臨床研修制度の抜本的見直し
2009年 09月 25日
全国の国立43.公立8.私立29の国公私立大学の医科大学長、医学部長、医学群長、学校長、大学病院長、附属病院長、病院長などでつくる「全国医学部長病院長会議」は、9月11日、鳩山連立内閣に対し、今後の医学教育・医学研究・医療政策に対する要望を行うことを明らかにした。
全国医学部長病院長会議は、医学教育と医学研究と医療政策は「平時の安全保障」であり、国民の福祉に直結する極めて重要な政策として、
・医学教育の質の確保のための予算措置
・医学生涯教育の一貫性
・臨床研修制度の抜本的見直し
・人口当たりの医師数を国際水準まで引上げ
・医療費を国際水準まで引上げ—など9項目の要望を挙げた。
「人口当たりの医師数を国際水準まで引上げ」は、日本の医師数について、現在平均10万人あたり200人の実態を、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均10万人あたり300人まで引き上げることを訴えている。