「体験者に聴くいわきの戦争と遺品展」 21日から24日まで

このたび「いわき市民の戦争体験記=心に残るいくさの記憶いわき」が出版された。
心に残るいくさの記憶出版委員会代表、若松紀志子さんは、発刊の辞「戦争を呪う」の一節で、次のように書いている。
「日本中の女性は我が子を、夫を、父親を失って戦争を呪った。日本だけでなく世界の女性も同じ思いをしたに違いない。
今こそ戦争の愚かさ、空しさ、悲しみを声を大にして叫びたい。
今や私たちに残された時間は少ない。」

「私たちに残された時間は少ない」という想いを胸に、心に残るいくさの記憶出版実行委員会が、「体験者に聴くいわきの戦争と遺品展」を開催する。
9月21日(木)から24日(日)の毎日午前10時〜午後4時30分まで、いわき市暮らしの伝承郷で開かれる。いわき市制施行40周年記念事業の一つだ。

23日・24日は、会場の暮らしの伝承郷内の民家園で、「平和の語り部」コーナーが開かれる。これは、市民の戦争体験記「心に残るいくさの記憶いわき」の執筆者が、海外と「銃後」の体験談を語るもの。
24日には、「はだしのゲン」の講談師・神田香織さんも特別出演する。
また「体験会」として、 戦時食の試食、千人針縫い、懐かしい駄菓子、千羽鶴制作、子供たちの遊び、俳句・川柳コーナー等が設けられるほか、「アトラクション」として、 軽音楽会、テーブルマジックなどの用意もある。

心に残るいくさの記憶出版委員会のあとがきは、次のように結んでいる。
「いま、戦争の記憶がだんだん風化しつつある中、いつか来た道へと、どんどん進んでいる昨今を憂えています。」
「『戦争こそ不幸の災いの根源であり、平和な日本を求めて生きる』それは日本国憲法を擁護する意外にないことを感じました。」
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# by kazu1206k | 2006-09-18 20:53 | 平和 | Comments(0)

障害者自立支援法の地域生活支援事業で質疑

e0068696_2237771.jpg14日、一般質問の終了後、議案に対する質疑を行いました。
5人が質問に立ち、持ち時間は答弁も入れて30分。
トップバッターのわたし、いわき市地域生活支援事業の利用に係る手数料に関する条例の制定と、いわき市内郷授産場条例の改正を質しました。

議案は、障害者自立支援法の施行により、障がい者に利用者負担を求める地域生活支援事業のうち、移動支援や生活サポートなど5事業について、障がい者から手数料を徴収するもの。
障害者自立支援法は、施設生活から地域生活への移行、就労支援を柱としていますが、政省令の施策は、これに逆行している現実があります。
障がい者からは、利用者の自己負担が「応能負担」から1割負担の「応益負担」になり、障がいが重い人ほど負担が大きく重くなった。また、支給決定の水準が財政難を理由にして障がい者の希望とは反対に低く押えられている、との声が寄せられています。そうした障がい当事者の声を受けて、質問しました。

●質問:手数料を徴収する5事業の利用者数と負担額はどの程度と見込んでいるか。
◎回答:平成17年度利用実績から見込んだ利用者数は、「日常生活用具給付等事業」が626人、「移動支援事業」が563人、「訪問入浴サービス事業」が30人、「日中一時支援事業」が180人、「生活サポート事業」が1人、合わせて1,400人程度になるものと考えている。
手数料を徴収する5事業の利用者負担額は、現在までの実績からすると、「日常生活用具給付等事業」で年額約540万円、「移動支援事業」で年額約1,460万円、「訪問入浴サービス事業」で年額約140万円、「日中一時支援事業」で年額約40万円、「生活サポート事業」で年額1万円程度となり、5事業合わせて、年額約2,181万円程度になるものと見込んでいる。

●質問:他の中核市や東京都区内等の自己負担額の軽減策の状況はどうか。
◎回答:本年6月現在で独自の軽減策を実施している自治体は、中核市では36市中、6市であり、東京都区内におきましては、23区中、20区で実施している。

●質問:市長の「満足度日本一」施策として、来年度予算において自己負担額の軽減策の導入を検討する考えはあるか。
◎回答:利用者本人の属する世帯の課税状況等に応じた負担額の段階的な上限設定や、低所得者に対するさまざまな軽減制度により、これまでの支援費制度と比較して過大な負担とならないような措置が講じられており、当面は考えていない。

