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正月の伝統行事、酉小屋が鹿島に復活

鹿島町下蔵持の御宝田に酉小屋が50年ぶりに復活した。
鹿島地区地域振興協議会歴史と文化委員会が呼びかけ、地区の有志が参加して、12月20日に篠竹などを切り出し材料を運び込み、26日総勢20人で作った。
作業は、地区の長老たちが「昔取った杵柄」で、子ども時代からの酉小屋づくりを指導を行い、午前中で完成までこぎつけ、4メートル四方、高さ約3メートルの見事な酉小屋が完成した。
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酉(とり)小屋の行事は、福島県浜通り地方の正月伝統行事。正月が近くに、田んぼの中に竹や木で小屋を作り、小屋の中に神棚を設け囲炉裏をきり、子供が中に入って、餅を食べたり甘酒を飲んだりした。小正月に小屋を燃やし神様が煙とともに天に帰る。この火で餅を焼いて食べると一年間風邪をひかないといわれる。

鹿島地区地域振興協議会は、1月7日午後3時から8時まで前夜祭を行い、8日午前6時から火入れ式、焚き上げを行う。正月飾りを送り、無病息災を祈るどんど焼きだ。「子どもたちに楽しんでもらい、伝統行事を伝えたい」と参加を呼びかけている。  

*場所 いわき市鹿島町下蔵持字御宝田、県道常磐江名港線沿いの水田


by kazu1206k | 2009-12-30 16:02 | 地域 | Comments(0)

佐藤かずよし


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