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パスコ、個人情報ハードディスクを紛失

パスコ東北事業部は、いわき市から地図情報システムの運用業務を委託されているが、3月19日の報告によると、同社の社員が本市の個人情報を含むポータブルハードディスクを紛失し、ハードディスクの情報の詳細と紛失したハードディスクを捜索しているという。

紛失したハードディスクには、いわき、伊達、多賀城のあわせて3市の土地や家屋の所有者名や住所合わせて201,414件の個人情報が入っていたとされ、本市の個人情報は、主に、平成21年度の市内の固定資産税にかかわる土地・家屋の全データで、所有者の住所や氏名のほかに固定資産の評価額などが入っており、157,212件にのぼるという。
これは、同社の社員がが17日午後6時ごろ、柳津町役場の庁舎内で業務を終えて車で帰る途中、ハードディスクを置き忘れたことに気付き、約40分後に戻ったが、見つからなかったというものだ。紛失したハードディスクは手帳ほどの大きさで、社外には持ち出さないことになっていた。

いわき市は、パスコ東北事業部に厳重注意をして、今後更に調査を行ない、紛失した個人情報の確認を求めて報告を受けることにしている。しかし、いわき市は、パスコとの業務契約において、個人情報の取り扱いは、厳格に定めているというが、データの持ち出し、他市との同一管理などをはじめ、市としての管理監督の不徹底は否めない。今後の調査を待って、パスコに対する具体的なペナルティの問題も出てこよう。

そもそも、地図情報システムの運用業務の委託契約が随意契約として、動かないことも問題のあるところだ。今回の事件の原因の背景になっていないか。パスコ側といわき市側の双方に、慢心があったのではないか。この委託契約は、1年間だというから、4月1日からの対応をどうするのか。当局の対応を注視したい。


by kazu1206k | 2010-03-24 19:12 | 地域 | Comments(0)