●質問:国連の障害者権利条約策定会議でも「私たち抜きに私たちのことを決めないで!」が共通のスローガンとなっているが、本事業について当事者である障がい者や障がい者団体の意見聴取はどのように行ったのか。
◎回答:行っていない。利用者に十分な理解が得られるよう、今後説明を行って参りたい。

障がい者に対する福祉支援は、「利益」ではなく「生きるのに必要な支え」であり「応益負担」導入は、福祉支援制度を破壊し障がい者の生存権を脅かしています。
障がいが重い人ほど負担が大きくなるという仕組みに対処するには、障がい者の自己負担額の軽減策が必要です。
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# by kazu1206k | 2006-09-14 22:46 | 議会 | Comments(0)

原発老朽化対策、無理のある超音波探傷試験では不十分

東京電力は、原子炉内の劣化した配管等の健全性評価を行って運転を継続する、いわゆる維持基準について、県内10機の原発でも導入しようと、立地4町に強く働きかけている。
また、東電の損傷隠し不正事件の発覚で、導入反対の意見書を国に出している県議会でも、自民党内で9月県議会中に容認で取りまとめようとする動きが出てきた。

こうした中、8月、いわきで「原発の老朽化対策を原子力安全・保安院に聴く会」が開かれ、経済産業省原子力安全・保安院の福島第一と第二の原子力保安検査官事務所から2人の所長が出席。制御棒破損、応力腐食割れ、維持基準、検査制度の見直しなど原発の老朽化対策を説明したが、原子力安全行政への姿勢と対策内容に批判的意見が相次いだ。

会場からは、
「制御棒破損部分が未回収のままの健全性評価は、都合がよすぎないか」
「燃料被覆管にひっかからないという技術的的評価も不明だ」
「検査官は、高速中性子の計測の仕方は知っているのか」
「維持基準は時期尚早だ。超音波探傷試験(UT)が不正確でUT自体に無理がある」
「作業員の被曝も高レベルだ。第二原発3号機再循環配管全周ひび割れも問題ではないか」
などの、質問や意見がだされていた。

これに対し検査官は、「電力会社の意識改革が必要だ。検査官の技量はある。新採用とメーカー等から中途採用があり、自分は17年勤務で半分は原子力行政。電力の言いなりというのは悔しい」
「再循環配管は維持基準導入の実施を遅らせた。ひび割れ測定認定制度(PD制度)を
 導入した。第2原発3号機の再循環配管全周ひび割れの見落としは真摯に反省している」との話。

東電の損傷隠し不正事件で隠されていた、ステンレスに割れが生じる応力腐食割れ。
その対策が、ひび割れていても運転を続ける「維持基準」。
その技術が、ひびの大きさを測る超音波探傷試験だが、女川でひびを見つけられず、柏崎では過大評価、福島第二原発3号機では配管全周のひび割れを配管裏面からの跳ね返り波と誤認して見逃した。一方では、検査員の被曝を増やしている。
原発老朽化対策、無理のある超音波探傷試験では、依然、不十分であることは言をまたない。
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# by kazu1206k | 2006-09-11 08:14 | 脱原発 | Comments(0)

12日に浸水対策と市立保育所の民間移管で一般質問

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市議会9月定例会が7日から始まりました。
一般質問の通告を4日、議案に対する質疑の通告は7日に、それぞれ提出しました。

今議会の一般質問の通告者は、全議員40人の半分20人と、過去最高を記録。
質問者の数からすれば、議会の活性化とみることができます。
問題は中身。
ほんとうに市民に役立つ内容か、市民の意見は反映されているか、
市民の目線で執行部の施策をチェックすること。
そして、より良い市政をめざして前向きな提言をすること。
これは、わたし自身がいつも気をつけている点です。

さて、わたしの一般質問は12日の6人目、最後の出番で、午後4時50分からです。
今回は、「鹿島地区浸水対策」と「市立保育所の民間移管」の2項目。
二つとも、このブログでも取り上げてきました。

1つ目は、6月16日の豪雨水害で床上浸水の被害に遭われた住民の皆さんの嘆きと怒りが原点です。
これまで、現場での聞き取り、市長はじめ下水道部との折衝、住民の皆さんへの4回にわたる説明会、鹿島地区の各種団体の陳情等などが積み上げられ、船戸ポンプ場建設の方向性が見えてきました。今回は、その集約的な意味を持つ質問です。

