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プルサーマルと寿命迎える福島原発、脱原発福島ネット総会

脱原発福島ネットワークの2010年総会が1月16日に、福島原発の立地町で開催された。
結成22年目を迎え、総会では、双葉地方原発反対同盟の石丸小四郎さんが「プルサーマルと立地町の動き」と題して、2009年から2010年への脱原発運動の課題を提起した。

石丸さんの提起内容の概要は、以下の通り。

●プルサーマルと高レベル放射性廃棄物最終処分場誘致を巡る動き、として
①プルサーマルを巡る動き
②高レベル放射性廃棄物最終処分場誘致を巡る動き
③この背景にあるもの
④県エネルギー政策検討会の動き
⑤県議会エネルギー政策議員協議会の動き

●現状分析と課題、として
①県エネルギー政策検討会がプルサーマル計画と核燃料サイクルに焦点を当てて課題を指摘し、知事が再検討を指示したのは評価できる。
②県議会エネルギー政策議員協議会が各会派で議論した結果、プルサーマルに対する賛否が分かれたことは評価に値する。
③今後は、玄海原発の視察結果と核燃料サイクルの高速増殖炉・高レベル放射性廃棄物最終処分場・六ヶ所再処理工場と第2再処理工場などの3本柱が焦点となる。特に、帰すうを決するのは「使用済み燃料」問題ではないか。
④これまでネットワークが要求してきた「県民の意見を聴く会」と耐震安全性評価中間報告検証をどのように求めるのかが課題。
⑤全国的な反プルサーマル運動のMOX燃料製造確認試験・品質保証問題も東電交渉の課題として重要。
⑥福島第一原発1号機は39年目の老朽炉、廃炉問題をどう具体化するかの課題。
⑦民主党政権と国策としての原発問題、電気事業者への対応。
⑧県内での脱原発諸組織の統一行動の必要。


by kazu1206k | 2010-01-18 18:23 | 脱原発 | Comments(0)