ユーラスエナジーの滝根小白井風力発電と「風車病」

5月30日、いわき市の最北端、川前町小白井地区を訪ねた。
カケスが地区の入り口の坂道で出迎えてくれる。カッコウが遠くで鳴いている。
阿武隈高地の中の風光明媚な土地だ。
北西は田村市滝根町と田村郡小野町、北は双葉郡川内村に接する。
生活圏域は田村郡小野町と田村市滝根町という。平成19年の世帯数は88、人口262人だ。
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市立小白井小学校と市立小白井中学校が併設されている。小学校が3学級9人、中学校が2学級8人が学ぶ(平成20年5月1日現在)。
とても清潔感溢れる感じのイイ学校だ。
この市立小白井小・中学校から2キロ弱の和田山に、巨大風車を13基建設(滝根側と併せて23基)の工事が進行している。(株)ユーラスエナジージャパンの滝根小白井風力発電事業である。
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直径80mにもなる風車の回転直径、1枚数十mに及ぶ巨大な羽根を運ぶために、立派に拡幅された林道が出来ている。大規模な林道開発で付近の植栽は一変した。
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麓には、「和田山ファミリーランド」というだいぶ昔の看板もある和田山。
もとは、県営の草地開発事業で阿武隈高原牧場として使われた場所。
1基で出力2000kw風車を設置するための取り付け道路と基礎部分の開削工事が進む。

風力発電はクリーンエネルギーとして国が建設費の3分の1を補助して建設を促進しているが、近年、風車周辺住民から体のしびれ、不眠、耳鳴り、頭痛、吐き気、血圧上昇などの健康被害の報告が相次ぐ。
いわゆる、通称風車病だ。
大型風車の発する低周波音がその原因とみられ、各地で発生し問題化しはじめている。
この滝根小白井風力発電にも、1km圏内には民家が存在し、2km圏内にはいわき市立小白井小中学校がある。
5月12日、福島県自然保護協会と川内村・田村市・いわき市の住民が、生活圏内に現在建設中または建設計画の「大型風力発電事業に伴う健康被害、自然破壊の対策について」の要望書を福島県知事に提出して、県内で初めて、風車病への声を上げた。
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by kazu1206k | 2009-06-01 19:28 | 環境保護 | Comments(0)

佐藤かずよし


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