2つ目は、保護者、保育士さんなど現場の声を保育所の民間移管問題に反映させたい、とうことです。
保育所整備方針の決定過程は、子どもの未来がかかる重要施策のわりには、パブリックコメント制度も活用せず、市民意見を求めていません。
審議会の専門部会の議論のみでよしとする姿勢は、行政に市民の意見や要望を反映させ、行政の意思決定過程における市民参画を進めるという、本市の基本方針からすると、十分な手法とは思えません。

子どもと暮らし、心のよりどころになってきた保育士さんたちの「哀しい」という言葉を噛みしめながら、「保育の質」にこだわり、「本音では民営化に反対だ」という圧倒的な保育現場の声を伝え、保育の公的責任を明らかにしたい、のです。
保護者・市民の合意なき民間移管は強行すべきではありません。
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# by kazu1206k | 2006-09-10 09:57 | 議会 | Comments(0)

アボリジ二ーのように、シンプルで、ちょっとスピリチュアルな

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このペアの猫、
私のウチの猫です。

ニャーという鳴き声は、
聴いたことはありませんが、
いつも寄り添って、迎えてくれます。
何か、
ほっとさせてくれる可愛い猫、
なのであります。

陶芸家の箱崎りえさんのところから、
この猫がウチに来て、
もう1年近くになるかしら…

ホントは、1匹頼んだのですが、
「離ればなれにしたくない」と
りえさんが2匹連れてきました。

その箱崎りえさんの陶展が、
鹿島町のギャラリー創芸工房で
10日まで開かれています。

「陶の器・陶のオブジェ」と銘打って、
りえさんのたくさんの「こどもたち」が並んでいます。

アボリジ二ーのように、
シンプルで、
ちょっとスピリチュアルな世界。

自然と交感できる、
どこか子どもの頃の感覚。

りえ・ワールド。
何とも言えない独特の
世界です。
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# by kazu1206k | 2006-09-07 22:08 | 我が家の庭 | Comments(0)

言論の自由と民主主義を否定する「政治テロ」…

61回目の終戦記念日、小泉首相が靖国神社を参拝して、アジア民衆の声と政教分離の平和憲法をふみにじった8月15日、首相の靖国参拝を批判した加藤紘一氏宅の放火事件が起きた。
言論の自由と民主主義を否定する「言論封じの政治テロ」だ。

戦後の右翼によるテロは、昭和35年の浅沼社会党委員長刺殺事件や同36年の嶋中中央公論社社長宅殺人事件。同38年の河野建設相宅放火事件などがある。
思い起こせば、戦前、政治家が次々とテロに襲われ、政党政治が形骸化、日中15年戦争への泥沼に進んでいった。
自由な言論が暴力によって封じ込められれば、民主主義は死に、戦争がやってくることは歴史が証明している。
いま、戦後日本の平和と民主主義が危機に瀕している。
「言論封じ」を目的とした卑劣な政治テロを許してはならない。

軌を一にして、安倍晋三官房長官が自民党総裁=次期総理大臣に選出されることが濃厚になっている。
安倍氏は、以前から「次期自民党政権の最大の課題は、憲法改正をレールの上にのせること」と公言してきた。そして、新政権の最初の仕事は、教育基本法の改正だ、と主張している。共謀罪も、9月召集の臨時国会で成立させるという。

安倍氏が最も尊敬する政治家は、自分の祖父、岸信介元首相だ。
岸信介元首相は、旧日本帝国の傀儡であった満州国の経営にあたり、東条英機内閣の商工大臣として、米国への開戦詔勅にサインした。
戦後は不起訴となったもののA級戦犯容疑者として公職追放となり、サンフランシスコ講和条約締結後に政界復帰。第56代の総理大臣となり、60年安保の強権的な改定で辞任したが、グラマン疑惑などその金権腐敗政治が国会でたびたび追求された人物である。

「昭和の妖怪」と呼ばれた岸信介元首相は、自主憲法の制定を最大の目標にしていたが、孫の安倍氏がそれを成し遂げようと執念を燃やしている。
安倍氏の主張は、戦後民主主義社会の根幹であった憲法と教育基本法を全面的に否定するものである。
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# by kazu1206k | 2006-09-05 19:50 | 時評 | Comments(0)

