を考える いわき市住民の交流会」が、いわき市文化センターで開かれました。いわきを変えるゾ市民の会の主催。
 いわき市における陸上風力発電事業は、平成31年3月末現在、7事業・最大154基の風力発電機の設置が計画され、環境影響評価法に基づく手続きが進んでいます。いわき市は事業者や県に対して、周辺住民の理解の醸成、環境全般への影響の回避・低減の上で、環境保全に十分配慮しながら進めるよう意見をしています。
 その一方、いわき市は、産業振興策として、県内・市内の風力発電施設の整備計画を踏まえ、風力メンテナンス業務等の風力関連産業を本市の基幹産業の1つとして育成するとして、福島イノベーション・コースト構想を進める国・県と連携を図り、市内企業の風力関連産業参入に向けた技術力・人材力を高める取り組みを進めています。
 しかし、陸上風力発電施設の建設工事による、大規模な自然環境の改変、土地の改変による雨水への影響、土砂の流出や周辺中小河川での土石流の発生、生活用水への影響のほか、山岳縦走ルートの登山道と景観の改変、長期間の工事による騒音等、隣接地域の生活環境への影響、希少野鳥の繁殖活動の阻害や動植物全般への影響等が考えられるため、市民の間では、計画地の周辺住民や自然保護団体、山岳愛好団体などから、周辺住環境の保全と災害の未然防止、クマタカなどの国内希少野生動植物種や生態系の保護、山岳登山ルートの確保、環境全般への影響の回避を求めて、風力発電事業計画の見直しの要望や反対の声が上がり、運動も進められてきました。集中立地の環境負荷が大きく、住民との紛争に発展する可能性もあり、住民合意と導入促進エリアと環境保全エリアのゾーニングの必要性が大きな課題になっています。
 集会では、パネリストの報告、質疑応答、意見交換が2時間以上にわたり活発に行われました。パネリストは、碇川寛さん(小川町)、東山広幸さん(遠野町の環境を考える友の会)、橋本孝一さん(福島高専名誉教授)、狩野光昭さん(市議)、佐藤和良(市議)、古市三久さん(県議)。
 碇川さんは小川地区の水害被害の経験、区長会が賛成したから住民が賛成したのではない、事業者に夏井川沿いの住民の声を伝えたいと話しました。東山さんは、入遠野地区は2つの風力事業が進み、低周波音、土石流の危険、飲料水の枯渇の不安、住民の意思を示す反対署名は世帯数の8割以上を集約し国県、森林管理署などに要望してきたと報告。橋本さんは、河川の流出量に関心があり、夏井川水系の分水界に風力発電施設の造成が問題、電力移出で地元にメリットがない、などと話しました。各議員からはいわき市議会や福島県議会での論議が紹介されました。
 参加した風力関連産業の事業主さんは、風力産業の盛んな「ヨーロッパまで行って色々交渉している。地元の雇用創出を目指すがなかなか難しい」と話し、川内村からの参加者は「事業者の説明会に、住民がいないから出席要請があり参加したら1人だった」などのエピソードも話しました。
 意見交換では、福島県やいわき市、森林管理署などに、「適正導入」「ゾーニング」などの要望書を提出しようなどの意見が出されました。
# by kazu1206k | 2019-09-26 23:32 | 環境保護 | Comments(0)

福島原発事故 損害賠償と健康被害シンポジウム

 自治体議員でつくる「福島原発震災情報連絡センター」から 「福島原発事故 損害賠償と健康被害シンポジウム」のお知らせです。

 福島原発事故から 8 年。避難を強いられ、家や仕事など生活の基盤を失った被災者への損害賠償は、東電が和解案を拒否して手続きが打ち切られるケースが相次いでいます。また、多発する小児甲状腺がんと原発事故との関連性も、国は否定する方向です。このまま「なかったこと」にされるのでしょうか。
 今一度、東電と国の責任を問い直すシンポジウムです。ぜひ、ご参加ください。

福島原発事故 損害賠償と健康被害シンポジウム
日   時 10月18日(金)13:30〜16:00
会 場  衆議院議員会館 第2多目的会議室

主 催  福島原発震災情報連絡センター
連絡先  090-5213-5254(大野)
            e-mail:careful163@catv296.ne.jp

第1部 原発事故の損害賠償と時効延長の必要性
          講師 除本理史さん(大阪市立大学大学院教授)

原発事故に伴い生じた損害賠償請求権は、事故から10 年となる 2021 年 3 月を境に順次時効を迎えます。 様々な事情で請求権を行使していない被害者が多く、時効延長が求められています。

第2部 小児甲状腺がんの現状と私たちの課題  
          講師 白石 草さん(OurPlanetTV 代表)

福島県「県民健康調査」によると、昨年12月までに、 悪性ないし悪性疑いと判定された患者は212人。手術を実施した患者は169人にのぼります。子どもたちの命と健康を守るために、 今やるべき事を探ります。

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# by kazu1206k | 2019-09-25 23:19 | 脱原発 | Comments(0)

秋のシャンソンととことんトーク 

佐藤かずよしサポーターズ・コスモスの会からのお知らせです。

秋のシャンソンととことんトーク
中島万紀子× 佐藤かずよし
  ピアノ:鈴木香保里

 
澄んだ秋の風に誘われて…
楽しく元気な万紀子さんのシャンソンを聴きに来ませんか?
万紀子さんとかずよしさんの楽しいトーク
参加のみなさまとシャンソンをハミングしたり
素敵な午後をご用意させていただいております
お友だちとお誘いあわせて、ぜひお出かけくださいませ
心よりお待ち申し上げております

秋のシャンソンととことんトーク 
日時10月13日(日) 15:00(開場:14:30)
会場いわきアリオス小劇場 
料金全席自由/999円 車いす席 999円
     ※6歳以下膝上鑑賞無料


プレイガイド
アリオスチケットセンター(火曜定休)0246-22-5800

WEBサイトからのご予約:チケットガイドをご覧ください。
※1階チケットカウンターでの販売は翌営業日からとなります。

プロフィール

中島万紀子
早稲田大学文学学術院、慶應義塾大学理工学部、昴教育研究所フランス語講師。フランスのルネサンスの歌からシャンソンまで、はたまたバッハやフラメンコの歌まで、幅広く愛唱している。著書に『大学1・2年生のためのすぐわかるフランス語』(東京図書)、訳書にレーモン・クノー著『サリー・マーラ全集』(水声社)などがある。

佐藤かずよし
「いのちを守る」を合い言葉に、いわき市議4期目。脱原発福島ネットワークの世話人として、30年近く東電交渉を続け、原発事故後も市民のいのちをくらしを守るため奔走。地域の子ども見守り隊の代表として、学童クラブや、津波被災地区の町再生プロジェクトの相談役として、市民に寄り添って活動している。
福島原発刑事訴訟支援団の団長。
著書に『東電原発犯罪 福島・新潟からの告発』(創史社)などがある

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# by kazu1206k | 2019-09-24 18:21 | 文化 | Comments(0)

佐藤かずよし


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