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「山一商事処分場の撤退をめざすスルガ銀行株主の会」に参加を

5月15日夜、「山一商事処分場の撤退をめざすスルガ銀行株主の会」の準備会が開かれた。
この会は、山一商事が進める産業廃棄物最終処分場の撤退をめざして、山一商事に間接融資を行っている金融機関のスルガ銀行に対し、環境保全企業としての社会的責任を問い、社会的アピールを行うための会だ。
会の設立をめざした準備会には、スルガ銀行の株主と株主に協力する方々が集まり、今後の対応を協議した。

いわき市の里山「21世紀の森」に計画されている山一商事の産業廃棄物最終処分場は、ダイオキシン類の粉塵飛散、遮水シート破損等による汚染、炭鉱坑道跡の人工帯水層での地下水汚染による湯本温泉の汚染の危険性、周辺の地滑り地質や断層、稀少動物等の生態系への影響、周辺の生活環境と健康への影響などが不可避と指摘されてきた。

20万人を超える市民の反対署名、いわき市議会全会一致の反対決議を背景に、いわき市は設置不許可の決定を行ったが、山一商事は、いわき市の設置不許可処分取消しの行政不服審査を福島県と環境省に請求、福島地裁にも訴訟を起こし、産廃最終処分場の建設を強行しようとしており、これまで環境省、福島県が市の処分を取り消す裁決を行ったため、いわき市はあらためて設置許可を判断することになり、現在、許可申請の再審査に入っている。
  
山一商事の自己資本比率が0.4%と極端に低い。
事業費の99.6%が借入金で、処分場の建設資金100億円は、イワキ・クリーン・エンジニアリング株式会社からの借入れだ。このイワキ社は、山一商事への融資資金をスルガ銀行(本店:静岡県沼津市)からの融資によって調達。もともと、山一商事は、天龍木材グループの関連会社で、天龍木材の株主筆頭はスルガ銀行株式会社、次が山一商事の株式100%を保有するイワキ・クリーン・エンジニアリング。つまるところ処分場建設費100億円は、スルガ銀行からの迂回融資である。

スルガ銀行は、平成19年、英国Financial Time社とロンドン証券取引所の共同出資で設立されたFTSEインターナショナル社の指標、社会的責任投資(SRI:Social Responsibility Investment)指標の1つ「FTSE4Good Index シリーズ」に選出された。その社会的責任投資の対象は、
 ・環境的側面(環境保全に向けた積極的な取り組み)
 ・社会的側面(ステークホルダーとの建設的な関係構築)
 ・人権(世界人権擁護に対する取り組み)
の3つの視点で、世界の指標の中でも、企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ投資家にとって重要な投資選択基準となっているのだという。

しかし、環境保全企業=スルガ銀行が福島県いわき市で、地域社会と環境に重大な影響が懸念され、いわき市官民挙げての反対が続く産業廃棄物処分場建設に全面的に資金融資することは、CSR(企業の社会的責任)への積極的取り組みとどう整合するのか。
スルガ銀行株主の会は、約100億円の山一商事への間接融資について、スルガ銀行の社会的責任を問うものだ。
設立総会は、5月27日(水)夜、いわき市文化センターで開催される。
準備会では、多くのスルガ銀行株主の参加と多くの市民のサポーターとしての参加をよびかけている。

●「(仮称)山一商事処分場の撤退をめざすスルガ銀行株主の会」設立総会
   ・と き:5月27日(水)午後7時〜9時
   ・ところ:いわき市平 いわき市文化センター2階会議室
   ・内 容:(1)経過報告について
        (2)会則(案)について
        (3)平成21年度事業計画(案)について
        (4)平成21年度予算(案)について
        (5)平成21年度役員選出について
by kazu1206k | 2009-05-16 07:19 | 環境保護 | Comments(0)