眼に青葉、山ホトトギス、初鰹
2009年 05月 02日
奥山の山の色は、まだ優しい。
生命のエネルギーが沸き立とうと準備する瞬間のよう。
イノシシの足痕、泥のぬた場があった。
奥山は、イノシシが出ると叔母。叔母は「もう一人では山に入らない」という。
ワラビは遅霜にやられていたが、たらの芽、コシアブラ、コゴミ、ハリキリ、山椒など山の恵みに預かった。ありがたい。
シャガより小振りで少し遅く開花する。それでも先月末から咲き出した。
15〜20センチほどの茎の先に可憐な青紫色の花をつける。
鹿島ではこの連休を利用して、田植えが進んでいる。
畦の草を刈り、代掻きがすんで水を張った田んぼは、美しい。
残したい日本の原風景のひとつだろう。
山河また一年経たり田を植える 相馬遷子