チリ地震津波、災害対策
2010年 03月 01日
太平洋岸の小名浜港では、午後2時29分に津波第1波、高さ40㌢、同7時56分に最大80㌢の津波を観測した。市内24カ所の避難所では、14カ所にのべ353人が避難。江名中と久之浜中では8世帯10人が避難所で夜を明かした。3月1日、午前1時7分に津波注意報に切り替えられ、同午前6時12分、避難勧告も解除された。同午前10時15分、津波注意報も解除、同午後4時、いわき市災害対策本部も解散した。
いわき市は、警報発令を受け、防災広報で警戒を呼び掛け、防災行政無線を使い30回にわたって一斉広報を行なったほか、常備消防、非常備消防併せて65台の消防車両521人の消防隊・団員が出動した。災害対策本部の設置による、出動人員は市職員が309人、消防団員が431人。
津波予報の精度の問題や、災害対策本部の立ち上げ次期の判断など、今後の課題もでてきた。避難所で一夜を明かした市民も不安な夜を過ごしたと思われるが、今回の津波では、幸いにも被害がなかった。出動した市職員、消防団員のみなさん、ごくろうさまでした。
