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いわき市中央卸売市場の初市式

今日1月5日は、小寒。これから本格的な寒さが始まる。
そんな中、いわき市中央卸売市場の水産物部、関連事業者、青果部の初市式が行われた。
市議会の環境経済常任委員会のメンバーが、昨日の花き部に続き、まだ暗い午前5時40分に集合。雨上がりのせいで気温もそれほど下がらず、6時から7時過ぎまで、それぞれの初市式に参加した。
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水産部に並んだインドネシアやバリ産のマグロ。競り前の作業が始まっていた。
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地元の久之浜産のヤナギカレイ。地元からはアナゴやメヒカリも並び、初競りには、地元の大振りのヒラメがかかり、威勢のいい仲買人の声が場内にこだました。このヒラメを福島県産品として輸出できないか、と言う話も持ち上がっている。
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青果部に並んだ宝船、野菜や果物などが船に盛られ初競りの縁起物として、競り落とされる。手前の半切りには、恒例の紅白の餅が入っており、式の終了後、関係者に投げ餅として、配られた。
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1977年に開場したいわき市中央卸売市場も33年の歴史を持つが、近年の大型店の全国展開と大手流通業者による流通の変化、農産物直売所の拡大などによって、様変わりの感がある。
買参人(売買参加者)として33年市場に通っている小売業の方の話では、開場当初880人いた買参人も、今では23人だという。
市民の台所として、生鮮食料品等の流通と生産者と小売業者の方々を支えてきた市中央卸売市場がこのままでいいのか。市場外の流通比率が高まり、生鮮食品流通に占める卸売市場経由率が低下しているなかで、卸売市場で生き残りをかけた市場取引活性化策をみいだせるのか、よくよく考えさせられる朝であった。


by kazu1206k | 2010-01-05 09:32 | 農水商工業 | Comments(0)