山一商事産廃処分場の建設費とスルガ銀行の融資

山一商事の21世紀の森産廃処分場建設の事業費は100億円といわれる。
山一商事は、自己資本比率が0.4%と極端に低い。事業費の99.6%が借入金である。
では、山一商事は処分場の建設資金をどこから調達するのか?

山一商事の産廃処分場建設の事業資金は、ほぼ全てイワキ・クリーン・エンジニアリング株式会社からの借入れによる調達とされている。
イワキ・クリーン・エンジニアリング株式会社は、山一商事への融資資金をスルガ銀行からの融資によって調達する予定であるという。
山一商事は、天龍木材グループの関連会社で、天龍木材の株主企業筆頭はスルガ銀行株式会社、次が山一商事の株式の100%を保有するイワキ・クリーン・エンジニアリング。
山一商事の処分場建設費100億円は、つまるところスルガ銀行からの迂回融資である。

スルガ銀行の創業は明治28年、本店所在地は静岡県沼津市。
店舗数は20年12月1日現在、静岡県と神奈川県を中心に国内124店舗、資本金30,043百万円。
スルガ銀行は、地域社会の文化づくりのために文化支援活動を行い、スルガ銀行の本店所在地、沼津市の名誉市民である作家芹沢光治良氏と井上靖氏の文学館を設立・運営。また1973年創設のビュフェ美術館は、現代フランス画壇の巨匠、ベルナール・ビュフェの作品2000点を展示している。
また、平成17年に制定し、5つの環境方針を制定。毎年富士宮市などが開催している富士山清掃、ISO認証取得を目指す企業へのサポート、チーム・マイナス6%にも参加。

スルガ銀行は、平成19年、英国Financial Time社とロンドン証券取引所の共同出資で設立された、株式・債券などの代表指数の開発・管理を専門に行っているFTSEインターナショナル社の指標である社会的責任投資(SRI:Social Responsibility Investment)指標の1つ「FTSE4Good Index シリーズ」に選出されたという。
その社会的責任投資の対象は、
 ・環境的側面(環境保全に向けた積極的な取り組み)
 ・社会的側面(ステークホルダーとの建設的な関係構築)
 ・人権(世界人権擁護に対する取り組み)
の3つの視点で、世界の指標の中でも、企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ投資家にとって重要な投資選択基準となっているのだという。

しかし、環境保全企業=スルガ銀行が福島県いわき市で、地域社会と環境に重大な影響が懸念され、いわき市官民挙げての反対が続く産業廃棄物処分場建設に全面的に資金融資することは、CSR(企業の社会的責任)への積極的取り組みや継続的な発展と持続可能な社会の実現への貢献と、どう整合するのだろうか。
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by kazu1206k | 2009-05-03 21:40 | 環境保護 | Comments(0)

佐藤かずよし


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