自立はブラックユーモア?!障がい者が悲鳴を上げる自立支援法

9月7日からのいわき市議会9月定例会を前に、「市民の意見を聴く会」を開いた。

9月定例会には、条例案や補正予算案、決算など47件が提出されるが、第1号議案に「いわき市地域生活支援事業の利用に係る手数料に関する条例の制定について」がある。
これは、障がい者自立支援法の規定で、10月からいわき市が行う地域生活支援事業の利用に係る手数料について、必要な事項を定めるもの。
具体的には、障がい者に様々な日常生活用具を給付する事業や外出の移動を支援する事業、訪問入浴サービスの事業など15の事業のうち、5事業は利用した障がい者から手数料をもらうというものだ。
しかし、これまでは障がい者本人の所得に応じた「応能負担」だったが、今後は定率の1割負担という「応益負担」になる。これは、障がいが重く制度を利用をしなければ生活できず多く利用する人ほど負担が大きくなるという仕組みだ。

出席した障がい者団体の役員から次のようなお話があった。
「障がい者自立支援法はブラックユーモアかといわれ、法案に賛成した人も早急な見直し求めている」 
「1割負担の導入で、1級で月8万円、2級で月7万円の障がい者年金の半分が介護で消えてしまう。これまでの応能負担の時は95%が無料だったが、現在はこれが逆転。障がい者は悲鳴を上げている」
「お金の払える分しかヘルパーさんを頼めない。利用を我慢するから生活の質も下がってしまう。」「毎日食事作りをヘルパーさんに頼んでいたのが、1時間半で3日分の食事作りの依頼もある。夏の暑い日に3日分の保存は大変だ」
「トイレを我慢するのでオムツになる」
「障がい者の環境は30年前に後退した状況にある」
「市に自己負担額の半額補助を求めている」

大変厳しい実態を聴いた。
国の障がい者いじめに地方自治体が手をこまねいていていいはずがない。
東京都内や京都等の各地の自治体で独自の利用者負担の軽減策が実施されている。
いわきでも、自己負担額の軽減策を執行部に求めていきたい。
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# by kazu1206k | 2006-08-31 19:28 | 議会 | Comments(0)

「悲しい」。保育の現場、市立保育所民間移管に反対の声

保育所の民営化問題について、「現場を置き忘れた議論」という市民の声を受けて、市立保育所の現状を視察、実態の聞き取りを行っている。
これまでに、市社会福祉審議会によって平成21年度の民間移管のトップにあげられた愛宕、梅香、植田、好間の4園、老朽化による施設整備で平成21年度の統合対象にあげられた鹿島、住吉等に伺い、現状と民間移管に対する現場の本音を聴いた。

平成21年度対象施設の4施設の現場からは「悲しい」との声が一様に聞かれた。
「答申の前に何故話を聞いてくれなかったのか」「地域でひとつしかない公立がなくなったら公立の選択肢がなくなる」という切なる現場の声。
「本音では民営化に反対だ」という声が圧倒的だ。

心配の声は、つきない。子どもたちを思うが故だ。
「障がい児保育の加配はどうなるのか」
「若い保育士さんばかりになったら、親御さんへの教育的指導はできるのか」
「夏のプールが毎日から2日に一回になるのではないか」
「献立表と違うものが出たり、旬の食材を使えないという心配もある」
「 職員は異動しても、待遇が悪いのに職員と一緒に仕事をしてくれている臨時雇用の保育士さんの雇用が心配だ」
「効率優先で経費削減のあまり、「保育の質」は果たして守られるのか」

現場を置き忘れた議論ではいけない。
現状は、保育現場の声が施策に反映されているとは言い難い。
現場の声に耳を傾ける必要がある。
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# by kazu1206k | 2006-08-30 08:27 | 福祉医療 | Comments(0)

保育園民営化の問題点、横浜市の民間移管第1号を視察

23〜24日、市民クラブの行政視察を実施しました。
今回の視察先と調査事項は、次のようなものです。詳細は、メルマガ等で報告します。
1.神奈川県横浜市
・保育所民営化の現状と課題について
・防災計画都市災害対策編及び緊急事態等対処計画について
2.東京都武蔵野市
・コミュニティ条例について
・高齢者福祉施設施策について

このうち、横浜市の保育所民営化については、今年に入り一昨年4月に民営化した4つの市立保育園の園児と保護者が訴えた民営化取り消し訴訟で、横浜地裁が横浜市の性急すぎる民営化の手続きは違法と判断、1世帯あたり10万円の支払いを命じ「保護者には保育所を選択する権利と、同じ保育所で継続した保育を受ける権利がある」と、民営化時の保護者説明や手続きの不備を指摘しました。

