人気ブログランキング | 話題のタグを見る

21世紀の森産業廃棄物処分場、いわき市が山一商事に再審査を通知

4月27日、いわき市長は株式会社山一商事に対して、21世紀の森産業廃棄物処分場の設置許可申請について、「あらためて必要と認める審査を行う」ことを通知した。

これは、山一商事が出したいわき市の処分場設置不許可処分に対する行政不服審査で、2月に環境省が審査請求を認める裁決を行ったことを受け、3月に福島県知事も審査請求を認める裁決を行ったため、いわき市の処分場設置不許可処分が取り消されることになったためだ。

いわき市は、2月の環境省裁決での下水道接続に関する付言、3月の県裁決での「設置許可申請は法第15条の2第1項各号で示される許可要件に全て適合しなければ許可してはならないと規定されているところ」、山一商事が全て適合している旨の主張を行っているが、「許可要件に全て適合していると審査庁(県)が認めるものではない旨を念のため申し添える」との付言を踏まえて、「市民の安全と安心を第一とする従来からの一貫した姿勢を堅持しながら、適時適切に対応する」とこれまでの立場を確認している。

再審査において、いわき市は、「下水道雨水幹線の接続拒否だけで大丈夫か」「地質・地盤による被害の恐れを全面に出すべきだ」などの市民の声を反映した対応が望まれる。
「処分場をつくらせない」ために、審査項目と内容を吟味し、山一商事に対して追加資料の提出を求めながら、強力に取り組んでいくことが必要だ。
by kazu1206k | 2009-04-28 23:01 | 環境保護 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k