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公立病院改革プラン、市立病院と地域医療を守る市民集会に参加を!

4月28日、総務省は「公立病院改革ガイドライン」(平成19年12月24日策定)によって、病院事業を設置する地方公共団体に、平成20年度中に策定を求めていた「公立病院改革プラン」の策定状況等の調査結果を発表しました。
それによると、プラン策定団体数(調査対象656団体)は、「策定済み」は603団体(91.9%)[837病院]、「平成21年度内策定予定」は49団体(7.5%)[96病院]。
プランの主な内容は、以下の通りです。
○ 経営の効率化 「平成23年度までの経常収支の黒字化を目標」は544病院(65.0%)。
○ 再編・ネットワーク化 159病院(19.0%)において、関係団体間で再編・ネットワーク化の基本的な枠組まで同意。「平成23年度までに結論を取りまとめ予定(取りまとめ済みを含む)」は、435病院(52.0%)。
○ 経営形態の見直し
 (1)地方公営企業法の全部適用(実施済300病院)を新たに78病院が予定。
 (2)地方独立行政法人化(実施済11病院)を新たに34病院が予定。
 (3)指定管理者制度の導入(実施済54病院)を新たに10病院が予定。
 (4)民間譲渡を新たに12病院が予定。
 なお、上記を含め「平成23年度までに結論を取りまとめ予定」は553病院(66.1%)。

国の「公立病院改革ガイドライン」による自治体病院再編・赤字病院切り捨てが、地域医療の崩壊に拍車をかけようとしています。
しかし、全国各地で「市民の命を守る公立病院を守れ!」という草の根の声と運動も広がり、国の社会保障費削減、医療費削減の政策転換を求める国民の声は大きくなっています。

あす5月10日の日曜日、午後1時半から「市立病院と地域医療を守る市民集会」をいわき市議会創世会の主催で開催します。
わたしたちは、地域医療を守る観点から、市議会2月定例会での市立病院改革プラン案の論議と問題点をご報告し、市民のみなさまから、市立病院と地域医療に関して、ご意見ご要望を拝聴します。みなさまのご参加をお待ち申し上げます。
どうぞ、お友達やまわりの方達にもお声をかけてください。

1.日時:5月10日(日)午後1時30分より2時間
2.場所:いわき市総合保健福祉センター 多目的ホール
           (内郷高坂町砂子田1−1 電話27−8555)
3.内容:
 ●報告 ・市立病院改革プランの問題点について 
 ●提言 ・市立常磐病院の役割について—市立常磐病院 
                    院長 江尻友三さん 
     ・地域医療と市立病院について—いわき市医師会 
                    会長 木田光一さん
 ●質疑と意見交換
by kazu1206k | 2009-05-09 10:37 | 福祉医療 | Comments(0)