ラトブ管理組合の不適正な運営
2010年 03月 09日
大きな第四点は、ラトブ管理組合の不適正な運営の改善について、であります。
ラトブの管理運営を担っているラトブ管理組合は、本市を始め、株式会社ラトブコーポレーション、いわき商工会議所など8つの床所有者全員で組織されておりますが、本市は、54%の区分所有権をもつ最大の区分所有者です。
昨年来、ラトブ管理組合の運営と会計処理について、問題が発生しております。わたくしは、昨年10月定例会でも取りあげましたが、依然として不適正な運営が改善されていないようであります。
そこで、以下伺います。
1点目は、平成21年度通常集会の未開催と平成20年度決算の未承認について、です。
ア、規約上、「毎年1回新会計年度開始以降2ヶ月以内に招集しなければならない」とされている平成21年度通常集会が未だ開かれず、平成20年度決算も承認されていません。平成21年度予算も3ヶ月毎、1ヶ月毎の理事会で暫定予算を決めて運営するという異常事態が続いています。規約に反する不適正な組織運営がなされている理由は、何か。
●答弁:教育部長
平成20年度の管理組合決算承認について通常集会が開催できない主な理由としましては、駐車場特別会計における余剰金の取扱いをはじめ、㈱ラトブコーポレーションの経営上の経費と管理組合が負担すべき館全体に関わる経費との区分に関し、管理者である当該法人との間において考え方に相違のあることが上げられます。 そのため、決算案が確定できずに、通常集会の開催に至っていないものであります。
イ、建物の区分所有等に関する法律第19条やラトブ管理組合規約第33条に基づき、共用部分から生ずる利益を、床面積の持ち分に応じて区分所有者に分配していない違法な組織運営について、本市は、関係法令等に基づき適正に行われるべきで適切な対応を求めていくと議会答弁しましたが、関係法令等を遵守した適正な運営をラトブ管理組合側にどのように求めてきたのか。
●答弁:教育部長
市といたしましては、平成20年度決算に係るこれまでの協議において、ビル管理に係る経費を明確に区別するよう管理者である法人に対し繰り返して主張するとともに、市民の理解が得られるよう再三にわたり関係法令等に基づいた適正な決算処理を求めてきたところであります。
ウ、適正な決算処理を求めても、溝は埋まらないという状況での継続を、市としてはどう認識しているのか。
●答弁:教育部長
具体的には、駐車場の使用料に専用使用権の設定を求めてきておりますが、市としては、会社経営と管理組合の運営を明確に区別することを求めています。
エ、昨年11月、(株)ラトブコーポレーションの会長、社長らが市長と面会し、ラトブ管理組合の駐車場収入の取り扱いについて、(株)ラトブコーポレーションの収入に当ててほしい旨の申入れがあった、というのは事実なのでしょうか。
●答弁:市長
ラトブコーポレーションの社長以下が要望に来たことは事実です。しかし、わたしは、要望に対してどうするとかのコメントは一切しておりません。
オ、本市は、今後どう対応するのか、お尋ね致します。
●答弁:教育部長
平成20年度の管理組合決算の確定に向け、引続き協議を行うとともに、今後も関係法令等に基づき、管理組合の運営と会計処理が適正に行われるよう求めて参りたいと考えております。
ラトブ管理組合が、法と規約に則った適正な運営と会計処理を行うよう、重ねて求めるとともに、いわきの表玄関である、いわき駅前の中核施設・ラトブの健全な発展を願いつつ、わたくしの質問を終わります。
*2月定例会の一般質問は、以上です。ここまで、お読みいただきありがとうございました。
一般市民である私達には、現状が伝わってこない問題なのですが
いわき民報さんなどでは記事にしない、何か理由があるのでしょうか?
常磐病院の問題や、共立病院の問題も正確に知ることが出来ないのが現状です。
情報発信、これからもお願いします。