本市でも市社会福祉審議会答申によって平成21年度から民間移管が打ち出されているため、3月の豊田市に次いで保育所民営化に関する2カ所目の視察となりました。
23日、横浜市の民間移管第1号となった港南区にある丸山台保育園に伺い、子どもたち107名の園内を見学、園長先生や主任保育士さん、横浜市子ども青少年局担当者と懇談しました。
民間移管「嵐の6ヶ月」の実体験を通した率直な感想、民間移管の厳しい現実、保護者の裁判への提訴、子どもたちへのおもい、保育者としての悩みなどお話を伺って、人件費削減と保育メニュー拡大を目的とする民間移管の実像が浮き彫りになりました。

お話を伺い、次のような民間移管の問題点があります。
1.「質の高い保育を公平に提供する保育の公的責任」を行政はどうはたすのか。
2.利用者の要望を運営にどう反映させていくのか。
3.公立の人件費削減が私立の安い人件費に依存転嫁されて民間は対応できるのか。
4.民営化プロセスに住民と利用者の理解と合意をどう得るのか。

いま、市民からは「民営化の是非についての議論を」「現場を置き忘れた議論」「保育の質はどうなるのか」「人件費削減の財政的シワ寄せがサービスに出るのでは」などのご意見が寄せられています。
今後、横浜市等の視察を踏まえ、市立保育所の現状視察と実態の聞き取り調査を継続しながら、市民の意見を反映させ民間移管の問題点を明らかにしていきたい、と思います。
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# by kazu1206k | 2006-08-26 11:07 | 議会 | Comments(0)

なぜ7日間連絡がなかったか!東電トリチウム放出、逆止弁機能せず

8月21日、東京電力福島第一原発4号機でのトリチウムの環境への大量放出と同3号機の制御棒破損金属片の未回収運転に抗議し、福島第一原発で東電交渉を行った。

放射性物質トリチウムの大量放出は、7月30日から8月11日まで、福島第一原発4号機で海と大気中に放出されたもの。東京電力の発表では、環境に放出されたトリチウムは470億ベクレルとしているが、住民はじめ県や立地町に7日間連絡せず、連絡後も7日間にわたりボイラーから大気中に放出し続けた。

「なぜ7日間も連絡がなかったのか」の追求に東京電力は、「不具合の確認に7日間かかった」と答えた。
事故は、原子炉内を循環したトリチウムを含む復水系の炉水が純水補給水系に流入したため純水系統やボイラー系統に給水され、洗浄水やボイラーから環境中に放出されたものだ。
構造上、純水系と復水系の間には「除染純水入口弁」と呼ばれるバルブがある。除染のため純水を送る際に手動式で開閉され、復水系からの逆流を防ぐために逆止弁も設置されている。純水系から復水系へ、でありその逆ではない。
ところが事故は起こった。つまり、逆の事態が起きた。
まず、なぜか手動で入口弁は開けられた、さらになぜか逆止弁が機能せずトリチウムを含む復水が純水系に逆流した、そしてその事態を7日間も東京電力が掌握できなかった。
事故は複数のエラーが重なって起こる。
ヒューマンエラーにはじまり、保守管理、業務管理、危機管理などのシステムエラーも大きい。純水系と復水系の構造上の欠陥もありそうだ。
「ヒューマンエラーでとんでもない」と原子力安全・保安院の検査官は18日に語ったが、ヒューマンエラーにとどまらず事態は深刻だ。
根は深い。

東京電力は陳謝はしたものの、「現在調査中」とし後日「原因と対策、通報連絡の改善案をしめす」とした。これだけ放射性物質トリチウムを放出していながら、トリチウム濃度や放出量が法令や保安規定より低いため、周辺環境や人体への影響はないと強弁している。
しかし、双葉地方の周産期死亡率の高さと原発からのトリチウム等の放射性物放出との因果関係を指摘する声があることも事実だ。

県民の安全・安心のため、私たちは東京電力に厳重に抗議するとともに、下記3点にわたり事態の究明と対応について釈明を求めた。
1、福島第一原発4号機のトリチウム放出と継続及び事故連絡の不備を県民に陳謝すること。
2、トリチウム放出の原因と対策を明らかにし、福島第一原発の純水系統やボイラー系統等の見直しや放射性物質を環境に放出した際の住民・自治体への連絡体制の改善をはかること。
3、福島第一原発3号機の制御棒破損金属片の未回収運転についての健全性評価とトラブルに至った場合の責任の所在を明らかにすること。
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# by kazu1206k | 2006-08-22 09:07 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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