台風9号で矢田川増水、船戸川仮設ポンプが稼働
2009年 08月 10日
その影響で昨夜来の強い雨だ。
午前8時前、3年前に水害にあった鹿島町久保2区の住民の方から通報が入る。
「船戸川があと5センチで溢水する!ポンプをうごかして!!」
早速、小名浜支所長に連絡し、現場に急行。
船戸川は矢田川の支流。船戸川は溢れんばかり、矢田川も氾濫注意水位を超え、危険水位にあと1mのところ。
船戸ポンプ場は来年3月末の竣工めざして建設中。完成までは、毎秒3t排出の性能を持つ仮設ポンプで対応。現場では、仮設ポンプの管理会社の係員がポンプ稼働に向け奮闘中だ。
一部溢水しはじめた箇所がでて、船戸川添いの住宅の庭に流水し始めた時、ポンプが動きはじめた。間一髪!
ポンプの管理会社によると、御代ポンプ場は昨夜午前2時に一旦自動で排出。今朝はすでに、林城ポンプ場、御代ポンプ場3機で強制排出中で、寝ずの番だと言う。
10時現在、仮設ポンプの強制排出で船戸川の水位も1m下がった。矢田川水位も低下。しかし、一旦、危機は脱したものの、本日も午後1時以降4時まで激しい降雨が予想され気が抜けない状況だ。
台風9号接近とその影響は、明日以降も続き、引き続き警戒を要する。